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Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題と対策
Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題
Langflow で MCP(Model Context Protocol)を使用している場合、MCP設定が突然消えてしまう問題に遭遇することがあります。この記事では、この問題の原因と対策について詳しく解説します。
MCP 設定が消える理由
Langflow の MCP 設定は、通常ローカルのファイルシステムに保存されます。しかし、以下の状況で設定が失われることがあります。
Docker イメージ再デプロイ時の問題
Langflow を Docker等の コンテナで運用している場合、MCP 設定ファイルがコンテナ内部のローカルストレージに保存されているため、新しいイメージをデプロイすると以前の設定が消滅してしまいます。
また、スケールインアウトでも同様の事象になります。
これは、Docker コンテナの性質上、コンテナのファイルシステムが一時的なものであるためです。
対策: LANGFLOW_CONFIG_DIR の設定
この問題を解決するには、LANGFLOW_CONFIG_DIR 環境変数を設定して、MCP 設定ファイルをNAS等永続ストレージに保存する必要があります。
設定方法
Langflow を起動する際に、以下のように環境変数を設定します。
export LANGFLOW_CONFIG_DIR=/path/to/persistent/storage
まとめ
Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題は、設定ファイルの保存場所に起因します。LANGFLOW_CONFIG_DIR 環境変数を適切に設定することで、この問題を回避できます。特に本番環境やスケーラブルなデプロイメントでは、永続ストレージの使用を忘れずに行いましょう。
注
本記事はLangflow1.5.1で確認しております。
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