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最初に学ぶべき「読書術」
はじめに
この記事は以下の本についての読書記録です。
「技術書」の読書術(SHOEISHA)- 増井敏克
これから技術書を沢山読んでいくんだろうなと想像したとき、学び方を間違えて沢山の時間を無駄にしてしまう未来がチラついていたので、タイトルに吸い寄せられました。
特に良かった箇所を抜粋していきます。
目次・索引ページで見極める
- 自分が気になっている単語があるかどうかチェック
- キーワードに注目するだけでその本がターゲットとしている読者層は透けてくる。
- 自分に合った難易度の本を読むことが最大効率
購入前に目次を確認できる技術書がほとんどであり、それらのコンテンツをもって自分の目的が達成されるかどうかを確認すること
名著の罠
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みんながべた褒めしている本が、自分にとっても名著であるとは限らない
- 映画などを見る前に事前にレビュー評価が気になるタイプは要注意
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「どのタイミングで読むべきなのか」は本を選ぶ基準の中でも重要
- 今の自分にとってプラスになるかは、その時の自分しか分からない
サンクコスト
- 読書への投資は、サンクコストである。
既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。
- 我々は並々ならぬ投資をしている
- 例えば時給2,000円の人が3,000円の本を4時間かけて読んだとする。 → 11,000円の投資
- そうはいっても「趣味」としての読書は大変コスパが良い
- 一度楽しみ方を覚えてしまえば、一生を通して豊かに
- 個人的には、今感じられること・考えられることを超え、ほんの少しだけ自分のものとしてしまう感覚が好き
何かに使えるか、頭を巡らせるのがインプット
- ベストプラクティスなど、それを読んで「ふむふむ」となっているだけではもったいない
- 自分のケース・シチュエーションではどれが有効であるかを想像するだけでもメリハリのある読書
- 本を読むだけに収まらない、大事な学ぶ姿勢
具体的な技術を学んだとき、それを可能にしている理論に立ち返る癖をつけると、大局的な思考が生まれやすい
他人のコードは信じるな
- プログラミングの技術書はコードがたくさん載っているが、それが正しいものだといつからさっ
- 結局自分で手を動かしてみるのが一番良し
- 若干話はそれるが、複数言語の同時学習は気づきが多く面白いらしい(取り組む自信はない)
パラシュート勉強法
- 「必要なことを必要な時に都度学ぶ」学習スタイル
- 遅延評価勉強法とも言われる
- アウトプットを強いられる環境に自分の身を置く
- 体系的に知識をつけるのではなく、点を打っていくイメージ
- 時間をかけて結んでいく
再読でしか得られない学び
- ものの考え方・感じ方はその時その時で変化していく
- 本だけでなく、過去の自分からも学びが得られる
- 難しくてよく分からなかった本に再挑戦
- 中学時代から苦手だが、そういうタイミングで章末についている練習問題はやるべき、、
読書と料理
どうやら食事の時間ですら無駄にするなとのこと。
読書に向いている料理
- カレー
- おにぎり
- ビール(←ほんと?笑)
読書に向いていない料理
- 焼肉
- ラーメン
- 蟹(←うんうん)
積読は解消しない
その通りだと思います。人類の課題。
『それでも、積まれたものには手を伸ばし続けなければならない。 - Mr.Children』
電子書籍のメモを取る機能
「存在は知っていたが、実際使ったことない機能ランキング」3位
- 結局自分の言葉で再解釈することは負荷が大きく、またリターンも大きい
分冊化読書法
- 本をセグメントごとに切って持ち歩く
- (別に切らなくてもコピーとかで良くないか?)
- と思ったら、どうやら罪悪感が仕事をして内容が身に入るらしい
- 今度同期の本で試したいと思う
一点突破読書法
- 一つの領域で最強になるための術
- 同じ分野のありとあらゆる本を読む(20冊以上)
何かの分野でナンバーワンになることは極めて難しい、が、突き詰めた領域の組み合わせ次第ではあなたはオンリーワンと化す。
- 個人的には一番やってみたい
超多読法
- 大量のインプットがアウトプットをもたらす
- 一年間で1,000冊
- 脳が筋肉で出来た人向け。
書見台を買おう
- 手を動かしながら、技術書をチラ見できる最強のツール
- インプットとアウトプットを同時に
- Amazonに2,000円弱出せばもらえます
おわりに
読書依存症の道が、専門職の生きる道(かもしれない)
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