📙

9冊目 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える

2023/10/23に公開

概要

項目 内容
タイトル 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える
発表年 2022
読んだ日 2023/10/23
お勧め度 ⭐️⭐️⭐️⭐️

読んだ理由

  • 最近仕事での悩みを言語化していったため、タイトルがぴったりだった。
  • 今後の社会人人生において悩みとの付き合いは避けて通れない。

狙い

  • 悩みの解消のための方法論を学ぶ
  • 自分の悩みやメンバーの悩みのアドバイスを学ぶ

実践

  • 悩みが発生したら、自分ができることを考え実践する。
    → 悩んで変えられる範囲と変えられない範囲があることを自覚し、できることをして悩みに進捗をもたらす。
  • 苦手な人がいても、粘り強く会話し続け関係性を築く。
    → マネージャーとして、全てのメンバーで成果にぶつかるための心得として持っておく。
  • 1週間悩んだら、十分悩んだと判断して次のことを考える。
    → 進捗があれば別。進捗がないことを1週間以上考えるのはやめる。

刺さった言葉たち

悩みを乗り越えることができた時、必ず「自己成長」が起こります。
それによって、問題解決能力はアップし、その後に抱えた「悩み」は、もっと楽に乗り越えられます。

「悩み」は成長のためのステップ。
これを繰り返すと、問題解決能力が上がって仕事も上手くできるようになるって考え方いいね!

なぜ「悩み」は発生するのか?
私は、「前に進めない」「停滞」「足踏み」こそが、「悩みの本質」と考えます。
困難な状況においても、少しでも前進しているならば、状況は改善し、悩みは徐々に軽くなっていきます。

進捗があると仕事が捗ると同じように、悩みも進捗的な考え方があるんだなぁ。

悩みを解消するために、根本的な原因を取り除く必要は、これっぽっちもないのです。
原因を改善しなくてもよい、とわかるだけで、気分はものすごく楽になります。 

原因は保留にしたまま、やれることを、やれる範囲で、1つずつ片付けることが重要です。

ネガティブケイパビリティに近い考え方だと思う。
完全なる解決はできなくて、その状況を受け入れることが大事。

-10点の状態を「原因解決」によって0点にするのは難しい。
まずは、-10点を-9点にすることを目標にするのです。
「それならできるかも!」と思えませんか。たった1点でもプラスに動き出すと、「なんとかなる」感覚が得られます。

悩みにおける進捗の出し方。改善されているかどうかを小さなレベルで認識する。

悩みは人生のスパイス。
あなたの人生をより面白く、より豊かにするための、必要不可欠な味付けです。

こういう捉え方ってめっちゃいいよね。
ぶつかっている内容がきついほど、この考え方ができる余裕がなくなるけど常にこれくらいの余裕が欲しい・・・。

大失敗をやらかした、親や教師に叱られた、好きな人に告白して振られた、
全てあなたの「レジリエンス(心のしなやかさ)」が鍛えられる良い経験になります。

「失敗から生まれる悩み」はトレーニングできるもの。
RPGのようにトレーニングして強くなり、結果レジリエンスが鍛えられる。凄く良いまとめ方。

悩みを分析していくと、自分自身が見えてきます。
自分の弱さや、不十分な点、時には自分が「逃げている点」も。

これめっちゃ分かる。
GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかたでもマネージャーに求められる素質として、「セルフアウェアネス」(自らを内省し、客観的に見つめる能力)を挙げていた。

この「コントロール感」というのは、仕事の種類、業種に限らず、
本人が「コントロールできている」と自覚していることが大切です。

悩みは自分でコントロールできないところにあると思うからきつい。
しかし、自分自身の考え方や行動はコントロールできるので、できることからコツコツやるのが実は最短。

コントロール感を取り戻す3つの言葉
1 なんとかなるさ。
2 できる!
3 やれることをやれる範囲でやっていく

まさに自分の意識や行動を変える言葉達。
自分自身ならいいんだけど、メンバーにこれを促すにはどうすると良いかは考えないとな。。

過去の嫌な出来事を思い出し、後悔したり、不快になったりして落ち込んだ時は、
「今」に意識を向けてください。
「今」にチューニングするだけで、「後悔」は「安心」に変わります。

