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AWS SAP試験に合格しました!【学習法・使用教材・チェックリスト】

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CloudTechだけでAWS SAPに合格した話:学習法と出題のポイント

先日、AWS Solutions Architect Professional (SAP) 試験に合格しました。
これから受験される方や、CloudTechでの学習を検討されている方の参考になればと思い、私のバックグラウンドや学習の過程で「ここは大事だった」と感じたポイントをまとめます。

はじめに

この記事では、主に以下の内容について触れています。

  • 具体的な学習量と期間
  • 試験対策で特に意識すべき技術分野
  • 実務経験が薄い分野をどうカバーしたか

筆者のスペックと背景

まずは前提となる私のスキルセットについてです。
WebアプリケーションをCDKでゼロから構築したり、オンプレミス環境からAWSへのネットワーク設計(Direct ConnectやTransit Gatewayなど)の実務経験があります。また、3年前にAWS Solutions Architect Associate (SAA) を取得済みです。

ある程度の基礎知識とネットワーク周りの経験値はありましたが、SAP特有の複雑な移行要件や、普段触れないサービスについてはキャッチアップが必要な状態でした。

学習期間と教材

使用した教材はCloudTechのみです。
期間は約3ヶ月間。毎日のルーティンとして**1日10セッション(約70問)**を解くことを目標に進めました。

CloudTechは問題数が豊富なだけでなく、解説が充実している点がSAP対策として非常に適していたと感じます。

学習で重点をおいたポイント

SAP試験は範囲が膨大ですが、実際に問題を解いていく中で「特に出題頻度が高い」「理解が浅いと間違える」と感じた分野を整理しました。

1. ID管理とフェデレーション

ID周りは非常に重要です。特にオンプレミスのActive Directory (AD) との統合パターンは必須知識でした。
AD ConnectorとAWS Managed Microsoft ADの使い分けはもちろん、SAMLやOIDCといったプロトコルの違い、IdPとSPの関係性を理解しておく必要があります。IAMロールと一時認証を組み合わせたセキュアな設計も頻出です。

2. ネットワークとハイブリッド構成

個人的に実務経験があった部分ですが、試験ではより複雑な要件が問われます。
Direct ConnectとSite-to-Site VPNを併用した冗長構成や、Transit GatewayとVPCピアリングの選択基準(拡張性か、コストか、帯域か)などは、シナリオに応じて即答できるようにしました。

3. 移行戦略(Migration)

ここがSAPの肝の一つだと感じます。「サーバーをどう移行するか」だけでなく、ツール選定がカギになります。
Migration Hub、AWS MGN、DMS、SCTなどのツールを、ダウンタイム要件やデータ量に応じてどう組み合わせるかが問われます。また、Snowball Edgeなどは物理的な制約や用途もしっかり押さえておく必要があります。

4. コスト最適化

単に「安いインスタンスを使う」だけでなく、組織全体での管理が求められます。
リザーブドインスタンス、スポットインスタンス、Savings Plansの違いと適用シーンに加え、AWS BudgetsやCost Explorerを使ったガバナンスの効かせ方も理解しておくと良いです。

5. その他の重要サービス

S3に関しては、Storage Lensによる可視化やMacieによるデータ保護など、運用管理系の機能も深く問われました。
また、高可用性設計におけるプレイスメントグループ(クラスター、スプレッド、パーティション)の使い分けも、RTO/RPOの要件と合わせて整理しておく必要があります。

試験を受けてみての「気づき」

触ったことのないサービスへの対処

今回の試験で印象的だったのは、AppStream 2.0やAmazon WorkSpacesといったVDI系サービス、さらにはAmazon Connect、Pinpoint、Elastic Transcoderといったサービスも出題された点です。

これらは実務で触れる機会がなかったため、正直なところ「機能とユースケースの暗記」で乗り切りました。詳細な設定値までは問われないものの、「この要件ならこのサービス」という引き出しを持っておくことは重要です。

まとめ

AWS SAP試験は、「AWSのサービスを知っているか」だけでなく、「複数の要件を満たす最適なアーキテクチャをどう組むか」が問われます。

私はCloudTechの問題演習を中心に学習しましたが、単に正解・不正解を覚えるのではなく、解説を読み込んで「なぜこの構成がベストプラクティスなのか」という設計の意図を理解することに時間を使いました。結果として、実務経験が不足している分野もこのアプローチで十分カバーできたと感じています。

この記事が、これからSAP取得を目指す方の助けになれば幸いです。


参考リンク

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