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【新形式】1か月で基本情報技術者試験に合格しました

2024/06/24に公開

はじめに

2024年6月にエンジニアの登竜門である基本情報技術者試験を受けて無事合格点を超えることができた(科目A:740、科目B:760。両方600点以上で合格)ので勉強に使用した参考書や学習スケジュールを記します。
これから基本情報を受けようと思っている人や、勉強を始めている人の参考になれば幸いです。

whoamai

  • スタートアップ企業の一人SE
  • 普段はwebアプリの企画~開発~運用保守を一気通貫で一人でいろいろやっています

受験を決めたきっかけ

  • 仕事を通じて得る知識以外に、もっと体系的な知識を習得したかったため
  • エンジニアになって3年なので、そろそろもってないとカッコ悪いかなと思った

学習スケジュール

平日は早起きして始業前に1.5時間程度、終業後ジムで自転車をこぎながら30分程度。
休日は全く勉強しない日もありましたが、平均すると3時間程度。
後は通勤時やお風呂にはいっているときなどスキマ時間を勉強に充てていました。

全体スケジュールは以下の通りです。

1週目:科目Aの参考書通読(一週目)
2週目:科目Aの過去問を解き始める。科目Aの参考書を通読(二週目)
3週目:ひたすら科目Aの過去問を解く
4週目:科目Aの参考書を通読(三週目)。科目Bの過去問を解く。

本当は2か月半ほど勉強期間を取ろうと思っていたんですが、3週目あたりで「これいけるかも」が脳内によぎったので、受かったらラッキーぐらいの気持ちで受けたら受かりました。勉強の比重は9:1(科目A:科目B)ぐらいです。

詳細は次に続きます。

1週目

科目Aの参考書をひたすら読む。第一章の基数変換が早速意味不明で「合格する気しない。絶望」だったのですが、とりあえず全部読み切るぞ!の精神で書いていることが腹落ちしなくても読み進めました。基数変換などの意味不明ゾーンはyoutubeの解説動画を複数見て、「なんとなくわかってきたかも」ぐらいまでは理解を深めるようにはしていました。

2週目

科目Aの過去問を解き始めました。わからない問題は都度参考書を見返して復習し、単語とその意味をノートに書き留めていました。書き留めたノートは通勤時や寝る前など一日一回は見るようにしていました。
机に向かっているときは計算問題をひたすら解く。スキマ時間は計算問題以外をひたすら解く(気分が乗らなければ参考書を読む)。ということをしていました。

一番最初の科目Aの模擬結果は60%台前半だった記憶があります。

3週目

2週目と同じです。このころには科目Aの模擬試験の結果が70%~80%台になっていたと思います。科目Bはこのころにお試しで2~3問解いてみてそこまで苦戦しなかったので、後回しにしてました。

4週目

平日朝のまとまった時間を科目Bの過去問にあてて、それ以外のスキマ時間で科目Aを解いていました。科目Bは参考書を一周して、あとはyoutubeをなんとな~く見ていました。

試験3日前~直前

科目Aの参考書をよく読んで、隅っこに書かれている赤字部分の用語などをひたすら頭に入れていました。あと間違えた問題を別のノートに書き留めていたので、それを見返していました。

科目Aの勉強法

アウトプット(過去問道場)が多くなってきたなと思ったらインプット(参考書を読む)、インプットに飽きたらアウトプットをひたすら繰り返していました。
わからなかった分野や単語はノートに書き留めておいて、スキマ時間に見直し記憶を定着させるようにしていました。

科目A使用教材

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年

https://gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13807-3
完全に好みで選びました。イラストやマンガが途中にあり、終始楽しい感じです。
一週目の参考書をとりあえず通読することが結構ツラいので、ご自身が「これなら読めそう」と感じるものにしたほうがいいと思います。

基本情報技術者試験ドットコム

https://www.fe-siken.com/
言わずもがな。模擬試験モードで「全年度対象」「選択肢をランダムに並び替える」で一日60問は必ず解いていました。3~4週目になると問題と答えを覚えてきてしまっていたので、参考書をよく読むほうにシフトしていました。

