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一発でlocalhost:8080のプロセスを終了するエイリアスの作成

2023/05/24に公開

はじめに

ローカル開発環境で様々なサービスを同時に実行すると、ポート番号の競合が起きることがよくあります。特に localhost:8080 は、非常によく使用されるポート番号です。

そして、あるプロジェクトで作業をした後、別のプロジェクトに移るときなど、そのポートがすでに占有されていると困ることがあります。一般的には以下のコマンドを実行して、占有されているポートを解放します。

  1. lsof -i :8080 で ポート8080を占有しているプロセスのプロセスIDを探す
  2. kill -9 [プロセスID] で 該当のプロセスを kill

ただ、毎回これを行うのは手間ですよね。そこで今回は、このプロセスを一発で実行できるようにするエイリアスを作成する方法をご紹介します。

エイリアスの作成

1. ターミナルの開始

まずは、ターミナルを開きます。

2. .zshrcファイルの編集

次に、Zshの設定ファイル .zshrc を開きます。これは、Zshが起動するたびに読み込まれる設定ファイルです。

open ~/.zshrc

.zshrc ファイルを開いたら、その末尾に以下のエイリアスを追加します。ここでの kill8080 という部分は、任意の名前に変更可能です。好きなエイリアス名を設定してください。

alias kill8080="kill -9 $(lsof -t -i:8080)"

3. 設定の適用

最後に、設定を適用するために .zshrc ファイルを再読み込みします。
うまくいかない場合はターミナルを再起動してみてください。

source ~/.zshrc

これで準備は完了です。今後は kill8080 とターミナルに入力するだけで、8080ポートを使用しているプロセスを一括で終了できます。

まとめ

毎回手動で占有されているポートを解放する手間を省くための方法として、エイリアスを設定する方法をご紹介しました。今回は特にポート8080を例に取りましたが、同じ手法を他のポート番号にも適用することが可能です。これにより、よりスムーズに開発を進めることができるでしょう。

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