XServerにSSHで接続する
XServerを新しく借りたので、今借りているレンタルサーバーから引っ越します。
前回、レンタルサーバーを借りたときは何をやったかメモしてなかったので、今回は作業記録を残していきたいと思います。
まずは、SSHでXServerに接続できるようにします。
使用環境
- Windows 11
- WSL2(Ubuntu 22.04)
公開鍵認証鍵ペアの作成
まず、SSHの接続に必要な公開鍵認証鍵ペアを作ります。
XServerのサーバーパネルでも作れますがサーバーパネルで作ると暗号化方式がRSAなので、ed25519で作っておきます。
ssh-keygen -t ed25519
質問に答えて、秘密鍵と公開鍵のペアのファイルを作成します。
自分の環境では、以下の設定をしてKeepass XCで秘密鍵とパスフレーズを管理しています。
作った秘密鍵のファイルは、各OSで決められた場所の.sshの下に格納して、他の人が参照できないようにアクセス権を設定します。
公開鍵は、XServerに登録すれば必要なくなります。
XServerでのSSHの設定
初期設定では、SSHはオフになっているのでXServerのサーバーパネルでオンに変更します。
-
以下からサーバーパネルにログインします。
ヘッダ部分にサーバIDが表示されているので、メモしておきます。
SSHの接続先のホスト名やユーザーIDに使用します。 -
アカウントの「SSH設定」を選択します。
-
SSH設定を「ON」にして、 「設定」を押します。
設定が完了すると「SSH設定の変更を完了しました。」と表示されるので、「戻る」を押します。 -
「公開鍵登録・更新」タブを押して、公開鍵を入力して「確認画面へ進む」を押します。
公開鍵は、上で作った公開鍵です。xxxx.pubファイルの中身をコピー&ペーストします。
作っていない人は、公開鍵認証用鍵ペアの生成タブで作った公開鍵を設定します。 -
確認画面が出るので、「登録する」を押します。登録が完了すると「公開鍵の登録を完了しました。」と表示されるので、「戻る」を押します。
これで、サーバーパネルでの作業は終了です。
公開鍵ファイルももう使わないので、削除します。
SSHのconfigファイルの設定
SSHのconfigファイルは、以下のように設定します。
Host xserver
HostName サーバID.xsrv.jp
User サーバID
Port 10022
自分の環境では、KeepassXCで秘密鍵を管理してssh-agentに登録するようにしているので、秘密鍵の場所は書いていません。
秘密鍵の場所を書く場合は、以下のように記述します。
Host xserver
HostName サーバID.xsrv.jp
IdentityFile 秘密鍵ファイルのパス
User サーバID
Port 10022
これで、以下のコマンドでXServerとSSH接続ができるようになりました。
ssh xserver
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