22冊目 人望が集まる人の考え方
概要
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 人望が集まる人の考え方 |
発表年 | 2016 |
読んだ日 | 2024/1/3 |
お勧め度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
読んだ理由
- 物事を前に進めるために人望が重要である機運が高まっている
- 自分自身の振る舞いをより良くしたい
狙い
- 人望を集めるための考え方を学ぶ
- 他者との協働をやりやすくするための方法論を学ぶ
実践
- 全ての人は自尊心を向上させてくれる人と一緒に居たいと思うことを理解し、これができるように振る舞う。
→ 相手の言うことを受け止め、相手のニーズを満たす行為を意識する。 - 自分の凄さをひけらかさない。
→ 何か狙いがある場合には良いが、それ以外で威張る必要は一切ない。メリットがないから。 - 目立たない長所を褒めるようにする。
→ これが相手から注目されていると思われるポイントになるので、積極的に意外な点を褒めていきたい。
刺さった言葉たち
よい人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。
自分と相手にとってどっちも良い事をして、結果的に自分が求めるものを手に入れるのが良い人間関係なのね。
give and takeってことだけど、改めてこれは人間関係に対して重要である。
一般に、幸福な人は不幸な人より多くの幸福を振りまくし、
成功者は失敗者より多くの恩恵を周囲の人にもたらす。
周りに集まる人は、自分を映す鏡って事ですな。
周りを変えたければまずは自分から。
成功と幸福をもたらす最大の要素は、人間関係の技術である。
ここまで言い切ると凄いよね。
でも、実際何をするにしても人間関係は重要だから言い切ってしまっても良いのかもね。
学生時代に最高の成績だった人の収入は、最低の成績だった人の収入と比較して、
年収で200ドルの差しかなかったという。
つまり、高度な専門技術を身につけた人でも、そうでない人と比べて収入にそれほど差がないということだ。
しかし、人間関係の技術にたけた人は、優秀な学業成績を収めた人より収入が約15%上回り、
人間関係の技術がつたない人より約33%も多くの収入を得ていた。
スキルではなく、良い人間関係を構築できる力の方が大事ってことだね。
それだけ金銭を得る仕事は、人間の関係で出来上がっているからこそ大切って事だね。
すべての人は自分の自尊心を大切にしてほしいと願い、それを傷つける人を敵とみなす。
人間はやっぱり承認欲求の塊だ。
自分自身もそうであると意識することが重要。
自尊心が満たされていないと、人々は摩擦やトラブルを起こしやすい。
マズローの欲求の階層っぽく、プライドはまず満たさないと良い仕事ができないってことか。
だから、満たしてあげることができる人は良い人間関係を構築できるってことだね。
他人をこき下ろす傲慢な人は、自尊心が低いために苦しんでいる。
こういう人を理解するには、二つの事を知っておく必要がある。
ひとつは、自分の重要感を高めようとして他人をこき下ろしていること。
もうひとつは、誰かに少し批判されただけで、すでに低い自尊心が崩壊するのを恐れていること。
威張り散らかしている人は、相対的に自分の自尊心を得るために他者を攻撃する。
更に、自分の自尊心を落とさないように先に攻撃する。
まぁこういう人の周りにいるとそれだけで疲れるよね。なんとかならんものか。
低い自尊心で悩んでいる人に辛らつな意見を言ってはいけない。
そんなことをすれば、相手はますます手に負えなくなる。
議論に勝っても人間関係が壊れるだけだ。
相手の自尊心が低い場合、相手を攻撃しても良いことはない。
