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XServerにSSHで接続する

2024/03/06に公開

XServerを新しく借りたので、今借りているレンタルサーバーから引っ越します。
前回、レンタルサーバーを借りたときは何をやったかメモしてなかったので、今回は作業記録を残していきたいと思います。

まずは、SSHでXServerに接続できるようにします。

使用環境

  • Windows 11
  • WSL2(Ubuntu 22.04)

公開鍵認証鍵ペアの作成

まず、SSHの接続に必要な公開鍵認証鍵ペアを作ります。
XServerのサーバーパネルでも作れますがサーバーパネルで作ると暗号化方式がRSAなので、ed25519で作っておきます。

ssh-keygen -t ed25519

質問に答えて、秘密鍵と公開鍵のペアのファイルを作成します。

自分の環境では、以下の設定をしてKeepass XCで秘密鍵とパスフレーズを管理しています。

作った秘密鍵のファイルは、各OSで決められた場所の.sshの下に格納して、他の人が参照できないようにアクセス権を設定します。

公開鍵は、XServerに登録すれば必要なくなります。

XServerでのSSHの設定

初期設定では、SSHはオフになっているのでXServerのサーバーパネルでオンに変更します。

  1. 以下からサーバーパネルにログインします。

    ヘッダ部分にサーバIDが表示されているので、メモしておきます。
    SSHの接続先のホスト名やユーザーIDに使用します。

  2. アカウントの「SSH設定」を選択します。

  3. SSH設定を「ON」にして、 「設定」を押します。
    設定が完了すると「SSH設定の変更を完了しました。」と表示されるので、「戻る」を押します。

  4. 「公開鍵登録・更新」タブを押して、公開鍵を入力して「確認画面へ進む」を押します。
    公開鍵は、上で作った公開鍵です。xxxx.pubファイルの中身をコピー&ペーストします。
    作っていない人は、公開鍵認証用鍵ペアの生成タブで作った公開鍵を設定します。

  5. 確認画面が出るので、「登録する」を押します。登録が完了すると「公開鍵の登録を完了しました。」と表示されるので、「戻る」を押します。

これで、サーバーパネルでの作業は終了です。
公開鍵ファイルももう使わないので、削除します。

SSHのconfigファイルの設定

SSHのconfigファイルは、以下のように設定します。

Host xserver
    HostName サーバID.xsrv.jp
    User サーバID
    Port 10022

自分の環境では、KeepassXCで秘密鍵を管理してssh-agentに登録するようにしているので、秘密鍵の場所は書いていません。

秘密鍵の場所を書く場合は、以下のように記述します。

Host xserver
    HostName サーバID.xsrv.jp
    IdentityFile 秘密鍵ファイルのパス
    User サーバID
    Port 10022

これで、以下のコマンドでXServerとSSH接続ができるようになりました。

ssh xserver

参考

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