ARFoundationの公式サンプルを動かす
概要
Unityは、ARアプリを開発するためのフレームワーク ARFoundation を提供しています。今回は、ARFoundationの公式サンプルを、Androidのスマホ上で動かす手順を紹介します。
ARFoundationとは
ARFoundationは、UnityでARアプリを簡単に開発するためのフレームワークです。ARFoundationを使えば、ARCore(Android向け)、ARKit(iOS向け)など、様々なプラットフォーム上で動くARアプリを簡単に開発することができます。
環境
試した環境はこんな感じ。私はAndroid端末(Google Pixel3)しか持ってないので、この記事はAndroid専用になります。。。
OS | Windows 10 |
Unity | 2021.1.23f |
ARFoundation | 4.1.7 |
Android | 11 |
手順
大前提ですが、AndroidアプリをビルドできるUnityをインストール済みの状態から始めます。
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公式サンプルをダウンロード&解凍
ARFoundationの公式サンプルはGitHubで公開されています。まずはここにアクセスして、サンプルプロジェクトをダウンロードします。ARFoundationのバージョンは、使用するUnityのバージョンに応じて選びます。公開サイトの「What version should I use?」の対応表で確認し、対応するブランチからダウンロードしましょう。
ダウンロードしたプロジェクト(zip形式)は、適当なフォルダへ解凍します。解凍してできたフォルダ名はそのままでもOKですが、私は「ARF417_Samples」にリネームしてます。
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Unty Hubのプロジェクトリストに追加
Unity Hubを起動し、プロジェクトリストにプロジェクトを追加します。指定するフォルダは、先ほど解凍したプロジェクトのフォルダを指定します。
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Unityでプロジェクトを開く
Unityバージョンを、使用したいバージョンに設定し、追加したプロジェクトを開きます。Unity2021だとアップグレードするか確認されるので、アップグレードします。
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プラットフォーム選択
Unityが起動したら、「File」→ 「Build Settings...」で、Build Settingウィンドウを開きます。PlatformでAndroidを指定し、「Switch Platform」をクリックして、ビルド先プラットフォームを変更します。少し時間かかります。
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Build&Run
PCにAndroid端末を接続して、Build&Runします。サンプルのビルドと端末へのインストールが行われ、端末上でサンプルが起動します。
サンプルで何ができるの?
平面検出や顔検出など、ARFoundationの機能を選択式で体験できます。ただ、Android/iOSのOS種やOSバージョンによって、使用できない機能もあるようです。私のPixel3 + Android11だと、7割くらいしか遊べません(´・ω・`)。iOS端末欲しい。。。
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