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🎉AWS SAP試験に合格しました!【学習法・使用教材・チェックリスト】

に公開

✅ TL;DR(この記事で得られること)

  • 筆者がAWS SAP試験に合格するまでの具体的な学習法と使用教材
  • 出題傾向から見えた重点学習ポイント
  • 学習の到達度を確認できる自己診断チェックリスト

🎯 対象読者

  • AWS SAP(Solutions Architect Professional)試験をこれから受ける予定の方
  • CloudTechを使った学習の効果が気になる方

🧩 筆者の背景

  • WebアプリをCDKで1から構築した経験あり
  • オンプレからAWSへのネットワーク設計経験あり(Direct Connect, Transit Gatewayなど)
  • AWS Solutions Architect Associateに3年前に合格

📘 学習について

  • CloudTechのみを使用し、1日10セッション(約70問)を3ヶ月間ほど継続


🧠 学習で重点的に理解したポイント

🔐 ID管理とフェデレーション

  • Active Directory(AD)の種類とAWS統合方法(AD Connector, AWS Managed Microsoft AD)
  • IDフェデレーションの仕組み(IdP, SP, フェデレーションプロトコル SAML/OIDC)
  • IAMロールと一時認証の組み合わせ

🌐 オンプレとAWSのネットワーク設計

  • Direct ConnectとSite-to-Site VPNのハイブリッド構成
  • Transit Gateway vs VPCピアリング
  • セキュアで拡張性のあるネットワークトポロジ設計

🚚 移行戦略とツール選定

  • Migration Hub, AWS MGN, DMS, SCTの使い分け
  • オンプレ→クラウド移行のステップとゼロダウンタイム戦略
  • Snowball Edge Storageの利用シナリオ

💸 コスト最適化の考え方

  • リザーブドインスタンス vs スポット vs セービングプランの違いと使いどころ
  • AWS Budgets, Cost Explorer, Cost Categoriesの使い分けと管理方法

🗄 ストレージとセキュリティ機能

  • S3 Storage Lensによる可視化と最適化
  • Amazon Macieでのデータ保護と機密検出
  • バケットポリシー、暗号化、バージョニングのベストプラクティス

⚙️ 高可用性と性能設計

  • プレイスメントグループの3種(クラスター、スプレッド、パーティション)の違いと使い方
  • RTO/RPOに基づいたアーキテクチャ選定
  • スループットと障害分離の設計意図

🧪 その他注目ポイント(試験に出て驚いた)

  • AppStream 2.0、Amazon WorkSpacesなどDaaS系サービスの基本
  • Amazon Connect, Pinpoint, Elastic Transcoder, AWS Transcribeなど、あまり触れないサービスも出題された

📝 自己診断チェックリスト(理解度確認)

以下の項目が「はい」と言えるなら、実践レベルの理解に近づいています。

🔐 IDとフェデレーション

  • AD ConnectorとAWS Managed Microsoft ADの違いを説明できる
  • SAMLとOIDCの特徴とユースケースを理解している
  • IdPとSPの役割とフェデレーションの流れを説明できる

🌐 ネットワークと接続設計

  • Direct ConnectとSite-to-Site VPNを併用する理由を理解している
  • Transit GatewayとVPCピアリングの違いと設計上の選択基準を説明できる
  • AWSでハイブリッドネットワークを構築する際のベストプラクティスを把握している

🚚 移行ツールと戦略

  • AWS MGN、DMS、SCTの使い分けができる
  • Snowball Edgeの用途と制約を理解している
  • Migration Hubの役割と全体像を説明できる

💸 コスト管理と最適化

  • リザーブドインスタンス、スポット、セービングプランの違いを説明できる
  • AWS Budgets, Cost Explorer, Cost Categoriesの使い分けを理解している
  • コスト最適化における組織単位での管理方法をイメージできる

🗄 ストレージとセキュリティ

  • S3 Storage Lensで分析できる指標を把握している
  • Amazon Macieの目的と導入効果を説明できる
  • S3の暗号化やアクセス制御の違いを理解している

⚙️ 高可用性と性能設計

  • プレイスメントグループの種類と使い分けができる
  • パーティションとスプレッドの考え方を整理できている
  • 高スループット設計時に取るべき構成が明確になっている

📚 参考リンク


🏁 まとめ

AWS SAP試験は、「AWSサービスをどれだけ知っているか」だけでなく、「どう設計するか」「どのサービスをどう組み合わせるか」というアーキテクチャの選定力と実装経験が問われる試験です。

試験では、AppStream 2.0 や Amazon WorkSpaces のように 頻繁には触れないが、ユースケースを押さえておくべきサービスも多く出題されました。特に Amazon Connect, AWS Pinpoint, Elastic Transcoder, AWS Transcribe などは実務で使う機会が少ないため、私は正直なところ 暗記に頼って乗り切りました。

ただ、全体を通して感じたのは、CloudTechの問題演習だけでも十分に合格可能ということです。問題数が豊富で、解説もしっかりしているため、正解/不正解にとらわれず、解説から設計意図やベストプラクティスを読み取ることを意識すれば、実務経験が少ない部分も補えます。


🙌 この記事がSAP試験を受ける誰かの助けになれば幸いです!

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