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Google WorkspaceでNotebookLMのGoogleドライブ連携を使うための事前設定

2024/06/11に公開

はじめに

2024年6月6日に日本語対応がされた[1] NotebookLMは、ソースの一つとしてGoogleドライブからのファイルアップをサポートしています。

しかし、Google WorkspaceのGoogleアカウントで試そうとしたところ、事前の設定が必要でした。その設定方法がエラーメッセージからだと辿りにくく、どなたかの参考になればと、記事にします。

解決したいこと

Google WorkspaceのGoogleアカウント[2]でNotebookLMにGoogleドライブからファイルをアップしようとすると、Access to Google Drive data has been disabled for this account. Please contact your administrator.が表示され、アップできない。

Steps to reproduce

  • Google WorkspaceのGoogleアカウントでログイン
  • NotebookLMを開く
  • 新しいnotebookを作成
  • Googleドライブをソースとして選択
  • 以下のエラーメッセージが表示される

解決方法

Google Adimin ConsoleでCore Data Access Permissionsを有効化する。

解決手順

  • 管理コンソール(Google Admin)にadmin権限のあるアカウントでアクセス
  • 検索窓にCore Data Access Permissionsを入力して検索。
    • アプリ > その他のGoogle サービス > 早期アクセスアプリの設定 > Core Data Access Permissionsで辿っても良いですが、「その他の Google サービス」で「早期アクセスアプリ」が見つけにくいです。
    • 「早期アクセスアプリ」は、筆者の組織では以前Bard[3]が登場した時にOnにしています。
  • Core Data Access Permissionsを選択
  • 有効化

再度NotebookLMを開いて試すと、アップが有効化されています。

補足

今回の設定内容の詳細をサポートページから摘要しました。有効化に伴うトレードオフの参考にしてください。

Early Access appsとは

現時点では、以下の生成AI系サービスが該当。

  • Google AI Studio and Google APIs
  • NotebookLM

Core Data Access Permissionsとは

ドキュメントでは「Early Access appsがGmailからデータをエクスポートしたり、Googleドライブにデータを保存するなどの操作」と説明されています。

サービスごとに個別で設定できるか

できない。

Early Access appsから正式サービスになった場合は

初期設定は早期アクセスアプリの設定が引き継がれる。

データの使用範囲について

現時点のポリシーによると、NotebookLMのデータは学習には使われないものの、人間のレビュワーの目には入る、とのことです。

https://support.google.com/notebooklm/answer/14275965

参考ページ

https://support.google.com/a/thread/248835039?hl=en&msgid=250657653

脚注
  1. https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/notebooklm-google/ ↩︎

  2. 具体的にはGoogle Workspace Business Standard↩︎

  3. 未来の読者へ:Geminiの前身モデルの名称。2023年2月に発表、2024年2月にGeminiに改称。 ↩︎

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