【AWS SAA】初学者向け- SAAってどんな資格?
1. 本記事の目的
AWSの試験を初めて受ける、または何回か受けたが落ちてしまった方向けにSAAの合格に必要な知識を取得しSAAの試験ってどんな試験かを理解してもらうことを目的としています。
2. 試験の概要
項目 | 内容 |
---|---|
試験コード | SAA-C03 |
試験時間 | 130分 |
問題数 | 約65問 |
問題形式 | 単一選択・複数選択 |
合格ライン | 720点 / 1000点 |
試験言語 | 日本語・英語ほか |
受験料 | $150 |
有効期限 | 3年 |
3. AWS SAAってどういう試験?
3.1 レベル・位置づけ
12種類以上あるAWSの認定資格の中でレベルとしては真ん中の位置づけで、AWSを扱う上で必要な知識を幅広く学習することができます
また、全AWSの認定資格の中で最も人気な試験となっています。
全AWSの認定資格とレベルは以下です。
・初級の FOUNDATIONAL レベル
AWS Certified Cloud Practitioner
・中級の ASSOCIATE レベル
AWS Certified Solutions Architect – Associate
AWS Certified Developer – Associate
AWS Certified SysOps Administrator – Associate
・上級の PROFESSIONAL レベル
AWS Certified Solutions Architect – Professional
AWS Certified DevOps Engineer – Professional
・特定分野に特化した SPECIALTY レベル
AWS Certified Advanced Networking – Specialty
AWS Certified Database – Specialty
AWS Certified Security – Specialty
AWS Certified Machine Learning – Specialty
など
3.2 試験の正式名称と学習内容
SAAの正式名称は- AWS Certified Solutions Architect - Associateです
名前の通りSAAはAWSを使用した、システム設計や構築に必要な知識やベストプラクティスを学ぶ試験です。
AWSでは約200種類以上の商品(サービス)を提供しており、それらの商品を最適に組み合わせることでシステム開発に必要なインフラを構築することができます。
200種類以上の必要だと思うサービスをAWSは提供していますので、この場合はこれを使ってほしいとそれぞれのサービスにAWSが意図した用途があり、それをAWSの各試験では学んでいきます。
これは身近な例で言うと、三つのApple製品には以下の特徴があります。
「外出先で作業したい」→MacBook
「電話やメッセージをしたい」→iPhone
「大画面で動画を見たい」→iPad
Apple製品を使い大画面で動画を見たいかつ初期コストを最小限に抑えたいという問題があった場合、
iPadは「電話はできないが大画面で動画視聴には適していてMacBookより初期コストが安い」という各製品の特徴やメリット・デメリットを理解していれば、「大画面で動画を見たいかつコストを抑えたい場合の最適解は?」という問題に対してiPadを自信を持って選択できます。
AWSの試験はサービスの数も多く複雑に感じますが、考え方は同じです。
知識は求められますが、複雑な計算や頭を使うような問題は無いです。
3.3 問題形式
基本的には問題文が表示されそれを満たす選択肢を4つの中から選ぶという問題です、稀に5つある選択肢から二つ・6つある選択肢から3つ選ぶという問題もあります。
こちらで模擬問題を確認できます。
4. SAAって何割取れれば合格できるの?
1000点満点の試験で720点以上を獲得できれば合格となります。
実際の試験では65問出題されますので、7割の45問ほど正解することができれば合格となります。
5. 学習を進めていくうえで
5.1 学習の基本方針
SAA学習で重要なのはAWSを使用する上で問題文の状況にあった最適なサービスを選択する・最適なサービスの使い方を学ぶ試験ということを理解・意識することです、AWSが用意したAWSを使用するための資格試験です。
5.2 問題集の活用と学習計画
SAA合格にはpingt810問・Cloud License問題210問を3~4往復必要です。
期間内に合格するため1日・1週間・1か月で何問解くことが出来れば目標期間に合格できるか逆算をしながら学習を進めていけると一日の学習量を計画しやすいです。
5.3 問題を解く際のコツ
少し入り込んだ話になりますが、
問題によくスクリプトを作成するやcronを使用するといったAWSサービスを使用しない選択肢は今までの経験上答えになることはかなり少ないです。
私自身試験を受けるうえでcronやスクリプトと選択肢にあったら脳死で選択肢から外しています。
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