Intel MacBook Pro (Mid 2014) に Ubuntu 25.10 をインストールする
の物語の続き。
要約
- ISOから新規インストールは特に困ることなくできた。
- 24.10, 25.04 より全体的にキビキビ動いているようにみえる。
- (何も設定してないから)日本語入力のサジェストのポップアップの位置邪魔笑
背景
2014 年製 MacBook Pro 13" も、あともうちょっとしたら干支を一周する。
12歳である、子供だったら、もう中学受験である。
そんなこいつを延命する兼Ubuntuの最新を入れるおもちゃとして今回も試してみようと思う。
環境
- MacBook Pro Retina Mid 2014
- メモリを16GB+USキーボード仕様でCTOしたモデル。
- macOS は Mojave に固定中
- 32bitアプリを動す目的。各種最新ソフトは入らず、日常用では実質何もできない。
- USB有線LAN or USB無線LAN のアダプタ
- MacBook の 内蔵Wifi がデフォルトインストール直後では使えないため。
- USBメモリ 8GB or later
- iso焼いてブートするためのやつ
ストレージの配分状態
全体:250GB
- MacOS:200GB
- Ubuntu:50GB
- Swap:4GB
- /:46GB
前回とサイズ量は一緒。
手順
前回はパーティションの再構成作業をしたが、今回はパーティションそのままで単純なクリーンインストールで上書きできることを目指す。
インストーラの準備
Ubuntu 25.10 の ISO を使う。
[opt.] 【失敗】balenaEtcher のインストール
前回まではWindowsマシンを引っ張り出してRufusで焼いていたが、ルートディスクに余裕があるので、今回は、balenaEtcherを試してみようかと思う。
.deb が提供されているので、今回はそれを利用する。
#cd どこか
wget https://github.com/balena-io/etcher/releases/download/v2.1.4/balena-etcher_2.1.4_amd64.deb
sudo apt install -y ./balena-etcher_2.1.4_amd64.deb
# 以下のエラーがコンソールに出てきた。怪しいぞ
# chmod: '/opt/balenaEtcher/chrome-sandbox' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません
balena-etcher
# Flash From file であらかじめDLしてた↓のISOをやった
# https://releases.ubuntu.com/25.10/ubuntu-25.10-desktop-amd64.iso
が、実行中にエラー。
インストール時にも何行かエラーが出ていたので、きっとそれのせいな気がする。(.debがUbuntu 25.04 に対応してなかったかしら・・??)
原因究明するのも面倒なので、Zip版を試すことにする。
sudo apt remove balena-etcher
# Etcher for Linux x64 (64-bit) (zip) をDL
wget https://github.com/balena-io/etcher/releases/download/v2.1.4/balenaEtcher-linux-x64-2.1.4.zip
unzip balenaEtcher-linux-x64-2.1.4.zip
cd balenaEtcher-linux-x64/
./balena-etcher
が、実行中にエラー。
だめじゃねーか。
大人しく Windows 引っ張り出して Rufus で焼いた。
UbuntuのUSBブート+インストール
Mac に USBメモリと有線LANを両方つけた状態で起動+optionボタンを押し続ける。
- とりあえずライブ起動は起動失敗にはならなかった。
- インストーラも特に詰まるところなし
- ディスク選択のところは「Ubuntu 25.04 を削除し、Ubuntuをインストール」にするとかなり楽。
ライブラリ更新
インストールが終わったら、再起動したのちライブラリ更新をする。
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
# Wifiドライバ
sudo apt install -y broadcom-sta-dkms
# 日本語入力
sudo apt install -y fcitx5-mozc
im-config -n fcitx5
# 休止設定の抑制
sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target
# reboot.
sudo reboot
このあたりの手順は同じで安心した。
一旦これでOK
日常のタイピング、ブラウジングなどの諸作業用としては十分。
IMEの入力サジェストのポップアップの位置がすごい微妙なのが気になるので、これだけなんとかしたら、使いやすい、くらい。
インストール自体は障害とかなかったので、あとはある程度自由が効きそう。
所感
基本的にUbuntu25.10や24.04との比較となるが、いろいろな最適化が進んだからか、レガシーマシンのこいつでもかなりキビキビ動く印象がある。
この最適化は結構いい感じだから、Ubuntu26.04 LTSはだいぶ期待度が高い。
ここまでいい感じなGUIだと仕事上メイン開発機としてLinuxを選択する障壁が「上司を説得する」のと「MS Office対策を考える」くらいになりそうだなぁって感じ。
(ぶっちゃけなんかそこそこ動くWindowsマシン1台を会社において、RDPで繋いでOfficeだけ使うために特化させりゃその問題も最安で解決する?とは思うけど。)
一方、レガシーマシン用Linuxとしての直近のトレンドは、Omarchyで、特に海外ではこれの話題ばっかりヒットする状況。
こっちとしては、最低限キビキビ動いて最新のブラウザが使えるLinuxならなんでもいい(できたらグラフィック綺麗なのが良い)ので、ちょっと試してみようかなという気持ち。
余談
そういえば、1度もバッテリー交換してないことに気づいた。外から見た感じはバッテリー膨張を感じることはないけど、内蔵キーボードの荷重がクソ重い原因ってきっとバッテリーなんじゃないかって気がしないでもない。
うまくいったら、バッテリー交換に関する記録も残しておくべきか・・?(そもそも、この手のは「できました!」系の記事がいろいろな都合からか、あまり見かけないんだけども)
ーーで、バッテリーはどこで回収してくれるんよ?って話もつきまとう。膨張してると市役所とか区役所でしか回収受け付けてない可能性あるんよなぁ
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