【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん

https://www.youtube.com/@kihonzyouhou?themeRefresh=1
参考書には書いていない内容もあったので、補完する目的でお風呂に入りながら倍速でみていました

ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】

https://www.youtube.com/channel/UCUARkmYU3gZK7WueJ-GlGig
基数変換など文系がはまりがちなポイントの説明が一番わかりやすかったです

科目Bの勉強法

普段からコーディングをしている人はそこまで時間をあてなくていいと思います。
IPA公開問題を2~3問解いてそこまで難しいと思わなかったので、参考書を一周して終えました。
ケアレスミスによる失点(問題を読み間違える、単純な計算ミス)が多かったので、じれったいと思いつつも参考書通りにトレース法を行い、そこから我流トレース法に移るようにしていました。
また、実際の設問のコードを読む前に、それより前に書いている文章(以下は●●を××で返す関数です~...など)の概略部分をよく読み、全体の理解をしてから実際のコードを読むようにしていました。これは、試験当日で勘で選ばなければいけない場面でも「ありえない選択肢」を削るために役立ちました。

科目B使用教材

情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版

https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798182520
この教材で説明している「トレース法」がめちゃくちゃ長くてじれったいのですが、耐える気持ちで最初のうちは説明通りにやりました。結果ケアレスミスがめちゃくちゃ減ったので、おススメです。

試験当日

直前~試験開始まで

  • 14時30分に予約したので、午前中に試験会場の近くで単語を詰め込んでいました。
  • 14時15分ごろ会場につき、席が空いていたので早めに開始しました。
  • 会場で耳栓を配っていたので、もらいました。
  • PC画面でダークモードが選べたので、選びました。

最後の2点は普段から馴染みのある環境だったので選択しました。
結構緊張していたので、普段と近い環境にしてリラックスできるように努めました。

科目A(740/1000)

  • 過去問そっくりそのまま出ているな、と気づけたのは1~2問程度
  • 完全初見、ナニコレ意味わからんが3~4問程度
  • これだった気がするけどあんまり自信ないが3~4問程度

60問解き終わって30分程度余っていたので、チェックをつけた問題(CBT方式では"後で見返す"フラグをつけることができます)を見返していました

体感は「もしかしたら合格点ぎりぎり足りなくて落ちてるかもな」という感じでした

10分休憩

トイレに秒速で行きました。
あと科目Bで喉乾いてつらかったので飲み物買っておけばよかった。
せき込んでいる人が結構いたので、会場は乾燥していたんだと思います。

科目B(760/1000)

  • 後半のセキュリティ問題(16問~20問)から解き始めました。そこまで自信ないものもありませんでした。すべて解き終わった時点で20分程度経過していたと思います。
  • アルゴリズム問題(1問~14問)は計算して解きましたが、ワカラン!または自信ないが1~2問程度ありました
  • アルゴリズム問題の最終問題(15問)は残り時間30秒+過去問から最初から解ける自身はなかったので完全に勘でした

問題を見返す時間はありませんでした。アルゴリズム問題後半(14問~15問あたり)は元々捨てていたので、セキュリティ問題やアルゴリズム問題前半の、ケアレスミスさえしなければ得点につながりやすいところに時間を割いていました。

当日はメモが自由に使えない(一枚書き終わったら呼び鈴を押して係員の方から一枚もらう形式)ことと、精神的な焦りもあり、練習時よりかなり汚いメモになりました。

結果発表

科目Bが終わった時点で点数が画面にどーんと出てきます。私の点数は前述の通り(科目A:740、科目B:760)でした。うれしかった~

終わりに

勉強を始める前に「基本情報とっても意味ない~」とかノイズを耳に入れてしまったこともあったのですが、実務でなんとなーくの理解で終わっていたことが勉強できて本当によかったです。勉強で得た知識が実務に役立っているということが実感できましたし、簡単な資格と周囲に思われていても試験に合格したことが純粋にうれしかったです。基本情報受験しようか悩んでいる方はぜひ!受験をおススメします。

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