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23冊目 化学的根拠に基づく最高の勉強法

2024/02/24に公開

概要

項目 内容
タイトル 化学的根拠に基づく最高の勉強法
発表年 2024
読んだ日 2024/02/24
お勧め度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

読んだ理由

  • 転職に伴い勉強の機運が高まった
  • 今後も学び続けるため、学び方を学びたい

狙い

  • 効率的な学習方法の取得

実践

  • 30分などで良いので区切って毎日勉強する。
    → アクティブリコールと反復練習。
  • なぜ?と自問しながら問題を解く。
    → Elaborative interrogationで理解を深め、関連付ける知識を広げて取得する。

刺さった言葉たち---

表面的に情報が処理しやすくなったことで、実際には内容を記憶し深く理解していないにもかかわらず、
覚えた気になってしまう、理解した気になってしまう心理的な現象は、
「流暢性の錯覚(幻想)(Thefluencyillusion)」と呼ばれています。

効率良くないけど頑張ったら、それでよしにしてしまう気がする。
こういうのを少なくし、本質的な学習をすべしというのがこの本の内容。

あまり効果のない学習法として、「ハイライトすることや下線を引くこと」があります。
なんとなく勉強した気になりますが、これにはあまり効果がありません。

これはやってしまうというか、やって満足するところはあるかも。
後述するけど、これがダメなのではなく、ここで満足してはいけないってこと。

アクティブリコールとは「勉強したことや覚えたいことを、能動的に思い出すこと、記憶から引き出すこと」です。

「繰り返し覚える」って学習法は、正しくはこのアクティブリコールをすることみたい。
あんまり意識せずに何度も読んでも効果的ではなく、意識的に記憶から引き出す行為が重要。

学習に関する数多くの研究から、思い出す作業、アウトプットすることこそが、
記憶を長期に定着させる効果的な勉強法だということがわかっています。

単純に読み返すよりも、白地の状態で思い出し、これを記述するなどが効果的みたい。

勉強の本当の効果は、勉強している本人には実感しにくいことがある。

アクティブリコールとかもそうで、やっている間は実感しずらい。
けど確実に力になっていくから、信じてやって成功体験を積むことが重要。
すなわち正しい方法での実践あるのみ。

白紙勉強法
①英単語のリスト、教科書の章や段落、新聞や本など、覚えたい情報をまず読みます。
その後、その情報を見ないで、覚えたい内容を、白い紙にできるだけ書き出していきます。

②、わかっていないこと、忘れていることについて教科書を見直し、情報を確認します。

③ ①と②を繰り返し、わかっているかを確認する。

ウメハラの言う、意識せずともできる状態を作るに似ているなぁ。
これを実践することで、無意識下でも思い出して自分の力になっていくんだと思う。

書き出したり、ブツブツ呟いたり、声に出したりしたほうが記憶に残ることが知られていて
プロダクション効果(Productioneffect)と呼ばれています

これは昔から言われているね。
正式名称が付いているんだ。こう言うのを知るだけでも意味のあることとしてやりやすくて助かる。

誰かに教える、または教えようとすることで、その学習内容の理解が深まることを
プロテジェ効果(Protégéeffect)と言います。

これも昔から言われている。
小学生でも分かるように説明してみるってのは、こう言うところから来てるんだろうね。

時間をあけて勉強することは、「分散学習(Distributedlearning/practice)」や
「間隔反復(Spacedrepetition)」と呼ばれています

一気にやるのではなく、時間を小分けにすると良いって話。
これをやると、思い出すために少し頭を使って効率悪いけど身につくなと思ってたけど、実際に良いんだ。やっていきたい。

アクティブリコールと間隔反復、この2つを組み合わせた勉強法が、
現代の学習の科学的根拠に基づく、誰でも実践可能で効果の高い方法だと考えます。

なお、この2つを組み合わせた学習方法は、
時に連続的再学習(Successiverelearning)、や分散された想起練習(Spaced/Distributedretrievalpractice)などと呼ばれます

これかーー!今後意識してやっていくか。
英語を勉強する必要があるので、これでやることに決めた。

Elaborative interrogationとは、ある知識について踏み込んで質問してみることです。

なぜ?を自問して自分で回答していくと身についていく感覚があるけど、これのことみたいだ。
学習時にこれを取り入れることで、理解を向上させることができる。

インターリービングを簡単に説明すると、
似ているけれども異なった複数のスキルや勉強のトピックを交互に学習する学習法のことを指します。

これも効果的らしい。
大きく異なるトピックだと意味ないみたいで、例えば数学と英語というよりも、
英語の中で文法と長文などを分けて交互に勉強すると良いらしい。

自分との関連を考えさせ学ぶ価値を認知させることを
利用価値介入(Utilityvalueintervention)といいます。

なぜ自分にとってこの勉強が必要なのか?を考えることがモチベーションになり、
これが継続を産んで効果的になる。
必然だよね。だから選択と集中は、日常の勉強でも必要な行為。

日本で一日中勉強していた時期、僕は勉強場所を数時間ごとに変えるということをしていました。

場所を変えるのも効果的らしい。
多分、いろんな刺激を変えることがいいんだと思う。
これも含め、インターリービングやアクティブリコール、プロダクション効果、プロテジェ効果など全部、
様々な刺激で学習していくのが良いんだろうね。
やっていこう!

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