Voltaを使ってシンプルにプロジェクトの作成からNode.jsのバージョン指定までやってみる

2024/06/13に公開

はじめに

Voltaを使ったNode.jsのバージョン管理がシンプルでわかりやすかったので、
プロジェクトの立ち上げ時にNode.jsのバージョンを指定する、と仮定して手順をまとめてみました。

Voltaが良いと思った点は以下です。

  • package.json内の独自フィールドでバージョンを定義するため、
    • 定義用に固有のファイルを増やす必要がない
    • バージョンの切り替えにコマンドが必要ない
    • プロジェクトごとに自動的にNode.jsのバージョンを切り替えられる
    • 簡単にプロジェクトメンバーのNode.jsのバージョンを揃えることができる
  • 更新が活発で、最近流行っているらしい(gitの最終更新が2023/01/25)

環境

Mac OS

インストール

curl https://get.volta.sh | bash

プロジェクトの初期化

# プロジェクトディレクトリの作成
mkdir volta-app
cd volta-app/

# プロジェクトを初期化(package.jsonが作成される)
npm init

プロジェクトで使用するNode.jsのバージョンを指定

volta pin node@20.14.0

package.jsonに指定したNode.jsのバージョンが記載されていることを確認

package.json
{
  "name": "volta-app",
  "version": "1.0.0",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "description": "",
  "volta": {
    "node": "20.14.0" // ここに記載されている
  }
}

参考

https://volta.sh/

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