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Unity認定プロフェッショナル プログラマー 合格体験記#1 -試験情報-

2022/04/10に公開

はじめに

Unity認定プロフェッショナルのプログラマーに合格したので、試験や勉強方法を共有します。
この記事では、主に試験概要についてまとめます。受験を検討中の人に参考にしてもらえたらと思います。
勉強方法など、試験を受ける人向けの記事については、次の記事でまとめてます。

https://zenn.dev/pinboke/articles/unity-certified-pro-p2

Unity認定プロフェッショナル プログラマーとは

実務経験2~4年目のUnity開発者に必要な、プログラミング関連のコアスキルをテストする試験です。
資格の有効期間は 2 3年です。

https://unity.com/ja/products/unity-certifications/professional-programmer

試験形式

  • 問題数: 60問
  • 時間: 140分くらい (うろ覚え)
  • 問題形式: 選択式
  • 受講場所: テストセンター or 自宅
  • 合格条件: 700点満点中、500点以上で合格。

試験範囲

Unityの試験詳細を参照。サンプル問題もあり。
特徴はこの辺。

  • Unity 2017.4が対象。そろそろ最新版Unity向けに試験アップデートがあるかも。
  • RigidbodyやCamera等のよく使う機能だけでなく、IAPAnalyticsといったUnityサービス機能、xR関連知識など、広範囲から問題が出る。
  • ソフトウェア開発に関する基本知識も少し出る。テストの考え方、アルゴリズム/データ構造など。

また少し古いですが、Unity公式が試験範囲等の説明動画をYoutubeに上げています。

試験費用

205ドル (約2.5万円)

教材

有料

いずれもUnityの公式教材です。試験代とセットのバンドル版を買うと、割安で購入できます。

  • コースウェア (395ドル=約5万)
    • Unity公式の動画教材。利用期限はアクティベートから1年。
    • 基本的な流れは、ゲームアプリをお題に合わせて機能実装していく感じ。お題や解答例は、要点のみ動画で解説してくれる。
    • 動画や文章はすべて英語。動画は日本語字幕あり。
    • 演習問題が合計100問くらいある。解説はなく、Unityマニュアルの関連記事URLの紹介のみ。
    • 動画を2倍速で聞流し、かつ演習問題解いて1周9時間くらいかかり、ボリューム大。
  • 模擬テスト (90ドル=約1万)
    • 本試験と同レベルの演習問題を約90問解ける。利用期限はアクティベートから2か月。
    • 問題内容はコースウェアの演習問題と被り無し。
    • かなり詳しい解説と、参考サイトへのURLあり(一部リンク切れだけど)。
    • 問題、解説すべて英語。文章はコピペできないので、翻訳サイト使うときは手打ちで入力する必要あり。

無料

  • Unity マニュアル
    公式マニュアル。極論、これを全部知ってれば受かる。
  • Unityスクリプトリファレンス
    公式APIリファレンス。極論、これを全部知ってれば受かる。
  • Unity Lean Materials
    Unity Japan公式の学習プラットフォーム。動画や資料が日本語なので学びやすい。特にこれは認定プログラマー試験を想定したハンズオン教材なので、とっかかりとしておすすめ。
  • Unity Learn Premium
    Unity公式の学習プラットフォーム。Unity Learn Materialsと同じ感じだが、英語教材が多い。

試験の流れ

  1. Unityストアで試験バウチャーを購入。ここで有料教材も買える。購入すると登録メール宛にバウチャーコードが通知される。
  2. 勉強する
  3. PeasonVueでバウチャーコードを使って試験予約。各地のテストセンターや自宅での受験を選べる。
  4. 受験する。結果は試験終了後すぐに出る。

試験内容

規約により、内容について詳しくは書けませんが、以下のような感じです。

  • プログラムを読んで、バグの原因や、より最適な実装方法を考えさせる問題が多い。Unity知識 + プログラム読解力が問われてる感じ。
  • 有料教材の演習問題と難易度は同じだが、そのまま使いまわしで出ることはない
  • 本試験は日本語で出る。ルー大柴構文もあるが、理解はできる。

受験を検討してる人へ

合格にはUnityの広範囲な知識とプログラム読解力が必要なので、持っていればある程度の能力証明になると思います。また資格勉強を通して、かなりUnityの勉強になりました。
ただ、マイナー試験なので情報が少なく、(私のような)Unityを実務で使ってない人は、最低でも有料教材の模擬テストは必須だと感じます。
また、「有料教材をすべて含めると9万以上かかる」、「有料教材は英語のReading力が必要」、「2年で効力失効する」という点を考えると、万人に手放しでおススメはしずらいです(-_-;)。
就転職アピールやスキルアップとして取得を考えている方は、以下も考慮に入れて受験検討されると良いと思います。

  • 英語アレルギーがないか
  • 自己投資資金に余裕がある、または会社や学校が出してくれるか
  • Unity実務経験があり、有料教材無しでいける自信があるか

また、受験されることを決めた方は、次の記事も参考になれば幸いです(*^^)v

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