問題
実対称Toeplitz行列
T=τ0τ1⋮τn−1τ1τ0⋱⋯⋯⋱⋱τ1τn−1⋮τ1τ0
に対し,そのk次首座小行列式をTkとする.Tが正定値ならば,
detTk+1≤detTk−1(detTk)2,k=2,3,…,n−1
が成り立つことを示せ.
https://math.stackexchange.com/questions/2297035/determinant-inequality-about-toeplitz-matrix
解答
Tk−1の(1,1)成分をakとすれば,Laplace展開より,
ak=detTkdetTk−1
となる.Tk+1のブロック行列表示を
Tk+1=(Tku⊤uτ0),u=(τ1,…,τk−1)⊤
とすれば,τ0のShur補元は
Tk−τ01uu⊤
であるので,akはこの行列の逆行列の(1,1)成分となる.uu⊤は半正定値行列なので,
(Tk−τ01uu⊤)−1−Tk−1
は半正定値となる.よって,e1=(1,…,0)⊤に対し,
ak+1−ak=e⊤{(Tk−τ01uu⊤)−1−Tk−1}e≥0
となり,ak+1≥akが成り立つ.
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