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Windows 10 IoT EnterpriseにWinGetを導入する

2023/12/06に公開

はじめに

Windows IoT EnterpriseにWinGetが存在しないので導入する。

公式サイトのWinGet導入にきっちりまとまってます。
公式は若干冗長なので簡潔にまとめた記事を記載する。

導入流れ

必要なファイルを同一フォルダにダウンロードする

CLIように2ファイルダウンロード

WinGet CLI リポジトリ リリースを開き、
latest タグが付いているバージョンのmsixbundle ファイルと License1.xmlの2つをダウンロードする

今回の例だと、以下の2つをダウンロード

  • Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.msixbundle
  • b6e881d14bc943268a82d474bf7d15af_License1.xml

VCLibs Desktop フレームワーク パッケージダウンロード

CPUに合わせてどちらかをダウンロード

WinGet CLIの依存関係のMicrosoft.UI.Xaml.2.7のダウンロード

Microsoft UI NuGet Orgを開き、パッケージをダウンロードする

ダウンロードしたファイルの拡張子を .nupkg から .zip に変更。

必要なのは中の"Microsoft.UI.XAML.2.7.appx"のみ。
zip内のtools\AppX<your architecture>\release\Microsoft.UI.XAML.2.7.appxを他のダウンロードファイルがあるフォルダにコピーしておく。

ダウンロードしたファイルをインストールしていく

1.ダウンロードしたフォルダで管理者として PowerShell を起動
(PowerShellを右クリックして「管理者として実行」をクリック)

2.デスクトップ フレームワーク パッケージをインストール

powershell
Add-AppxPackage -Path <path to VCLibs .appx file>

# 今回の例だと
Add-AppxPackage -Path .\Microsoft.VCLibs.x64.14.00.Desktop.appx
  1. Microsoft UI Xaml をインストール
powershell
Add-AppxPackage -Path <path to UI xaml.appx file>

# 今回の例だと
Add-AppxPackage -Path .\Microsoft.UI.Xaml.2.7.appx
  1. WinGet クライアントをインストール
powershell
Add-AppxPackage -Path <path to .msixbundle file>

# 今回の例だと
Add-AppxPackage -Path .\Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.msixbundle
  1. 正しいライセンス ファイルを使用して WinGet クライアントを構成
powershell
Add-AppxProvisionedPackage -Online -PackagePath <path to .msixbundle file> -LicensePath <path to xml file>

# 今回の例だと
Add-AppxProvisionedPackage -Online -PackagePath Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.msixbundle -LicensePath b6e881d14bc943268a82d474bf7d15af_License1.xml

導入完了

新しいpowershellを開いて、winget を実行。
無事に実行できることを確認する。

以上です。

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