この時代にS/Wエンジニアとして生きるということ
*これはポエムであり、個人的な思想です。
革命的に進化したLLMの登場により、S/Wエンジニアの仕事のやり方はだいぶ変化しました。
そんなこの時代に生きるS/Wエンジニアとして思うことを書きます。
1人でできることがたくさん
ご存知の通り、chatGPTが登場する前後でかなり生産性が変化しました。私の体感で、昔10人チームでやっていたプロジェクトを1人で、より短期間でできてしまうほどです。一般的に人数が減るとコミュニケーションコストやブルシットコストも減るのでそのあたりも有利です。昔、私が書いたコードを見ていると、「これ、chatGPTなしで書いたのか!すげーー!」と思うことが多々あります。そのように感じるほどに、S/W開発の作業が格段に楽になりました。
生産性が肥大化したエンジニアはもはや投資家
昔、10人でやっていたことが1人で終わる...
これは革命的です。これをお金に換算するのは不毛ですが、、、
*年間 月単価64万×12カ月×10人月 = 7,680万円*
です。果てしないです。
7,680万欲しいです。もちろん、上記を維持できるほどの仕事を取ってきて初めて成り立つ数字ですし、今と10年前の生産性でお金に換算するのは無理があるかもしれません。生産性が上がったからといって、我々の給料がいきなり 7千万になるわけではありません。しかし、インパクトは大きいです。もはや年間7千万の予算をどこに投じるかを思案する投資家と言っていいでしょう。誤解を恐れず言うと、我々S/Wエンジニアがどこに仕えるかによって、今後の社会が大きく変わると言っても過言ではないでしょう。
とはいえ新しい技術をキャッチアップするのは大変
一方で、この生産性を得るために、日進月歩なAIの進化についていくのはかなり大変です。私は正直ギリギリのラインだと思います。clineやclaudeも触れた程度。chatGPTで満足しています。特に、日本のエンジニアは日々の業務で忙殺され、chatGPT以前も新しい技術をキャッチアップする余裕がないように感じます。既に計画時に無理な工数が積まれていて、そこから身動きがとれないです。。。1人日って10Hrですよね?(え
新しい技術をキャッチアップする人は少ない
私はいわゆるJTCで働いていたことがありましたが、勉強会を開いても1割が参加してくだされば良い方でした。部門100人居ても10人に満たない参加者ですね。だいたいの人が目の前の業務で精一杯な状況で、新技術を使ってみる余裕もないです。また、すぐ使うことはできず、長い稟議を通す必要があります。上長にプレゼンする余裕もありません。私は10年前くらいに社内にチャットサーバを立ち上げて技術的な情報交換をしていましたが、「メールでよくね?」「業務時間内にすることか?」など貴重なご意見を仰る上長達を説得し、情シスにも安全性やネットワークトラフィックの測定などなど...これを通すのも結構な労力が要りました。。。若さゆえの勢いや維持で通しました。このような、新しい技術もといツールを旧態依然な組織に導入する難しさもあると思います。(コロナ禍で少しずつ変わっている気はします。)
自分のリソースをどこに投じるべきか考える
では、キャッチアップの障壁を突破し、詰め得た膨大な生産性というリソースをどこに投じるべきか?
私の考えです。私は一つの評価軸として、人類全体の幸福度を上げることにリソースを投じたいと思っています。そこを軸に考えると...
嫌な仕事から解放されて幸せになりたい
↓
でも、仕事を辞めると食べていけない...
↓
(*仮説)ゼロは無理だけども食料生産コストを削減できれば
食料を確保しつつ、程ほどの労働で生活できるようになるのでは...?
というプリミティブでシンプルな思想により、第一次産業、いわゆる食料生産を中心にリソースを投下しています。将来の夢は、食糧生産の自動化です。田舎の安価な土地さえあれば、自分たちが食べていくだけの食料を生産できるような世界をまったり目指しています。
ちょっと過激な思想を言うと、ブルシットワーカーのためのブルシットジョブをしているようなホワイトカラーよりも、エッセンシャルワーカーがもっと重宝される社会を理想としています。
結び
以上、私がここ2-3年(github copilot が出始めた頃)から思っていることでした。
この記事は長い間下書きに眠っていましたが、vibe coding により、さらなる生産性を受けつつある中で、「そういえばこんな記事書いてたなーー」と、この記事の内容をより強く思うようになったので仕上げてみました。我々は何に時間を投じるべきでしょうか。特にこの記事に目的はありませんが、同じような志を持つエンジニアの方々とこの思いを共有できれば嬉しいです。
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