AWS Bedrock で基盤モデルを有効化する

はじめに

プログデンスの圓佛です。 AI における基盤モデル (FM = Foundation Model) は次々とより優れた新しいものが登場しています。 これらを試したい場合、サービス毎に個別契約すると管理が大変です。 AWS Bedrock を利用すると下記などを AWS 管理下のサービスとして利用でき、一元管理できます。 今回は Bedrock で基盤モデルを有効化する手順を説明します。

• AI21 Labs
• Anthropic
• Cohere
• DeepSeek
• Luma
• Meta
• Mistral AI
• poolside (近日リリース予定)
• Stability AI
• TwelveLabs (近日リリース予定)

Bedrock で基盤モデルを有効化する

Bedrock は リージョンサービス なので基盤モデルを有効化したいリージョンを選択する必要があります。 例えば「米国リージョンで有効化しても東京リージョンでは無効のまま」ですので、基盤モデルを利用したいリージョンごとに有効化する必要があります。

また、最新のモデルは「米国リージョンから先行リリースされる」(東京リージョンでは利用できない) という場合もあるため、注意が必要です。

適切なリージョンを選択して Bedrock へアクセスしたら「モデルアクセス」をクリックします。

基盤モデルの有効化は以下いずれの操作も可能です。

1. 必要な基盤モデルだけを個別に有効化する
2. 全ての基盤モデルを有効化する

今回は「全てのモデルを有効にする」をクリックします。

有効化対象のモデル一覧が表示されます。 「次へ」をクリックします。

最終確認画面が表示されます。 「送信」をクリックします。

基盤モデルが有効化される度に以下のようなメールが届きます。

差出人: AWS Marketplace [e-mail]
件名: You accepted an AWS Marketplace offer

Greetings from AWS Marketplace,

An AWS Marketplace offer has been accepted by AWS account: 123456789012 on June, 12 2025 08:31 AM UTC, and an agreement was created.

Review the following details:

Seller details
Seller name: Cohere

Product details
Product name: Cohere Rerank v3.5 (Amazon Bedrock Edition)
Product ID: prod-1234567890123

Offer details
Offer ID: offer-1234567890123

Agreement details
Agreement ID: agmt-1234567890123456789012345
Agreement start Date: June, 12 2025 08:31 AM UTC
Agreement end Date: N/A

For SaaS products, register with the seller’s website by visiting the procurement page to set up your account and start using the product. For more details, review our Buyers guide.

The subscriber will receive entitlements to the product on the June, 12 2025 08:31 AM UTC. If there are processing issues, they will be notified in a separate email.

To review details of your agreement, visit the Manage subscriptions page. For agreements on data products, visit the AWS Data Exchange console.

If you have any questions about your agreement or need assistance, visit AWS Support.

Regards,
The AWS Marketplace Team

これで Bedrock での基盤モデル有効化は完了です。

アクセスキー / シークレットキーを発行する

Bedrock をアクセスキー / シークレットキーを指定して利用する場合、IAM ユーザへアクセスキー / シークレットキーを追加しておきます。 この場合、最低限 クロスリージョン推論 や基盤モデル (FM = Foundation Model) を利用出来る権限を付与しておきます。 権限を JSON で表現すると例えば以下のようになります。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "AllowInvokeOnAllBedrockModels",
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "bedrock:InvokeModel",
                "bedrock:InvokeModelWithResponseStream"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:bedrock:*:*:inference-profile/*",
                "arn:aws:bedrock:*::foundation-model/*"
            ]
        }
    ]
}