📱

ARFoundationの公式サンプルを動かす

2021/10/03に公開

概要

Unityは、ARアプリを開発するためのフレームワーク ARFoundation を提供しています。今回は、ARFoundationの公式サンプルを、Androidのスマホ上で動かす手順を紹介します。

ARFoundationとは

ARFoundationは、UnityでARアプリを簡単に開発するためのフレームワークです。ARFoundationを使えば、ARCore(Android向け)、ARKit(iOS向け)など、様々なプラットフォーム上で動くARアプリを簡単に開発することができます。

https://unity.com/ja/unity/features/arfoundation
https://docs.unity3d.com/Packages/com.unity.xr.arfoundation@4.1/manual/index.html

環境

試した環境はこんな感じ。私はAndroid端末(Google Pixel3)しか持ってないので、この記事はAndroid専用になります。。。

OS Windows 10
Unity 2021.1.23f
ARFoundation 4.1.7
Android 11

手順

大前提ですが、AndroidアプリをビルドできるUnityをインストール済みの状態から始めます。

  1. 公式サンプルをダウンロード&解凍
    ARFoundationの公式サンプルはGitHubで公開されています。まずはここにアクセスして、サンプルプロジェクトをダウンロードします。ARFoundationのバージョンは、使用するUnityのバージョンに応じて選びます。公開サイトの「What version should I use?」の対応表で確認し、対応するブランチからダウンロードしましょう。
    ダウンロードしたプロジェクト(zip形式)は、適当なフォルダへ解凍します。解凍してできたフォルダ名はそのままでもOKですが、私は「ARF417_Samples」にリネームしてます。

  2. Unty Hubのプロジェクトリストに追加
    Unity Hubを起動し、プロジェクトリストにプロジェクトを追加します。指定するフォルダは、先ほど解凍したプロジェクトのフォルダを指定します。

  3. Unityでプロジェクトを開く
    Unityバージョンを、使用したいバージョンに設定し、追加したプロジェクトを開きます。Unity2021だとアップグレードするか確認されるので、アップグレードします。

  4. プラットフォーム選択
    Unityが起動したら、「File」→ 「Build Settings...」で、Build Settingウィンドウを開きます。PlatformでAndroidを指定し、「Switch Platform」をクリックして、ビルド先プラットフォームを変更します。少し時間かかります。

  5. Build&Run
    PCにAndroid端末を接続して、Build&Runします。サンプルのビルドと端末へのインストールが行われ、端末上でサンプルが起動します。

サンプルで何ができるの?

平面検出や顔検出など、ARFoundationの機能を選択式で体験できます。ただ、Android/iOSのOS種やOSバージョンによって、使用できない機能もあるようです。私のPixel3 + Android11だと、7割くらいしか遊べません(´・ω・`)。iOS端末欲しい。。。

https://twitter.com/pinboke15/status/1444337108580069381

Discussion