駆け出しエンジニアだからこそコミュニティに飛び込んでみよう!
はじめに
初めまして!今回記事の執筆を担当させていただきます、菊田佑輔です。ReactTokyoのコミュニティーメンバーとして今回Discordサーバーに加入してみた感想を執筆する運びとなりました。いかに簡単な僕の経歴を勝手ながら紹介させていただきます。
普段はフロントエンドやブロックチェーン領域の開発に携わっています。2024年春に日本大学芸術学部音楽学科に入学するも、キャリアの再設計を考えエンジニアへの転身を決意。同年秋から本格的に学習を始め、長期インターンに合格しました。現在は平日にシステムエンジニアとして働き、休日はフリーランスエンジニアとして活動しています。費用や時間の確保などを考慮し進学した大学は来年春に退学予定です。
なぜReact Tokyoに参加したのか
まず第一に何よりフロントエンドの開発をしていてReactを触る機会が多くその設計のしやすさから自分の業務では慣れているというのもありますが自分の手から離せないほどReactというフレームワークが好きだからです笑 その他の理由としては、現在勤めさせていただいている弊社がベンチャー企業というのもあり、あまり多くのエンジニアと触れる機会がないため数多くの先輩エンジニア様と交流したく飛び込んでみました!
初学者がコミュニティに属することで得られるメリット
ここからはなぜ僕が初学者にDiscordなどのコミュニティに飛び込むことをお勧めするのかを書いていきます。
自分自身の環境構築
単に環境構築といってもどういうことなのかというと、「人間の適応力を逆手にとって環境を作り上げて成長する」という考え方に基づいています。
この考え方は、心理学の分野でも支持されており、例えば行動デザインの原則を提唱するジェームズ・クリアの『Atomic Habits(習慣が10割)』では、「環境が行動に与える影響」を非常に重視しています。クリア氏は、望ましい行動を促進する環境を整えることが、習慣形成と成長に不可欠であると述べています。
さらに、教育心理学においても、レフ・ヴィゴツキーの「社会文化理論」は、人間が周囲の環境や他者との関係を通じて学習する能力に焦点を当てています。この理論によれば、成長は他者との相互作用や環境との関係によって促進されます。つまり、React Tokyoのようなコミュニティに参加することで、他者との交流を通じた学びの機会を得られるわけです。
たとえば以下のようなメリットが考えられます。
1.刺激を受ける環境の中で学べる
React Tokyoのようなコミュニティには、経験豊富なエンジニアや、日々新しい技術に挑戦している方が多くいます。その中にいるだけで、自分の成長を促すような刺激を受けられます。これは、心理学の「社会的比較理論」にも基づくもので、他者の行動や成果に影響を受けて目標を高める傾向が人間にはあるとされています。
2.課題解決の姿勢が身につく
コミュニティでは、自分だけでなく他人の問題解決のプロセスを間近で見ることができ、学びを共有できます。これは「観察学習(モデリング)」という理論にも関連し、他者の行動を観察することで自分自身のスキルを向上させることができるとされています。
3.孤独感の軽減
初学者にとって、学びの過程で孤独を感じることが少なくありません。しかし、同じ目標を持つ仲間と交流することで、孤独感が軽減され、モチベーションが維持しやすくなります。これは、心理的な安全性を提供する環境がいかに人間のパフォーマンスに影響を与えるかを示す多くの研究(例えばエイミー・エドモンソンによる「チームの心理的安全性」の研究)からも裏付けられています。
React Tokyoのようなコミュニティに参加することは、これらの学術的背景を実践的に活用する一つの方法と言えるでしょう。
先輩エンジニアとの交流がもたらすもの
エンジニアとしてキャリアを始めたばかりの頃は何を優先すべきか、どのように仕事に向き合うべきなのか迷うことも多いと思います。そんな中、React Tokyoのようなコミュニティに参加することで、先輩エンジニアたちがどのように問題を解決し、仕事に向き合っているのかを間近で学ぶ機会が得られます。
開発意欲の向上
先輩エンジニアたちの姿を見ることで、自分が目指すべき姿が明確になり、モチベーションの向上につながります。特に、彼らの効率的なタスク管理や、困難な問題に対して冷静にアプローチする姿勢を見ることで、理想のワークスタイルを描けるようになります。これは、キャリアの初期段階において非常に重要なポイントです。
例えば、コミュニティ内でこんな経験があるかもしれません
- 自分が解決できなかったバグを先輩エンジニアが見事に解決するプロセスを観察する
- 新しい技術を導入する際の考え方や、リスクの取り方を目の当たりにする。
こうした「リアルな学び」は、単なるオンライン教材や独学では得られない価値を持っています。
コミュニケーション能力という財産
エンジニアリングの世界では、技術力だけではなく、他の人と協力して課題を解決するためのコミュニケーション力も不可欠です。先輩エンジニアと対話する中で、以下のスキルが自然と身についていくでしょう
- 技術的な説明力 コードの意図や設計の背景を相手に伝える能力
- 傾聴力 他者の意見や指摘を正確に受け止め、自分の中に取り入れる力
- フィードバックの受け入れ方 建設的な批評を前向きに受け止める姿勢
これらのスキルはプロジェクトを成功に導くだけでなく、チームメンバーとしての信頼感や存在感を高めるためにも非常に重要です。
キャリア成功の基盤を築く
コミュニティで築かれる人間関係は、キャリアを成功させる上での大きな財産となります。たとえば、React Tokyoでの交流がきっかけで以下のようなことが起こる可能性があります
- プロジェクトや仕事の紹介を受ける
- メンターとしてアドバイスをもらえる
- 一緒に新しいプロジェクトを立ち上げる仲間を見つけられる。
エンジニアとしての成長は、個人の努力だけではなく、周囲の人との協力や刺激によって大きく加速します。そのため、早い段階でこうした環境に身を置くことは、将来的に大きな差を生むことになるでしょう
終わりに
React Tokyoのようなコミュニティは、ただ技術を学ぶ場ではありません。それ以上に、「人とつながる」ことで得られるものがたくさんあります。
僕自身、React Tokyoに参加したことで得られた刺激や気づきを通じて、エンジニアとして一歩ずつ成長できています。
もし、この記事を読んでいる方がエンジニアリングの道を歩み始めたばかりなら、ぜひ一歩踏み出してコミュニティに参加してみてください。そして、自分の成長を加速させる環境を自ら作り上げていきましょう!
最後になりますが今回このような記事を執筆させていただく環境をくださったReact Tokyoコミュニティに感謝を申し上げて締めの言葉にしようと思います。
改めましてありがとうございました!
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