その相手の自尊心を満たしてあげることを優先すべきか。
周りくどくてめんどくさいんだけど、こういう積み重ねが良い人間関係を構築できる力ってことだな。
気難しい人に対処する効果的な方法は、たったひとつしかない。
その人が自分自身をより好きになるのを手伝うことだ。
めんどくさいパート2。
しかし、相手にポジティブになってもらえるような影響力のある人間にはなりたい。
なので、この思いを大切にしないといけない。
心のこもったほめ言葉をかけて相手の自尊心を満たせば、
気難しい人に対して大きな効果を発揮する(普通の人に対して効果があることは言うまでもない)。
なるほど、すなわち相手の自尊心を向上させるテクニックは、自尊心の低い人だけでなく万人受けする。
なので、自然とできるようになっておくとお得ってことだね。
これは確かに良い心の持ち方かもしれない。
世界中の人々が最も飢えているもののひとつは、自分の重要感である。
つまり、すべての人は自分の価値を他人に認めてほしい、自分をほめてほしい、
自分に気づいてほしいと思っているのだ。
あなたが持つ「隠れ資産」の効果を具体的に説明しよう。
・あなたは他人の価値を認める力を持っている。
・あなたは他人が自分を好きになるのを手伝う力を持っている。
・あなたは他人を受け入れて大切に扱う力を持っている。
相手の自尊心を向上させる力はみんなが持っている。
他人の価値を認め・他人が他人自身を好きになるように手伝い・その思いを大切に扱える。
これは技術であり「資産」である。これを使えば人間関係が向上するから、どんどん使おうと言うことみたい。
すなわち、誰にでもできることなんだよってことだね。
自分の隠れ資産を相手に与える時、何が得られるかを考える必要はない。
それを気前よく与えれば、必ず何倍にもなって戻ってくるからだ。
上記の内容はどんどん出し惜しみなく使えってことですな。
この行動が自分の周りをポジティブにして自分に跳ね返るってことだね。
とても良くわかる。
相手に重要感をもたせる3つのルール
ルール1 相手を重要な存在とみなす
ルール2 相手に注目する
ルール3 相手に威張らない
相手の自尊心を満たすためのルール3つ。
改めて見ると、めっちゃ当たり前な内容だよね。
相手としっかり向き合って、偉そうにしない。すげー当たり前だけど、これができない人が多いんだよな。
相手に注目する場合、その相手が多いと注目しきれないと思うかもしれない。
しかし意外なことに、一人ひとりの重要感を満たすには少しずつ注目するだけで十分である。
全員に超注目しなくても良くて、一人一人に少しずつでも注目すれば良いらしい。
これはやりたいと言うよりも、物理的に難しくてこうなってしまうよね。
でも、少しずつでも大丈夫って言われると心が軽くなる。
相手に好印象を与えたいなら、自分の凄さをひけらかす必要はない。
相手に感銘を与える最も効果的な方法は、自分が相手に感銘を受けたことを伝えることだ。
自分のことを誇張する必要は全くなく、相手を褒めるってことね。
これは肝に銘じたい。うまくやってる人ほど、これを自然と体現できている気がする。
相手の間違いを指摘する前に、「相手が正しいかどうかは大きな意味を持つだろうか?」と自問しよう。
誰かの間違いを指摘することが、目的を達成するかどうかを確認するべしって感じだね。
別に間違っていても、正しく前に進めるならそれでいいじゃないって感じか。
指摘は、人間関係を悪化させるリスクがあるから、目的に対して大した問題ではなければそれで良いと受容することも大切か。
これはわかる気がする。自分のエネルギーは、目的達成のために本質的に必要なことだけに使いたい。
どんな種類の話し合いを始めるときも、まず
「自分は何を求めているのか?この話し合いがどんな展開になることを期待しているのか?
