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GitHub Copilot の ビジネス利用向けメモ

2023/10/17に公開

GitHub Copilot とは

GitHub Copilot(ギットハブコパイロット)は、GitHub 社とOpenAI 社が共同で開発した有料の開発支援ツールです。このツールは、AI がコーディングの支援をしてくれるサービスで、コメントアウト文の内容・関数名・型定義名から推測して、最適なソースコードを提案してくれます。開発者はコードを書き始めるか、そのコードにコメントに記述することで GitHub Copilot のサポートを得られ、コードをよりすばやく記述できるようになります。

と、ChatGPT が言っています。

実績

GitHub によると、「現在、GitHub Copilot は 100 万人を超える開発者によってアクティブ化され、20,000 を超える組織に採用されています。これまでに 30 億行を超えるコードが生成されており、世界で最も広く採用されている AI 開発者ツールです。」とのことです。

類似サービス

いくつもあると思いますが、、。

利用に必要なもの

GitHub Copilot 料金

対象 月額料金 年額料金
個人 $10 $100
法人 $19 n/a
OSSメンテナー、学生、教師 無料 無料

ざっくり 150円/ドル だとして、以下のようになります。
個人: 15,000円/年
法人: 2,850円/月

上記は GitHub Copilot のみの費用です。
組織レベルでポリシーを適用させるためには、上記以外に GitHub Enterprise の利用料金が必要です。つまり、GitHub の料金と GitHub Copilot の料金が必要になるということです。

IDE

非公式プラグイン

  • Xcode は公式プラグインはないものの、Copilot for Xcodeを使って、利用することが可能です。[1]
  • Eclipse は公式プラグインはないものの、Copilot4Eclipseを使って、利用することが可能です。(Eclipse 2023-06 (4.28) 以降)

Android Studio

JetBrains 系のバージョンについて、具体的に Android Studio を例にとってみると以下のようになります。Electric El 以降となる感じです。

  • Android Studio Iguana Canary
  • Android Studio Hedgehog (2023.1.1)
  • Android Studio Giraffe (2022.3.1)
  • Android Studio Flamingo (2022.2.1)
  • Android Studio Electric El (2022.1.1)

ビジネス導入

事前検討

freeeZOZOGMOペパポ のブログで、セキュリティリスクなどについての検討が行われているので、リンク先を確認してみてください。

freee の考察がとても素直な疑問でわかりやすいですね。

効果

既に活用している企業は効果ありと判断して、効果的な活用への模索を続けているようです。

社名 削減時間 Accept Rate
ZOZO 平均でも30分/日以上 n/a
CyberAgent 未計測だが費用対効果ありと判断 平均32.1%
GMOペパポ 未計測だが費用対効果ありと判断 平均30.1%
LINEヤフー 1~2時間/日 n/a

GitHub 社のブログでも以下のような報告があり、上記の結果はそれと近いものがありそうです。

  • 開発者が GitHub Copilot を使用するとタスクを 55% 早く完了できる。
  • ユーザーは GitHub Copilot からのコード提案の 30% 近くを受け入れ、これらの受け入れによる生産性の向上を報告しています。

GitHub Copilot Chat

GitHub Copilot Chat は、GitHub Copilot と対話できるチャット インターフェイスであり、サポートされている IDE 内で直接コード関連の質問をすると回答を受け取ることができます。
Copilot Chat は、コードの提案の提供、コードの機能と目的の自然言語の説明の提供、コードの単体テストの生成、コード内のバグに対する修正プログラムの提案など、さまざまなコーディング関連タスクに役立ちます。

と ChatGPT が言っています。

GitHub Copilot のサブスクリプションがあれば、もれなく Copilot Chat も利用できます。
素敵すぎる、、。
Copilot も素晴らしいですが、こちらを併用することの効果も見逃せません。

VS Code だと Ctrl + i、Visual Studio 2022 だと Alt + / でインラインチャットできるので、便利に使いましょう!

おまけ

活用指針

  • そこそこメジャーな言語であれば、それなりに使えそう。利用者が少ない言語などは効果的に使えるまでは至っていないかも。(当然か)
  • 完全ではないので、使いながらうまい使いこなしかたを習得するのがよさそう。
  • 効率的な使い方などについて、実践例を社内で共有/情報交換するのがよさそう。
  • 提案されるコードが妥当かどうかの判断は利用者に委ねられるので、開発知識は当然必要。このあたりはネットでサンプルコード探してくるようなケースと同等。なので、ちゃんと理解して使うべきだし、レビューもしましょう!

今後を見据えて

  • 開発に AI を活用する流れは必然的なものになりそう。その観点からも AI ツールを活用した開発プロセスを模索しながらも確立していき、そういったプロセスに慣れていくことが重要。
  • 開発ツールやプロセスは進化していくもので、そういったことに意欲的に取り組んでいる会社であれば、採用にも良い効果が期待できそう。福利厚生的な考えで社員に提供するなど。
  • ということで、業務で活用するなら、申請の手続きをわかりやすくしたり、利用ルールを定めるなどして、利用のハードルを低くすることが求められそう。

参考リンク

使いこなし

導入企業関連

一般記事

GitHub 社に関する記事

脚注
  1. Copilot for Xcode - XcodeでGitHub Copilotを使用する拡張機能 | ソフトアンテナ ↩︎

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