Open5
useOptimisticの使い所

ユーザー体験(UX)を向上させるか?
✅ 使うべき
ユーザーの操作に対して、即座に 反応がないとストレス になる場合
API のレスポンス待ちの間に 一瞬でも画面が「古い状態」に見えると違和感 がある場合
❌ 不要なケース
すぐにレスポンスが返ってくるAPIなら不要(数百msで終わるなら違和感が少ない)
逆に、ユーザーが「本当に変更されたのか」を確認したい場合(例:銀行振込)
UI の要件 | useOptimistic 使う? |
---|---|
DnD でリストを並び替え | ✅ 使う(即座に更新したい) |
チェックボックスのON/OFF | ✅ 使う(クリック後に反映されないと不安) |
ユーザー情報の更新 | ❌ 使わない(フォーム送信後、確定を待つべき) |
ファイルアップロード | ❌ 使わない(進捗バーで表現する方が適切) |

楽観的UIで「間違った状態」が見えても問題ないか?
✅ 使うべき
一時的に間違った状態が表示されても、影響が少ない 操作
例:「いいね」ボタン → 失敗しても消せばいい
例:リストの並び替え → 失敗したら元に戻せばいい
❌ 不要なケース
変更が ビジネス的に重要で、間違った状態を一瞬でも見せたくない 場合
例:銀行口座の残高表示 → API のレスポンスを待つべき
例:在庫管理システムで「在庫数を即変更」→ 間違うと損害発生
操作 | useOptimistic 使う? |
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SNS の「いいね」ボタン | ✅ 使う(間違っても戻せる) |
タスクの並び替え | ✅ 使う(UI のスムーズさ重視) |
企業の財務データ変更 | ❌ 使わない(正確性が最優先) |
支払いの確定ボタン | ❌ 使わない(間違いが許されない) |

3️⃣ ユーザーが「アクションの結果」を明示的に確認する必要があるか?
✅ 使うべき
「ユーザーが結果を気にしなくても良い」操作
例:「お気に入り追加」→ すぐに UI を変更し、成功/失敗は裏で処理
例:「タスクの並び替え」→ 画面が即時変わる方が直感的
❌ 不要なケース
ユーザーが「アクションが成功したことを明確に知りたい」場合
例:「送信ボタン」→ 確実に成功を確認するまで UI を変えない方が安心
例:「ユーザー情報更新」→ API 成功後に画面を更新
操作 | useOptimistic 使う? |
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カードの並び替え | ✅ 使う(結果を明示的に確認する必要なし) |
データのアップロード | ❌ 使わない(成功/失敗を明示的に知る必要あり) |
フォーム送信(例:顧客情報更新) | ❌ 使わない(確実に保存されるまで UI を更新しない方が安全) |
トグルスイッチ(例:通知ON/OFF) | ✅ 使う(直感的なフィードバックが必要) |

エラーになる確率が低く、仮にエラーになってもそこまで問題ない場合は即座にUIのFBを早くしてもいいよねっていうもんだと理解した

良いねボタンのような機能はユーザが即時FBを無意識で求めると思う
そこで、レイテンシが大きいと通信中に再度クリックして二重送信してしまうリスクや、失敗した?と勘違いさせてしまう恐れがあると思う
特にtoCプロダクトだと、反応性はユーザ離脱に直結するから大事
今はtoBにいるからそこまで気にしてないけど、反応性とユーザ離脱の相関とか、心理学の側面での研究とか興味ある