どういう雰囲気で話し合いをしたいのか?」と自問することが望ましい。
議論する際は、その議論で何を得たいかを自分自身でしっかり認識しておくことが重要ってことだね。
これは議論だけでなくMTGなどなんでも大切だなぁ。
他人についてネガティブな発言をすると、自分について悪い印象を相手に与える結果になるのである。
自分の言動は、自分を映す鏡ってやつね。
改めて気をつけたい。
人々はネガティブな話し方を嫌うだけではない。
あなたはネガティブな舞台を設定し、ネガティブな雰囲気をつくっている。
だから見込み客が買ってくれないのだ。
ネガティブな話をするのはリスキーってこと。
言い方によるんかな。ポジティブな言い方に変換して言うのが上手い人な気がするんよな。
嫌な気にさせずに物事を正しく前進させるための会話ができている人って、めっちゃ良いリーダーだよね。
「自分が求めていることを相手がしたがっていると想定することほど強力な暗示はほとんどない」と言っている。
何かを通したい場合、相手がそれを望んでいると自分で信じちゃうのが良いんですって!
これはなかなか良い精神論な気がする。 確かに、説得力が段違いな気がするな。
しかし、相手が全く反対のことを考えていたらどうするんだこれw
私はその人がそれをしたくなる理由を見つけ、その人がそれをやりたがっていると想定するようにしています。
そして、その人がそうしてくれるのを確信していることとその人の能力を信頼していることを伝え、
あとはその人の自主性に任せています。
これはマネージャーとして、すごい良いことが書いてある。
期待を伝え、それが実現できる根拠を伝えて自主性を促して実現させる。
これが全ての人にできれば素晴らしいことだよね。
相手に好印象を抱かせる最高の方法のひとつは、相手に感銘を与えようとやっきになることではなく、
相手に感銘を受けたことを本人に伝えることである。
「まず相手を褒めよ。話はそれからだ。」って感じだなw
でもわかる気がする。自分もこれで良いと思う。
人を褒めるときの一つのルールは、目立たない長所を褒めることだ。
なるほど。目立たないところを褒めるのは良いよね。
目立っているところを褒められても、お世辞言われてるなくらいにしか思わないから、それ以外をあえて言うのか。
相手が友好的な態度をとることを確信していたので人を恐れなかったことだ。
だから彼は身構えずにいつも自然に振る舞っていた。
自分に自信がある人って、案外喋ってて悪い気がしないんだよね。
自分が友好的な振る舞いができると確信があれば、それでまっすぐ進めばいいんやな。
人間関係の分野で最も確実に言えるのは、
相手が好いてくれてないと思いこんでいると、
その信念を実体験しやすいということだ。
しかし、もし相手が好いてくれていると確信すると、その信念は現実になる公算が大きい。
病は気からの、人間関係性バージョン。
嫌いだろあいつって思ってると行動がそうなり、結果として関係が悪くなる。
なので、逆になるようにすると良いよってことね。
ぶっちゃけ、行動を変えても変わらない人間もいるけどねw
自分から歩み寄れば、相手と和解することができる。
まぁ、常にこう言う気持ちでいたいね。
マジで変わらない人間もいるから、その時はバスっと諦めた方が早いこともあると思うけど。
あなたがしくじったのは、何かを言ったとか言わなかったからではなく、相手の話にじっくり耳を傾けなかったからだ。
なるほど、これは刺さる。
相手の話を傾聴するのは、本当に大切。
相手の言い方が悪くて、何が言いたいのか分からない場合もあるけど、一生懸命理解するのが大切かも。
反対意見を持つ人を論破したくなるのが自然な衝動だが、本来の目的は相手を説得して賛同を得ることだ。
反論で得たいものが得られるなら良いが、本来の目的を見失ってしまってはダメ。
自分の自尊心の向上は、まず相手の自尊心を満たすことからスタートさせる。
議論に勝つための唯一の方法は、相手が自らの意思で賛同するように働きかけることである。
相手が自然と賛同できるようにするのが最強。
なので相手の懐に入るために相手を褒めるのね。
注意を与えることの本当の目的は相手をおとしめることではなく、相手を向上させることである。
これはめっちゃ大切な考え方。
FBに感謝するというのもこれがベース。
これはいつも自分自身も、誰かから言われた時でも意識したい言葉。
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