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リーダーとメンバーで求められる立ち振る舞いの違い

2023/02/16に公開

はじめに

皆様こんにちは、株式会社プラハのAwataです。
今日は、以前書いたリーダーの振り返り記事で軽く触れていた、経ち振るまいについての記事を書いていこうと思います。

なぜ立ち振る舞いを変える必要があるのか?

これは単純で、リーダーとメンバーには求められていることが全く異なるからです。
例えば、リーダーとメンバーではアウトプットすべきものが全く異なります。
今回の記事では、立ち振る舞いを変えることで、どのようなメリットがあるのかを書いていきます。

自分のアウトプットを最大化できる

1つ目のメリットは、リーダーとしてのアウトプットを最大化できるところです。

ところで皆さんは普段、どれくらいアウトプットをどれくらいできているか?をどうやって計測していますか?
恐らく、以下のような数値を使ってアウトプットを計測しているのではないでしょうか?

  • 消化したストーリーポイント
  • 出したプルリクエストの数
  • コードの行数
  • コミット数

では、リーダーのアウトプットはどのように計測すればよいでしょうか?
エンジニアリングマネージャーの仕事には、以下のように定義されています

あなたのチームのアウトプット + あなたが影響を与えた他のチームのアウトプット

ということは、これまでと同じように自分のタスクに集中していては最大のアウトプットを出せないということになります。
自分のタスクを頑張って進めるよりも、メンバーが最大のアウトプットを出せる環境を用意した方が、自分のアウトプットも向上するという訳です。

ここからは、メンバーのアウトプットを最大化するためにやったことを具体的に書いていきます。

困っている人がいたら自分の作業を後回しにしてもサポートに回る

先に書いた通り、メンバーのアウトプットの最大化こそが、自分のアウトプットの最大化にも繋がります。
そのため、メンバーが困っているときは、自分の作業を後回しにしてもサポートに回るようにしていました。

例えば簡単なところだと、以下のようなことを心掛けていました。

  • Slackで困ってそうなメンバーを見つけたら積極的に話を聞きに行く
  • 誰かの相談事はなるべく優先的に対応する

最初は、自分の仕事に集中させて欲しいなと思う時もありましたが、仮にこの動きをしなかったとしても、どうせ差し込みのタスクが入ってきます。
それなら、誰かのサポートや雑作業を進んでやることで、メンバーのアウトプットを最大化できる環境作りに注力しようと気持ちが変わりました。

PRのレビューをすぐにやる

特に仕様通りになっているか?という観点でのPRのレビューはリーダーが最も適任だと自分は思っています。
もちろんメンバーも仕様について把握しておくべきですが、POと直接会話としているのが最も多いのはリーダーです。
そのため、細かい仕様やどういう背景でその機能が欲しいのか、などはリーダーしか気づいていないこともあります。
(これはナッジングと呼ばれるリーダーに求められる仕事の1つです)

他にも、プルリクのレビューはなるべく早くやる!という文化を作りたかったので、自分が率先して素早くレビューすることを心掛けました。
(これはロールモデルと呼ばれるリーダーに求められる仕事の1つです)

そして副作用ではありますが、コードベース全体がどういう状況なのかなどといったメンバーに近い情報も得ることができたため、この動きはかなり良かったと思っています。

MTGや議論をスムーズに進められるようになる

皆さんが参加していて、スムーズに進んでいるMTGはどのようなものでしょうか?
自分は、参加者が自分の役割を理解していて、それに応じて適切な発言をしているMTGがスムーズに進んでいると感じます。

今回自分は、以下のような役割としてMTGに参加するよう心がけていました。

  • リーダーは、チームの方向性を決める必要がある
  • 他にやりたいメンバーがいなければファシリテーションを行う
  • 本筋とズレた場合に矯正する
  • 何らかの結論をまとめる

基本的にチームのメンバーによって変える必要がありますが、方向性は明確に示すことが必要です。
今回のチームでは、議論を発散させたり、新しい観点を見つけることが上手なメンバーが多かったため、自分はまとめ役のような立ち位置を取りました。

これはどちらが偉いとかではないと思っていて、あれはどう?これはどう?と色々な視点から議論を発散させてくれる人がいると、より良い議論ができるとも感じています。
自分がどのように立ち振る舞えば、チーム全体にとって良い影響がありそうか? と考えながら、MTGでの立ち振る舞いを変えてみてはどうでしょうか。

まとめ

今回は、自分が初めてのリーダーとしてどのように立ち振る舞いを変えたのかをまとめてみました。
これまでと大きく変わった部分もあり、最初は戸惑いましたが、自分のまとまった作業時間が取りずらいことにも慣れてきました。
(もちろんどうしても時間が必要な場合はブロックすることも大切です)

ぜひ皆さんも、メンバーのアウトプットを最大化することを意識して、リーダーとしての立ち振る舞いを変えてみてください。

参考

エンジニアリングマネージャーの仕事

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