Renderを利用して自分だけのWebサービスをデプロイする
🔧 Renderを利用して自分だけのWebサービスをデプロイする
✨ はじめに
今回はRenderを利用してWebサービスをデプロイする方法を紹介します。
Renderを利用することで簡単に自分で作成したWebアプリケーションをインターネット上に公開することができます。
💡 こんな人におすすめ
- 自分で作成したWebアプリケーションを公開したいけど、新たにサーバを構築するほどではなく小さく始めたい人
- 他のWebサービスとの連携ポイントをインターネット上に公開して個人で利用できるようにしておきたい人(LLMのFunctiionCallingなど)
💡事前準備
- デプロイしたいWebサービスを準備する今回はPythonのFlaskサーバを使用したWebサービスのデプロイ方法を紹介します。
- GitHubアカウントを作成しておく(今回はGitHubリポジトリからRenderへデプロイする方法を紹介します。)
- GitHubリポジトリへデプロイしたいWebサービスのコードをpushしておく
🛠️ まずはRenderのアカウントを作成する
まずはRenderのアカウントを作成しましょう。
Renderの公式サイトにアクセスし、アカウント作成ヲ行います。
RenderアカウントはGitHubアカウントと紐づけることができるので、GitHubアカウントを持っている場合はGitHubアカウントでサインアップすることをおすすめします。
この時点でGitHubアカウントと連携しておくと、後の手順がスムーズになります。
今回はGitHubアカウントに紐づきがある前提で進めていきます。
🔐 GitHubリポジトリへのアクセスをRenderに許可しよう
Renderアカウントを作成したら、GitHub上のリポジトリにRenderがアクセスできるように設定する必要があります。
🟢 Public(公開)リポジトリの場合は特別な設定は不要ですが、
🔒 Private(非公開)リポジトリを使う場合は、Renderアカウント設定からGitHubとの連携を行う必要があります。
設定時にすべてのリポジトリを連携したくない場合はAll repositories
ではなく、
Only select repositories
を選び、Renderにアクセスさせたいリポジトリを個別に指定してください。
📌 Only select repositories
を選ぶと、連携対象のリポジトリ一覧が表示されるので、対象リポジトリにチェックを入れればOKです。
🏗️ Workspaceを作成する
自分のWorkspaceを作成しましょう。
すでにアカウントを作成している方はMy Workspace
のNew Workspace
をクリックします。
課金プランを選択しましょう。
自分の利用用途に合わせて最適なものを選択します。
今回は無料プランを選択して、Create Workspace
をクリックします。
🌐 サービスの種類を選択しよう
次に、Renderで作成するサービスの種類を選択します。
今回は、インターネット経由でアクセスできるAPIサービスを構築したいので、
🔘 Web Services
を選択します。
この設定により、Flaskなどで構築したWebアプリやAPIエンドポイントを外部公開できるようになります。
📂 デプロイ対象のGitHubリポジトリを選択しよう
次は、RenderでデプロイするGitHubリポジトリを選択します。
🔗 GitHubアカウントをRenderに連携している場合、
アクセス許可を与えたリポジトリ一覧が表示されます。
その中から、実際にデプロイしたいソースコードが含まれているリポジトリを選びましょう!
✅ リポジトリ名やブランチ名を間違えないように注意してください。
⚙️ Webサービスの設定をしよう
次に、作成するWebサービスの実行環境や起動コマンドなどを設定していきます。
今回のサンプルでは、Python(Flask)を使ったWeb APIをRenderにデプロイするため、以下のように設定しました。
1️⃣ Language(言語)
🧪 使用する言語を選択します。
今回は Python 3
を選択します。
2️⃣ Branch(ブランチ)
🌿 デプロイしたいGitプロジェクトのブランチを選択します。
今回は main
ブランチにコミットされている内容をリリースしたいので、main
を指定します。
3️⃣ Build Command(ビルドコマンド)
🔧 サービスのビルド時に実行されるコマンドです。
今回はFlaskや必要なライブラリをインストールするために、以下のように指定します:
pip install -r requirements.txt
4️⃣ Start Command(スタートコマンド)
🚀 サービス起動時に実行するコマンドです。
今回はFlaskのサーバ機能を実装した flask_server.py
を起動するため、以下のように指定します:
python flask_server.py
他の項目も確認して設定できたら、設定が問題なさそうだったらDeploy Web Service
ボタンを押下します。
🚀 いよいよデプロイ実行!
ここまで設定が完了したら、いよいよデプロイが自動的に開始されます。
🖥️ 基本的には、画面を見守るだけでOKです。
ただし、⚠️ エラーが表示された場合はその都度対処していきましょう。
ログ画面には、pip install
や Start Command
の実行状況なども表示されるので、トラブルシューティングの手がかりにもなります。
✅ まとめ
今回は、Renderを使って手軽にWebアプリをデプロイする方法をご紹介しました。
🔧 自分でゼロからインフラを構築するのは、意外とハードルが高いもの。
でも「まずは小さく始めてみたい」「ちょっと試してみたい」という方には、Renderはとても便利なサービスです。
🚀 サインアップからデプロイまで一通り体験すれば、
「クラウド環境にアプリを公開する」ための感覚もつかめるはず。
ぜひ、この機会にRenderを活用してみてください!
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