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Tencent Cloudで静的なWebページ公開(サーバレス)

2023/05/10に公開

やりたいこと

AWSでよくある、CloudFront + S3 を、Tencent Cloudで構築する。

Tencent Cloudでは、CDN + Cloud Object Storage(COS) の構成になる。

手順

Tencent Cloudは、中国リージョンとそれ以外で機能や設定に違いがある。
ここでは、東京リージョンで構築する。

COS(Cloud Object Storage)設定

Webファイルを置く、COSを構築する

COSページでBucketを作成

Region :Tokyo で、 Name はわかりやすい名前を付ける。
(AWSと違って、ユーザに割り振られたIDが末尾につくので適当な名前でも他の人に被ることはなさそう)

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Server-side Encryptionは、保存データを暗号化したい場合に入れる

確認画面で、 createボタン で構築

COSバケット生成完了

Web用の設定を有効にする

作成したバケットに入って、Static Websiteを変更

この設定でドメインにアクセスした際に"○○ドメイン/index.html"を表示する

➁は"SPA"のWebを見る際に設定(普通のWebでは不要)

CDN

ユーザ配信の"口"となるCDNを構築する

項目設定
画像につけた番号 項目
1 Region Outside the Chinese mainland を選択(これ以外は”中国”を含むため特別な設定が必要)
2 Acceleration DomainName (自分が取得した、Webページ用のドメインを入力)
3 Acceleration Type Web Page file download を選択
4 Origin Type Tencent Cloud COS Origin を選択
5 Origin-pull Protocol HTTPS を選択
6 Origin address (紐づけたいCOS)

その他は、デフォルトで作成する。

"URLの紐づけが必要"エラー対応

エラー内容の通りDNSでCNAMEを設定する => "Complete"ボタンを押す

DNS設定例↓

設定完了

SSL設定

SSLを紐づけるURLを選んで、マネージドSSLを開く↓

「OK」↓


1.登録ドメインを入力
2.代表のmailを入れる

「Confirm application」↓

構築完了! "紐づけが必要"エラー対応

エラー内容の通りDNSでCNAMEを設定する

少し待ってリロードすれば完了

元のページに戻って、作成したSSLを選択する

作業完了

バケットに空のindex.htmlを置いて、URLで表示できるか確認する

アクセスの際は/index.htmlまで、入力する必要がある

終わり

構築に関しては、比較的簡単に行えた。

Basic認証を簡単に作る方法はなさそうなので、テスト環境をどうするかは課題です。

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