🐳

Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題と対策

に公開

Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題

Langflow で MCP(Model Context Protocol)を使用している場合、MCP設定が突然消えてしまう問題に遭遇することがあります。この記事では、この問題の原因と対策について詳しく解説します。

MCP 設定が消える理由

Langflow の MCP 設定は、通常ローカルのファイルシステムに保存されます。しかし、以下の状況で設定が失われることがあります。

Docker イメージ再デプロイ時の問題

Langflow を Docker等の コンテナで運用している場合、MCP 設定ファイルがコンテナ内部のローカルストレージに保存されているため、新しいイメージをデプロイすると以前の設定が消滅してしまいます。
また、スケールインアウトでも同様の事象になります。

これは、Docker コンテナの性質上、コンテナのファイルシステムが一時的なものであるためです。

対策: LANGFLOW_CONFIG_DIR の設定

この問題を解決するには、LANGFLOW_CONFIG_DIR 環境変数を設定して、MCP 設定ファイルをNAS等永続ストレージに保存する必要があります。

設定方法

Langflow を起動する際に、以下のように環境変数を設定します。

export LANGFLOW_CONFIG_DIR=/path/to/persistent/storage

まとめ

Langflow の MCP 設定が消えてしまう問題は、設定ファイルの保存場所に起因します。LANGFLOW_CONFIG_DIR 環境変数を適切に設定することで、この問題を回避できます。特に本番環境やスケーラブルなデプロイメントでは、永続ストレージの使用を忘れずに行いましょう。

本記事はLangflow1.5.1で確認しております。

Discussion