【Mac】diskutilでUSBにOSを焼く方法
はじめに
この記事では、Macのターミナルに最初から入っている、"diskutil"というコマンドを使って、USBメモリにOSを焼いていきます。
USBの初期化だけしたいという方は、"USBの初期化"という項目まで見ていただければできると思います。
また、M1, Intel 両方対応しています。
参考になれば幸いです。
【実行環境】
- CPU: M1Pro
- OS: MacOS Sonoma 14.0
【準備するもの】
- Mac
- USBメモリ
- 焼きたいOSのisoファイル
焼いていく
【USBメモリを探す】
Step1
まず、最初にターミナルを開きます。
次に、以下のコマンドを打ちます。
diskutil list
すると、このような画面が表示されます。
user@machine ~ % diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0
1: Apple_APFS_ISC Container disk1 524.3 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk3 494.4 GB disk0s2
3: Apple_APFS_Recovery Container disk2 5.4 GB disk0s3
/dev/disk3 (synthesized):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: APFS Container Scheme - +494.4 GB disk3
Physical Store disk0s2
1: APFS Volume Macintosh HD 9.8 GB disk3s1
2: APFS Snapshot com.apple.os.update-... 9.8 GB disk3s1s1
3: APFS Volume Preboot 5.7 GB disk3s2
4: APFS Volume Recovery 888.1 MB disk3s3
5: APFS Volume Data 358.5 GB disk3s5
6: APFS Volume VM 24.6 KB disk3s6
表示されたら、次のステップで使うので一旦スクリーンショットを撮るなどして覚えておいてください。
Step2
次に、USBメモリを挿してもう一度同じコマンドを打ちます。
user@machine ~ % diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0
1: Apple_APFS_ISC Container disk1 524.3 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk3 494.4 GB disk0s2
3: Apple_APFS_Recovery Container disk2 5.4 GB disk0s3
/dev/disk3 (synthesized):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: APFS Container Scheme - +494.4 GB disk3
Physical Store disk0s2
1: APFS Volume Macintosh HD 9.8 GB disk3s1
2: APFS Snapshot com.apple.os.update-... 9.8 GB disk3s1s1
3: APFS Volume Preboot 5.7 GB disk3s2
4: APFS Volume Recovery 888.1 MB disk3s3
5: APFS Volume Data 358.5 GB disk3s5
6: APFS Volume VM 24.6 KB disk3s6
/dev/disk4 (external, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *61.9 GB disk4
1: Microsoft Basic Data 3.8 GB disk4s1
2: EFI ESP 4.3 MB disk4s2
3: Microsoft Basic Data 307.2 KB disk4s3
すると、Step1で覚えていたものと比較すると、
/dev/disk4
環境によって数字は違いますが、このようなものが表示されているはずです。
USBメモリを挿してから表示されたものなので、これが挿したUSBメモリだということがわかります。
最後まで使うので、この数字を覚えておいてください。
【USBの初期化】
Step1
次に、USBメモリを初期化して行きます。
もちろん、中に入っているデータは全て消えるので、心配な人はバックアップをとっておきましょう。
次のコマンドでUSBメモリを初期化します。
"/dev/disk"の数字には先ほどの"USBメモリを探す"の"Step2"で覚えた数字をいれてください。
diskutil eraseDisk MS-DOS UNTITLED /dev/disk4
しばらく待つと、コマンドが終了して、以下が表示されると初期化成功です。
Mounting disk
Finished erase on disk4
Step2
初期化が終わったUSBメモリをアンマウントして行きます。
このコマンドも、"/dev/disk"の数字には"USBメモリを探す"の"Step2"で覚えたものを入れてください。
diskutil unmountDisk /dev/disk4
以下が表示されると、アンマウント成功です。
Unmount of all volumes on disk4 was successful
次のステップでもUSBメモリを使うので、抜かないで下さい。
【OSを焼く】
最後に、初期化したUSBにOSを書き込んで行きます。
以下のコマンドでUSBメモリに焼くことができますが、"if=","of="の二つをそれぞれの環境に合わせて書き換える必要があります。
- "if="の後ろには、焼きたいOSのisoファイルのパス
- "of=/dev/disk"の後ろには、"USBメモリを探す"の"Step2"で覚えた数字
sudo dd if=/Users/user/Download/ubuntu-22.04.1-desktop-amd64.iso of=/dev/disk4 bs=4028
しばらく時間がかかりますが、何事もなくコマンドが終了していれば、成功です。
最後に
今回は、全て"CLI"の環境で動作させました。
専用のソフトウェアをインストールすることなく、焼くことができるので、ぜひ"CLI"でやってみてください!
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