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1冊目 勝負論 ウメハラの流儀

2023/09/06に公開

概要

項目 内容
タイトル 勝負論 ウメハラの流儀
発表年 2013
読んだ日 2023/8/26
お勧め度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

読んだ理由

狙い

  • 勝負事における心の持ち方を学ぶ
  • トッププレイヤーの考えていることを学ぶ

実践

  • 毎回の実験結果1つ1つに一喜一憂しない。
    → 毎回の実験の結果は、あくまで1つ1つの結果であり、それを通して成長し続けることが重要であるため。

  • これをメンバーにも共有する。
    → 結構うまくいったいかなかったで心が揺れたりしているので、その中でよかった点や次につなげる点をフィードバックする。

  • 天狗にならずに謙虚に、全ての人に敬意を持って接する。
    → 周りがいるから成長できる。心の持ち様をこれにしたい。

刺さった言葉たち

勝ち続ける、というのは、つまり成長し続けているということです。
同時に、決して誤解してほしくないのは、ある時点での実力差、能力差は、その後の成長力で必ず
埋められるということです。これは、どんな世界でも共通していることだと思います。

しかし本当は、他人に勝つことではなく、成長することが勝利である。
常に目を切らさないようにしているのは、自分自身の成長である。
そして、自分が成長の軌道に乗っているかどうかの確認作業だ。

どうしても目標という言葉を使うのなら、「毎日、来る日も来る日も、自分を成長させるリズムを維持すること」
が該当する。それが一番大切なことだからだ

この本の全て。例えばある施策においてABテストをして勝敗が決まっても、それは1つの結果でしかなく、
これを通してもっと成長することこそが重要という、短期的ではない長期的な視点で本当に良い。

まず、僕が強く勧めたいのは、効率を最優先しないことだ。

基礎固めの段階こそ、たとえ最初のうちはボロボロに負けようと、人から笑われようと、
納得て切るまでじっくり時間をかけて回り道して考え、あえて定石やセオリーとされるものを疑い、時には崩してみる。
自分で体験し、体験を通して学んでみる。そして、セオリーの意味を自分で再発見する。

回り道をすることの大切さ。同時に、周りからなんと言われてもそれを貫くことの大切さ。

大切なのは「自分が何ができないから結果が出せないのか?」という考え方である。

僕の考える、ちょうどいい負荷の設定条件とは、「意識すればできるが、意識しないとできないこと」といった表現になる。
その辺のレベルにある動作を、徹底的に学ぶのだ。

自分のできていない点に目を向けることが大事。得意なことに目を向けがちだが、これをしっかりみることが重要。
成長の為の、負荷設定。意識しないとできないことを、無意識でできるようにすること。

失敗から得るものの方が大きいということを知ると、反省が最高に気持ちいい作業になる。

初めから成長することを目的にすると、まさに反省作業がそれに一番寄与する。
これはフィードバックを受け入れる時の姿勢としてかなり重要だと思う。

僕は、たとえ自分で考えた知識、編み出した技術であろうと、隠すことが好きではない。
どうせ使えば見えてしまう。
見えてしまう部分を真似されることは一向に構わないし、質問されればいくらでも答える。
隠そうとする自分が嫌いだからだ。

このスタンスで行きたい。自分も隠す必要がないと思っている。

むしろ、個性は出そうと思って出るものではなく、「個性的でありたい」と考えることはかえって危険であるとも言える。
僕の見てきた経験からは、早いうちから個性を出したがる人ほど、成長が遅くなってしまう傾向があるように思う。
何を隠そう、僕自身も初めはそうだった。

個性的であるのは結果的にそうなるだけで、個性的でありたいと思う行為は成長の妨げになるってことだろう。

思考する際、決してしてはいけないことがある。
それは、自分を人と比べないことだ。

自分自身が成長し続けることと同時に、成長し続けている事実を自分で把握することも大切な能力だと考えている。

人と比べることに意味がない。成長のために良いところをパクるためにやるのは良いと思うけど。なぜなら人と自分の基準はだいぶ違うから。
成長することを目的にするなら、それを判断するための方法も一緒に考えるのがやっぱ良い。

「ネガティブな感情をコントロールすることの必要性」だ。
これは、目先のパフォーマンス向上だけでなく、最後は直接幸福感を上昇させるための、勝ち続ける為の原動力になるのではないかと思うのだ。

まず、大前提として、ネガティブな感情の発生そのものは抑えられないことを知ってほしい。
嫌なことに直面したら気分が滅入る。
理不尽なことに接すれば、頭にくるし腹も立つ。
それ自体は抑えられない自然な現象だ。
だから、そうした負の感情をコントロールすることが大切になってくる。
従って、ここでいうコントロールとは、悲しむな、腹を立てるな、ということではない。表に出さないようコントロールしようということなのだ。
感情を表に出す基準を変化させてみる、という言い方でもいいだろう。

こういう言語化が素晴らしい。
間違いなくネガティブな感情は邪魔。負けたくないとかの感情は、年齢を重ねると結構邪魔になるのは実感する。

勝ちづつけるメンタルを考えるとき、絶対に避けて通れない道がある。
それは「孤独に耐える」ことだ。

しかし、多くの人は孤独そのものに耐えられなくなる。
確かにひとりぼっちは寂しい。
人と繋がりたくなる。
でも、踏ん張りどころは、そこにある。

勇気をもらえる言葉。踏ん張りどころということがわかる。

努力することに、成長を続けることは、それ自体が幸福感に直結している。
だから、成果を求めてはいけないし、成果が必ず出るなんて考えるのは驕りそのものだ。

むしろ安心感や充実感は、ずっと成長し続けていることだけによって得られる。
今成長し続けていれば、きっとこの先だって大丈夫だ。
そしてそう思えることそのものが幸せの形だと思う。
それこそが報われている状態なのだ。

格言・・・!

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