Firefox79に更新した際、Livemarksで読み込んでいるRSSフィードが破損してしまったときの解決策
Firefox79がリリースされたのが2020年7月なので、もう10か月経っているのだけど、バージョン79に更新した際、アドオンの保存データ制限が変更されてしまったため、Livemarksで読み込んでいるRSSフィードの一部が画像のように大量に破損して、新規フィードも登録できなくなってしまった。
Firefox79から78にダウングレードすれば、今まで通りLivemarksを使えたので、取り敢えずFirefox78を使い続けていたけど、今日になってようやく解決策を見つけて、最新版FirefoxでLivemarksが使えるようになった。今さらの解決策だけど、同じような事例でいつか誰かの役に立つかもしれないので、メモ書き。
以下の方法を実行してからFirefox79以降に更新しても、Firefox79以降に更新後、以下の方法を実行しても、どちらでもLivemarksが動くようになる。
storage-sync-v2
の削除
まずFirefoxを終了させ、該当のプロファイルを、念のため別の保存場所にバックアップする。その後、プロファイルが保存されているフォルダを開き、
storage-sync-v2.sqlite
storage-sync-v2.sqlite-shm
storage-sync-v2.sqlite-wal
の3つのファイルを削除する。storage-sync-v2.sqlite
しか存在しない場合もあるみたいなので、その場合は、storage-sync-v2.sqlite
のみの削除で問題無い。
storage-sync.sqlite
の編集
次に、プロファイルフォルダの
storage-sync.sqlite
を編集する。自分はDB Browser for SQLiteを使用した。
DB Browser for SQLiteでstorage-sync.sqlite
を開き、データ閲覧
タブでcollection_data
テーブルを開く。フィルターに"_status": "deleted"
を入力して表示されたレコードを全選択し、現在のレコードを削除
ボタンを画像のようにクリックする。
その後、変更を書き込み
ボタンをクリックして、DB Browser for SQLiteを終了する。以上で対処は完了。
Firefoxを起動する
修正したプロファイルを使用して、バージョン79以降のFirefoxを起動する。
Firefox79以降の最新版でも、Livemarksで読み込んでいるRSSフィードが破損せず、新規フィードの登録も無事できることが、画像のように確認できた。
今回の問題は、大量のRSSフィードをLivemarksで読み込ませていたせいで発生していたみたいだけど、Livemarksに読み込ませているRSSフィードがどこに保存されているのか、LivemarksのGitHubリポジトリを見ても説明を見つけられなかったので、解決するのにすごい苦労してしまった。
Firefoxの更新では、バージョン57のレガシーアドオンの切り捨てに始まり、バージョン64でライブブックマークの切り捨て(に伴って作成されたopmlファイルに書かれたフィードの並び順が逆順になってしまっていた問題)、そして今回のバージョン79でのアドオンデータの制限変更、と定期的に苦労させられ続けている。ヘビーユーザーほど苦労させられている気がするのだけど、Firefoxの開発陣はヘビーユーザーは眼中にないってことなんだろうか…。