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ChromeOS FlexでRustを使ってLチカをするまで

2025/01/04に公開

筆者のマシン環境

  • VersaPro(ChromeOS Flex in Ultrabook Board)

    設定 -> ChromeOSについて -> 診断

ChromeOS Flexのインストール

起動後の便利設定

  • 逆スクロールはONにしといたほうがいい
  • デバイス -> キーボードと入力 から 入力設定 に飛んで 日本語 の右にある展開ボタンを押すとブラウザから句読点を変えたりできる
  • ユーザー補助機能の色反転はOFFにしといたほうがいい

操作方法

Linux開発環境について

ChromeOS Flex 上では,Windows環境で行っているように
OSと同じパーティション(Cドライブとかです)で様々をやらずに,仮想環境というものが一枚,写像のように違う世界に存在する.

この世界を Linux開発環境 と呼ぶ(少なくともChromeOS Flex上では).
Linux開発環境にどれくらいのディスク容量を割り当てるかとかは後で変えられるのだけど,
今は「ガラス越しの世界に文字列でアクセスする」と覚えておく程度で良い.

さて,その世界にアクセスする手段というものが
設定 -> ChromeOSについて というところからアクセスできる.

設定画面からストレージを割り当てたら,ガラス越しの Linux 開発環境にアクセスするためにターミナルを開こう!

ペンギンちゃんが現れます.かわいい.
このペンギンは,ガラス越しの世界で活躍する自分のアバターと思ってくれたらいいよ!
名前をつけられます.バレたらまずい名前にするのはあまりおすすめしないよ!

キーボードとマウスの設定は触れておいたほうがいい.ターミナルの設定から飛べる.
特にやっておいた方が良いのはCtrl+C & Vのコピペ設定.デフォルトだとShiftキーも押さないとC&Pできない


こんな感じの画面

mise について

  • 今は環境管理ツールと思っておいてください.
  • さすがにこの周りを全部触れていくのはかなりしんどい.やろうとなったら books で管理したほうがいいな

インストール

mise 公式サイトの GettingStarted に従って進めていくのがよい.

ChromeOS Flexでは仮想環境のLinuxについて
Debianというものを使用しているのでDebian/Ubuntuを選択

VSCode について

  • VSCode 内の環境については宗派があるため触れないこととする.
  • インストールしていい感じにするところは各位やっていってください.

mise を用いた Rust のインストール

mise use -g rust
rustc --version # rustc 1.83.0
rustup --version # rustup 1.27.1
cargo --version # cargo 1.83.0

Targets

さて,これでChromeOS Flex上に拡張性を持たせながらRustをインストールすることができましたね.できない場合はコメントでエラーを見せてください.

ここからは,ターゲットとして
https://zenn.dev/tremendous1192/articles/c0bda24a69ccd2
を参考にしながら進めていくことにします.

参考文献が Windows 環境であるため,Linux 環境でのフォローになればと思います.

マイコン 言語 リポジトリ
Wio terminal Rust https://github.com/Tremendous1192/wio_v0_7_0_reference

上記の表のうち,マイコンはまあ入手してもらうとして,Rustはさっき入れて,リポジトリをクローンしたりは

sudo apt install git
git clone ~~

とかでできると思います.

Git の SSH 認証についてですが,Git SSH とかで調べてもらうと早いです.

ターゲット参考文献の Rustの開発環境の準備 についてですが,Linux開発環境では

sudo apt install build-essential pkg-config libusb-1.0-0-dev

をやっておいてください.これをしていないとビルドというプログラムを使える状態にするときに「ないやんけ!」と怒られます.

あと参考文献と違うところといえば,参考文献では起動前にターミナルで移動していますが私は clone したリポジトリの user_led_init を右クリックしてターミナルで開きました.あとはこれを cargo hf2 --release すると行けると思います.おつかれさまでした!

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