この過去の出来事を考えるのは、自分は徹底的にやってしまうのでそれを今に向ける癖をつけたい。

キャッチボールをすると肩が温まってくるように、人間関係も温まってくるのです。
相手のことが好きだろうが、嫌いだろうが、キャッチボールを続けていくと、人間関係は改善していきます。

苦手な人がいても、継続的に喋り続けることの大切さ。1on1の心得的なところがある。

あらゆる攻撃をスルーする言葉、「そんな人もいる」

これマジで最強。マウント取って来る人対策。

原因を取り除かなくても、視座転換すればいい。
そう言われても、なかなかすぐにはできませんね。
そんな時、簡単に、そして一瞬で、視座転換することができる魔法の言葉があります。
 それが「別の方法は?」です。
 
 目的を実現させるために必要なら、他人の力を借りれば良いのです。
 これも「視座の転換」の一つです。

悩みは、見方を変えるだけで大きく前進することがある。
それを強制的に発動させるために、「別の方法は?」と自問するってことね。良いね。

ポジティブ思考

最初からあきらめるのでもなく、無理して「チャンスだ!」と思い込むのでもない。
先入観を外し、感情的にならない。 根拠、証拠、データを集めて現状を分析し、冷静に判断、行動する。 
クールに前向きな可能性を模索していく。 
これが、ポジティブ心理学でいう真の「ポジティブ思考」です。

靴の営業の人が、無人島にいって靴を売りたいけど、先住民が靴を履いてなかった。
この時のポジティブ思考は「靴履いてないってことは靴売るチャンスじゃん!」。
ネガティブ思考は「靴いらないじゃん。おわた。。」
って考えがちだけど、上のポジティブ思考の人はただの楽観者。

真のポジティブ思考とは、心をニュートラルにして現状と周りの人の気持ちを把握して得るチャンスを見定める人。
これ凄いいい考え方というか、常にこうありたいと思う。

自己肯定感

「こんな大失敗をして、なんて自分はダメなんだ。だけど、ダメな自分も自分なんだ」
 「私は暗い性格。だけど、それも私の大切な性格。自分の一部」
  このように、どんなにダメな自分でも、それを肯定できるのが真の自己肯定感です。

「自己肯定感」も勘違いされて理解されやすい言葉。
なんでもできるが自己肯定感ではなく、失敗してもそれも含めて自分はなかなかいい感じと言えるのが真の自己肯定感。
失敗はしても良いもの。悩みはあって当然のものとして理解する。

失敗、ミスはしょうがない。その事実は変えられないのです。
二度と同じミスをしなければ良いのです。
失敗をあなたの成長につなげるために、フィードバックを忘れずに。
フィードバックのための質問は、「同じ失敗を二度としないために、今出来ることは?」です。

これは毎回やるなぁ。自分の場合、やりすぎて迷宮入りする。。w

人間は追い詰められると、何か一つの考えにとらわれてしまい、周囲の事柄に考えが及ばなくなってしまう。
これを「心理的視野狭窄」といいます。
「心理的視野狭窄」に陥ると、周りのことが全く目に入らなくなります。
「人に相談したり、本を読めば問題解決に役立つ」という、当たり前のことも考えつかなくなります。

悩みの答えは、検索や読書や相談にあるのにこれが見えなくなる状態。
こうなると、1on1で相談すらしてもらえなくなってしまうから、こうならないように日々のケアが大事。

一人で一週間悩んだら、それ以上は時間の無駄。
更に一週間、自分の知識と経験を総動員したとしても、残念ながら、良い対処法が上がる可能性は低い。

これは自分自身にめっちゃ言いたい。
ずーっと考えちゃう。今に目を向ける。

なぜ読書が悩み解決の役に立つのか?それは、「他人の頭の中」を覗くことができるからです。
対人関係のトラブルが起きる原因は、相手が何を考えているか分からないから。
相手が考えていることが分かれば、対策は簡単に立てられます。

