Macでmidiを再生する方法
こんにちは。
はじめに
最近、NES Sound Driver&Library(以下nsdlibと略記)のバージョンをあげたり、テキスト音楽サクラのバージョンをあげて、制作環境を変えた関係でMMLを書くMacの環境を変えたりしました。
Macでmidiを再生するのにはコツがあるようで、苦労されている方が結構いらしたので、そのあたりについて書いておきたいと思います。
macOS10.12(macOS Sierra)までの方
こちらのmid radio playerのMac版がおすすめです。(XG音源です)
とても便利な再生プレーヤーで、私もMacのバージョンをあげる前に使っていました。
macOS10.13以降では、✖︎マークがでて使えないのですが、古いMacだったらこちらで良いと思います。
それ以降の方はMIDITrail
こちらのMIDITrailはiOS版もあり、iPhoneでもmidiを再生するのに利用可能です。
iPhoneの場合はiCloudにmidiをあげておいて、そこからMIDITracilで読み込むと再生が容易です。
Macの場合にもSoundFontが必要だと思いますので、私はGeneralUser GS v1.471.sf2を使っています。
こちらからダウンロード可能です。
こちらはXGではなくGS音源になりますので先ほどのmidradioPlayerとは音が違うと思います。
確かXG音源はYAMAHAが出している製品以外は違法なものだったと記憶していますので、公式のアプリやソース以外の場合はGS音源を使われるのが良いでしょう。(AndroidにはYAMAHAの公式の着メロのアプリでXG音源が使えるものがあります。)
(なぜmidradioplayerが必要かというと、こうした著作権的な問題も大きいのですよね...)
コマンドライン(CUI)で鳴らす
最後にコマンドラインでmidiを鳴らす方法です。
timidty++などもあるようですが、私は普段はfluidsynthを使っています。
まずはHomebrew導入してfluidsynthをインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
できたら
brew help
確認してインストールします。
brew install fluidsynth
fluidsynthの使い方
fluidsynthをひとまず鳴らすにはオプションに -i を使います。
fluidsynth -i "SoundFont/Soundfont.sf2" "sample.mid"
これでmidiが再生可能です。
fluidsynth -i "GeneralUser GS 1.471/GeneralUser GS v1.471.sf2" "20230501.mid"
こんな感じで
鳴らしてみましょう。
再生の停止にはControl + Cを押します。
その他fluidsynthのオプションでwaveファイルの書き出し→mp3の生成なども可能です。
ご参考にどうぞ。
お疲れ様でした!
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