LINE公式アカウントの作成 / LINE Botの初め方 2025年更新
LINE Botを作成する際にはLINE 公式アカウントの作成を行う必要があります。
ここでは作成手順を紹介していきます。
ちなみに、LINEのアカウントは各自が利用している前提で話を進めます。
また、 2021年9月に作成したものをベースに2025年1月時点版に一部修正している資料になります。デザインが変更になってる箇所もあるかと思いますので、適宜読み換えて下さい。
LINE Botアカウント
、LINE公式アカウント
という言葉が出てきますが、どちらも同じものだと思って大丈夫です。俗称と公式な呼び名の違いです。
1. LINE Developers サイトにログイン
新しくLINEアカウントを作成する訳ではないので注意しましょう。
LINE Developersのサイトからログインを行います。
ログインボタン
からログインしましょう。
(アクセスする時期によってデザインが変わることがありますが、右上にログインボタンがあることが多いです)
選択肢が二つ表示されますが、上のLINEアカウントでログイン
を選択します。
ビジネスアカウントではなく、普段使ってるLINEアカウントをご利用ください。
各自のLINEアカウントに登録しているメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
登録している情報がわからない場合はQRコードログインも出来ます。
2. プロバイダーの作成
ログイン後、「プロバイダー」の横の「作成」ボタンをクリックします。
「新規プロバイダー作成」のポップアップが出てきますので、プロバイダー名に任意の文字列を入力して作成ボタンをクリックしてください。
ちなみに、プロバイダー名はこれから作成するLINE Botの制作者名や提供企業名、グループ名などの位置付けになります。
プロバイダー作成は最初のみ必要です。
次回以降LINE Botを作る際は作成したプロバイダーを選択する形で大丈夫です。
3. LINE Botアカウントの作成
まずはチャンネルを作成します。Messaging API
を選択しましょう。これでLINE Botアカウント(LINE公式アカウント)の作成が出来ます。
2024年途中頃まではこのまま作成できましたが、現在は「LINE Official Account Manager」という画面に遷移して続きの作成を行います。
3-1. SMS認証
最初設定していない状態だと、SMS認証のアラートが出るのでSMSを受け取れる電話番号を入力し、SMS認証を行いましょう。
受け取ったSMSに書かれている番号を入れて進みます。
「サービスに戻る」を押して戻ります。
3-2. LINE Botの情報入力
次にLINE Botアカウントの情報入力です。最低限の入力が必要なのは以下の項目ですので、順番に入力していってください。
- アカウント名: BOTの名前になります。任意の名前(注)を設定してください。
- メールアドレス: 連絡が取れるメールアドレスを設定
- 会社・事業者の所在国・地域: 日本を選択しましょう。
- 会社・事業者名: 空白で大丈夫です。
- 大業種及び小業種: それぞれ選択式になっていますが、どれを選んでもらってもアカウント作成には影響しませんので、適当でかまいません。
- 運用目的(複数選択可): 何を選んでも大丈夫です。
- 主な使い方: 何を選んでも大丈夫です。
(注)ちなみにアカウント名はLINE
という文字列が入っているとエラーになるケースが報告されているのでLINE
という文字列をチャネル名に入れるのは避けましょう。
入力できたら一番下までスクロールし、規約を確認後、確認ボタン
を押して進みます。
次のページに遷移するので完了ボタン
を押して進みます。
この際にLINEヤフー for Businessを友達に追加
の選択がありますが、チェックを入れても外してもどちらでも大丈夫です。通知がうるさいかもしれないので気になる人は外しましょう。
スパム対策のreCAPTCHAが表示される場合がありますが対応して進んでください。
問題なく進むと完了画面になります。
これでLINE公式アカウントが作成され、LINE Botとして利用することができます。
3-3. LINE公式アカウントからの通知をLINEで確認
LINE公式アカウント(LINE Botのアカウント)作成されると、 自動で作成したLINE公式アカウントと友達になり、通知が来ます。
初期設定では「個別返信に対応していません」と素っ気無い返事が返ってきます。
設定でこの辺りのメッセージを変更することが可能です。
4. Messaging APIの有効化
ここまでの手順により、LINE公式アカウントが作成されます。
次にMessaging APIというLINE公式アカウントをBOT化する機能を有効にします。
4-1. LINE Official Account Managerの画面まで
作成されたLINE公式アカウントは、LINE Official Account Managerで確認できます。
作成したアカウントを選択して進みます。
情報利用の許諾確認が出るので同意を押して進みます。
LINE公式アカウントの詳細画面に遷移します。チュートリアルのウィンドウが出るので右上のxボタン
で閉じましょう。
4-2. Messaging APIの有効化
次にチャット
のタブを選択します。
Messaging API
=> Messaging APIを利用する
と進み選択します。
プロバイダーリストが表示されるので、ここまでの手順で自身で作成したプロバイダーを選択します。
次にプライバシーポリシーと利用規約の確認画面がでますが特に設定不要でOK
を押して進みます。
確認画面がでますがここもOK
で進みます
このような表示なれば成功です。
これでMessaging APIの利用準備ができた状態になり、LINE Bot開発の土台ができた状態となります。
5. LINE Botの二つのキーを取得
最後に、LINE Botを各自のプログラムから制御するために必要なトークンという認証キーのような文字列を取得します。
ここでは、チャンネルシークレット
とチャネルアクセストークン
の二種類のキーが取得できればOKです。
二つのキーは実際にプログラムを書く時に利用するので、テキストエディタなどで保存しておきましょう。
LINE Developersの画面に移動します。
作成したプロバイダーを選択した後、作成したアカウントを選択して進みます。
このようなBOTの管理画面になります。
5-1. チャンネルシークレットの取得
まずはチャンネルシークレットですが、LINE Botの管理画面からチャンネル基本設定 > チャネルシークレット
の項目に記載があります。
5-2. チャネルアクセストークンの取得
次にチャンネルアクセストークンですが、LINE Botの管理画面からMessaging API設定 > チャネルアクセストークン
の項目に記載があります。
最初は発行
というボタンがあるのでこのボタンを押しましょう。
その後表示される長い文字列が チャンネルアクセストークン です。コピーをして控えておきましょう。
お疲れ様でした。
ここまでで、 チャンネルアクセストークン
とチャンネルシークレット
が取得できていれば大丈夫です。
WebhookURLの設定という作業も入りますが、それは各自次のステップで実施してください。
おまけ: LINE Botを他のユーザーにシェアする際
LINE Developers Consoleの「Messaging API設定」タブに移動するとすぐにQRコードがあるので、それをスマホのLINEアプリで読み取るとLINE Botを友達追加できます。
ちなみに、もしQRコードが表示されない、スマホのカメラが壊れているなどの不具合がある場合はベーシックIDで検索するという方法もあります。
ベーシックID検索の場合は、LINEのアプリのID検索のフォームから@
も入れて検索をして下さい。
他のユーザーに自分が作ったBOTをシェアして使ってもらう際には活用しましょう。
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