これは現在進行形でこの力を実感している。
読書って凄い。なぜなら共通言語がない人とも共通言語化できるから。
だからドキュメント化力って大切だし、プレゼン力も大切なんだと思う。

「今の自分には無理」でいいのです。半年後に可能になっていれば十分です。
半年間、努力をして辻褄を合わせる。半年後の自分を信じるのです。

未来は何が起こるかわからない。「未来の視座」×「今、できること」。
「今、できること」を積み上げたものかが未来です。未来は十分にコントロール可能です。

難易度が高いことにチャレンジする際の悩みは、未来の自分を信じて乗り越える。
・・・多分なんとかなる。

心理カウンセリングの一つの目標ポイントが【言語化】です。
言葉にするだけで、「無意識」が「意識」に変わるのです。

どうすれば頭の中の堂々巡りを抜けられるのか?その解決法が言語化です。
自分の悩みと向き合う場合は、ノートに書きながら考えると前に進みます。

言語化は綺麗にできなくても良くて、とにかく書いてみると進むことがある。
自分も悩みをパワポに書いていって、上司と1on1でぶつけてた。
改めて、悪い方法じゃなかったんだなって思った。

人は、なぜ相談できないのか。
「相談できない症候群」の原因は何でしょう?
人に相談するのに、心理的障壁が高くなってしまう理由は、「相談することが自己開示」だからです。

カウンセリングが終わったあとのクライアント(来談者)は、
毒が抜けたような爽やかな表情を浮かべますが、それは「自己開示の癒やし」効果によるものです。

自己開示の癒しって超あるよね。コーチィングはまさにこれだと思っている。

自分が「話しかける」ことは自分の意思で決められますが、相手の感情は、相手に委ねるしかありません。
それでも相手と親しくなりたいのなら、
「嫌われる勇気」を持ってでも、自分から行動するしかない。
自分から話しかけ、自分から心を開き、自分から相手を信頼する。

この相手を信頼して自己開示するのってめっちゃ怖いよね。
なんでこんなことしなきゃいけないのか?ってくらいやりたくない。
自分がマネージャーをする上で、最も怖いのがこれな気がする。。。

上司と部下の関係性においても、ほとんどの上司は「仕事上の悩み」を打ち明けて、
相談されると「うれしい」と感じるはずです。

これは間違いないと思う。
良いマネージャーであればあるほど、この傾向があるはず。

言語化の魔力がかかった行為「ガス抜き」
ガス抜きの特徴は以下。
1 解決しなくていい
2 話すだけで9割解消

ガス抜きのための会話いいよね〜。
ただし、悪口・ネガティブ体験の反復・自己卑下はダメ。
それでも自分は大丈夫、さぁ次は何しよう?を聞いて促す。素敵。

「自分はできる」「今の自分でいい」「今の自分は最高!」と、
ポジティブな言葉を増やしてください。
無意識に溜まっていたゴミは、次第に浄化されていきます。

修造松岡はやっぱり一家に一台なんだな。
めっちゃ面白いけどChatGPTのプロンプトにこういうの入れると良いって記事あったなw

友達が一人もいなくても、「ガス抜き」はできます。
ノートとペンを用意して悩みを書き出せばいいのです。

実際に、書き出すのは自分もめっちゃやった。
思考の整理にすごく良かったし、次どうするも考えやすかった。

歩きながら考えれば、考えごとはすぐに解決します。
歩きながら悩めば、悩み事は解消に向かいます。

面白い。これもやった。ずーっと歩きながら考えてた。
結構、悪くない行為をしていたんだなぁと改めて思った。自分にとっての良書。

「行動しないから、悩みが消えない。
行動すれば、悩みは消える」と自身に言い聞かせてください。

これは家訓にしたいレベル。

「ネガティブ注目」を手放し、「ポジティブ注目」に切り替える。
たったそれだけの視座転換で、「不幸な毎日」が「幸せな毎日」に切り替わります。

着目すべき点をネガティブではなく、ポジティブに変える。
日記をつけたりする場合も、ポジティブを書く。
この積み重ねで、人生は上向くって結構簡単だけど続けるコスパいいね。

GitHubで編集を提案

Discussion