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課題管理表に入れるべき項目まとめ

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プロジェクトやチームで仕事を進めると、必ず「課題管理」が発生します。
口頭やチャットだけでやり取りしていると、「あの件どうなったっけ?」と迷子になりがちです。
そこで役立つのが「課題管理表」。Excelやスプレッドシート、あるいはRedmine・Jiraなどのツールでも基本は同じで、必要な項目を押さえておけば管理がグッと楽になります

本記事では、課題管理表に最低限入れておきたい項目を整理します。

課題管理表に入れるべき項目

1. No(管理番号)

  • 課題を一意に識別するための番号。
  • 「No.15の件ですが…」のように会話やミーティングで参照しやすくなる。

2. 記帳日

  • 課題を記録した日。
  • 課題がどれくらい放置されているかも見える化できる。

3. 記帳者

  • 課題を登録した人。
  • 発生源を明確にして、後から確認やヒアリングしやすい。

4. タイトル

  • 課題をひとことで表現。
  • 「サーバー応答遅延」や「マニュアル未整備」のようにパッと見で内容がわかる短い言葉がおすすめ。

5. 課題内容

  • タイトルだけでは伝わらない詳細を記録。
  • 「どの環境で」「どんな現象が起きて」「どう困っているか」を書くと、対応がスムーズになる。

6. 期限

  • 対応完了の目標日。
  • 「いつまでに終わらせる必要があるか」を明確にしないと、後回しにされがち。

7. 優先度

  • High / Medium / Low や A / B / C 、高 / 中 / 低などで設定。
  • 優先度が決まっていないと、「どれから手を付けるか」で迷ってしまう。

8. 担当者

  • 実際に対応する人を明記。
  • 担当者が決まっていない課題は宙に浮いてしまうので要注意。

9. ステータス

  • 「未対応」「対応中」「完了」「保留」など。
  • 進捗がひと目でわかるようにするのがポイント。

10. 対応内容

  • 実際に行ったアクションを記録。
  • 「設定変更済み」「ベンダーに問い合わせ中」などを残すことで、履歴が追える。

11. 完了日

  • 課題が解決した日。
  • 課題管理表を振り返るとき、「どのくらいの期間で解決したか」を分析できる。

実際のイメージ

No 記帳日 記帳者 タイトル 課題内容 期限 優先度 担当者 ステータス 対応内容 完了日
1 2025/09/01 佐藤 サーバー遅延 本番環境のAPIレスポンスが5秒以上かかる 2025/09/05 鈴木 対応中 設定変更とログ調査実施中 -
2 2025/09/02 鈴木 マニュアル不足 新人研修用マニュアルが未整備 2025/09/15 田中 未対応 - -

まとめ

課題管理表は「誰が・いつ・何を・どうするか」を明確にするのがポイントです。
今回紹介した項目を押さえるだけで、チーム全体の認識合わせや進捗管理が格段にやりやすくなります。

  • 項目が少なすぎると情報不足
  • 項目が多すぎると記入が面倒

バランスを意識して、ぜひ自分たちのチームに合った課題管理表を作ってみてください!

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