WSL2(ubuntu-22.04)にgcloud CLIをインストールする【2023年7月】

2023/07/11に公開

GCPのCloud Runにnext.jsをデプロイしたいと思い、WSL2上のubuntuにgcloud CLIをインストールしました。
特にWSL2のための特別な設定はないので、普通のubuntuでも同じ手順でできると思います。

以下の手順は2023年7月11日に実施した手順です。

WSL2上のUbuntu 22.04にGoogle Cloud CLIをインストールする手順

WSL2上のUbuntu 22.04にGoogle Cloud CLI(gcloud CLI)をインストールする手順を紹介します。

公式サイト:
https://cloud.google.com/sdk/docs/install?hl=ja

gcloud CLIをインストールする

  1. gcloud CLIの配布 URI をパッケージ ソースとして追加する。
    リポジトリのパッケージリスト更新を行い、apt-transport-httpsやcurlのインストールを行います。
sudo apt-get update
sudo apt-get install apt-transport-https ca-certificates gnupg curl sudo

sudoを使っているのになぜかapt-get installでsudoが指定されています。
なくていいと思いますが、公式通りそのまま実行しました。

  1. gcloud CLI の配布 URI をパッケージ ソースとして追加します。
echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/cloud.google.gpg] https://packages.cloud.google.com/apt cloud-sdk main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/google-cloud-sdk.list

  1. Google Cloud の公開鍵をインポートします。
curl https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo apt-key --keyring /usr/share/keyrings/cloud.google.gpg add -
  1. gcloud CLI をインストールします
sudo apt-get update && sudo apt-get install google-cloud-cli

これで、インストールが完了です。
次にgcloud CLIの初期設定を行います。

gcloud CLIの初期設定

gcloudを使用する前に、初期設定を行う必要があります。

ターミナルで以下のコマンドを実行し、gcloudの初期化します。

gcloud init

gcloud initを実行すると以下の手順で初期設定を行います。

  1. ログインを行うかの回答
  2. 認証用URLを開き、使用するアカウントの選択
  3. アクセスリクエストの許可
  4. 認証コードのコピー
  5. 認証コードの入力
  6. デフォルトのプロジェクトの選択

1. ログインを行うかの回答

gcloud initを実行するとログインするか聞かれるのでyを入力します。
そうすると、URLが表示されるので、URLをクリックやコピーなどしてブラウザで表示します。

$ gcloud init
Welcome! This command will take you through the configuration of gcloud.

Your current configuration has been set to: [default]

You can skip diagnostics next time by using the following flag:
  gcloud init --skip-diagnostics

Network diagnostic detects and fixes local network connection issues.
Checking network connection...done.
Reachability Check passed.
Network diagnostic passed (1/1 checks passed).

You must log in to continue. Would you like to log in (Y/n)?  y

Go to the following link in your browser:
  https://~

2. 認証用URLを開き、使用するアカウントの選択

gcloud CLIで使用するアカウントを選択します。
googleにログインしているアカウントがない場合は、ログイン画面が出ます。

3. アクセスリクエストの許可

gcloud sdkが必要なアクセス権を要求されるので、許可をします。

4. 認証コードのコピー

許可を行うと認証コードが表示されるので、Copyボタンを押してコピーします。

5. 認証コードの入力

ここからはターミナルに戻ります。
コピーした認証コードを入力すると、連携するアカウントのメールアドレスが表示されます。

Enter authorization code: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
You are logged in as: [xxxxxxxxxxxx@gmail.com].


6. カレントプロジェクトの選択

デフォルトで処理対象となるカレントプロジェクトを選択します。
プロジェクトがない場合は、新しいプロジェクトも作成できます。

Pick cloud project to use:
 [1] xxxxxxxx
 [2] yyyyyyyy
 [3] Enter a project ID
 [4] Create a new project
Please enter numeric choice or text value (must exactly match list item):  1

Your current project has been set to: [xxxxxxxx].

これで、gcloud CLIの初期設定は完了です。

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