Wio Nodeで気圧/温湿度計測
こんにちはProg24です。
最近はよく気圧や湿度に体調が左右されています🌀
そこで、室内の気圧や湿度を計測したいと思い、センサを設置し計測しました。
はじめに
当初はセンサとしてNature Remoを利用しようと思ったのですが、Nature Remo miniしか持っておらず、気圧、湿度を計測することが出来ませんでした。
そのため、今回はWio Nodeという小型Wi-Fi開発ボードとGROVEで接続可能な温湿度・気圧センサを利用して計測できるようにしました。
使うもの
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Wio Node
- 千石電商で1980円
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GROVE - 温湿度・気圧センサ(BME280)
- スイッチサイエンスで2,816円
- 公式スマートフォンアプリ(Wio Link)
- スプレッドシート
※価格は2022/10/21時点
Wio Nodeとは?
技適取得済みのESP-WROOM-02搭載した、小型Wi-Fi開発ボードです。
Android / iOSの専用アプリがあり、アプリ上からセンサの設定やデータ取得が簡単にでき、
RESTful APIでセンサのデータを取得したりすることができます。
センサ類はGROVEコネクタで接続することができるので、ハンダづけなどを行う必要がなく、センサの付け替えも簡単に行えます。
Wio Nodeのセットアップ
Wio NodeにはWio Linkという専用のアプリケーションがあり、こちらを利用してセットアップを行います。
Wio Linkのセットアップでサーバを選択する必要があり、デフォルトではGlobal / Chinese / Customizeを選択することができます。
私が試したタイミングではGlobalでは何故かログインすることができず利用することができませんでした(今は使えるかもしれません)。
Chineseサーバは問題なくログインして利用することができました。
これらとは別で、Seeed日本法人が日本にWioサーバを設置しているので、Customizeからこちらを利用することもできます。
こちらの記事にも書かれている通り、こちらのサーバの方が中国サーバより動作が早いようです。
私はセットアップしたタイミングで、日本サーバの存在を知らなかったので中国サーバを利用しています。
Wio Linkにログインができたら、Wio NodeとWio Linkの接続を行います。アプリに書かれている通りに進めたら簡単に接続できました。
Wio Nodeのデータ取得
Wio NodeのGROVEコネクタに利用するセンサ(BME280)を接続し、Wio Linkアプリから接続したGROVEコネクタの設定を変更し、Update Firmwareというボタンを押すことでセンサを利用できるようになります。
次に、画面下部のView APIボタンを押すことでRESTful APIのエンドポイントを確認することができます。
こちらの画面のTest Requestボタンから実際にリクエストを投げることができ、どのようなレスポンスが返ってくるかの確認等もできます。
センサデータの記録
Wio Linkアプリ単体では、過去のデータの確認や視覚的にデータの確認が難しいため、定期的にAPIを叩いてデータを蓄積し、グラフなどで表示できるようにしたいです。
今回は以下の記事を参考に(ほぼそのまま使わさせていただき)データの記録、グラフ化を行いました。
(Nature RemoのAPI部分をWio LinkのAPIリンクに書き換えるくらいの変更)
最終的に利用しているGASのコードは以下の通りです
センサデータのグラフ化
過去のセンサデータを蓄積できるようになったので、蓄積したデータをイイ感じにグラフで表示したくなりました。
今回グラフ表示する上で
- イイ感じに表示したい
- あまり面倒なことはしたくない
- 他の人から見えるのは嫌だ
- お金は掛けたくない
これらの要求を満たすものとして、参考にした記事でも利用されていたGoogleデータポータルを利用しました。
実際に利用してみて、センサデータをスプレッドシートで管理していることもあり、簡単に表示させることができました。
Googleデータポータルでグラフ化
本当は、温湿度・気圧の3種類を1つのグラフに表示したかったですが、データポータルのグラフのカスタム方法が良く分からず、湿度のグラフのみ別で用意しています。
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