大学祭のHP作った話
自己紹介
情報系の大学に通っているぽぽといいます。
先日あった大学の大学祭にてHPの制作に携わったため、その経験とそこで得られた知見を共有しようと思います。
はじめに
なぜこの記事を書くことにしたかですが、大学祭のホームページを制作するシステム局で活動し、3年生として最後の年にリーダー的な役割を担った経験を振り返りたいと思ったからです。
前提
システム局では毎年大学祭のHPを制作し、大学祭前から公開しています。
メンバーは学部3年生、2年生、1年生で構成されており、3年生だけがHPを完成させるだけではなく、次年度以降も制作できる体制を整えることが求められます。
私は2年生の頃からシステム局に所属し、今年はリーダー的立場として、昨年の経験を活かし課題の解決に取り組みました。
どんな課題があったか
- 人によって仕事が偏る:一部のメンバーに負担が集中する。
- 進捗が見えない:システム局全体で進捗状況を把握できない。
- 1年生に仕事を渡せない:初心者に適したタスクが少なく、成長機会を提供できない。
今年の対策
- GitHub Issuesを活用したタスク管理
- HTML/CSSからReactへの移行
- 勉強会の頻度を増やす
勉強会の開催について
勉強会をなるべく多めに開催しました。
具体的には、去年まではGit,HTML/CSSの二つのみ勉強会として行っていたものをGitだけでも数日間
HTML/CSSだけでも数日間取りました。
特にGitについては初めてだと混乱してしまうことが多いので練習として使う回数を多くすれば解説が腑に落ちやすいと考えていました。
HTML/CSSからReactへの移行について
昨年まではHTML/CSSで制作していたものを、今年からReactに変更しました。この決定には賛否が有るかもしれませんが以下の理由からReactを採用しました。
まず、Reactを使用することでコンポーネント単位に分割して開発を進められたり、共通化ができるため、タスクを効率よく分割できる点が大きなメリットでした。これにより、チーム全体で作業を分担しやすくなりました。
もちろん、コンポーネントベースの開発は他のフレームワークでも実現可能なので、React以外の選択肢も検討すべきという意見もあると思います。しかし、私自身が普段からReactを使い慣れていたため、修正箇所があっても楽であると考えていた事、また今回のプロジェクトでは高度な動的処理が不要で、コンポーネント目的に特化した使い方であれば初学者にとっても学習コストがそれほど高くないと判断したことから最終的にReactを採用しました。
GitHub Issuesを活用したタスク管理について
仕事を作るごとにissueを作成してやりたい人が自分でアサインするという環境にしました。
これによって、個人で仕事の量を調節したり、仕事の難しさを個人で見極めて仕事を行ってもらうようにしました。
感想
去年の課題の解決に少しはなっていた気もしますが、完全には解決になっていなかったというのが感想です。
issueでタスク管理を行うことによって人によって仕事が偏ることを防止しようと考えていましたが、タスク分けを行うために時間がかかってしまうことが多く、自分自身が辛くなってしまいました。
もう少しタスクを分けること自体を話す場を用意したり、タスク分けを形式化しても良かったと反省しています。
勉強会については大切なことですが、理解度がそれぞれ違うためあまり意味を成していないようでした。
全員で行うというよりは定期的に個人の理解度を確認する場を作っていればもう少しうまくいったと思っています。
学んだことと自己成長
チーム開発のむずかしさ
初めの構想ではかなり早い段階でタスクの割り振りができて、自分がコード自体を書くことはないんじゃないかと思っていましたが、最終的に一番書くことになっていました。
リーダーシップやマネジメントの実力不足を感じました。
初学者との連携の工夫
1年生に関してはもう少し段階的に技術を学べる環境が必要だったと考えています。
もう少し個人に向き合いながら学習を促すと良かったと思っています。
まとめ
チーム開発にてリーダー的な役割を担うにあたって必要なことを学べた機会だったと思っています。
将来的にマネジメントなども視野に入れているため、チーム内で個人に向き合いながら開発を進めていける人間になっていきたいです。
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