ミニマルなサンプルで理解!XCodeのプロジェクトをTravis CIでビルドテストする方法
必要最低限 の要素/手順で動かしてみたい!という方に。参考になれば🤗
1. XCodeプロジェクトを作る。
"TravisTest"という名前のプロジェクトを作成。
2. .travis.ymlファイルをプロジェクトに追加する。
.travis.ymlファイルは、Travis CI で使う設定を書いておくファイル。
以下のようにNew Fileから
Emptyを選んで
名前を".travis.yml"としてCreateする。
その際、以下のように注意書きが出るが、
そのままUse "." を選ぶ。
すると以下のような状態になる。
3. .travis.ymlの中身を書く。
参考までに、Swfitで書かれたProjectの際参照するべき公式ドキュメントを置いておく。
...が、ミニマルにやるなら以下の5行を .travis.yml に記述するだけでOK🤗
language: objective-c #projectで使用している言語
osx_image: xcode12.4 #projectで使用しているXCodeのバージョン
xcode_project: TravisTest.xcodeproj #project名
xcode_scheme: TravisTest #何もいじってなければproject名と一緒
xcode_destination: platform=iOS Simulator,OS=14.4,name=iPad (8th generation) #ビルドテストを走らせたいシミュレータを指定
1行目について。
なぜプロジェクトで使用している言語はSwiftなのに、language:はobjective-cでいいのかというと、公式に以下の説明がある。
Right now, language: swift is just an alias for language: objective-c. Said another way, we don’t have native support for Swift projects at this time. Swift builds are just routed to our macOS image, the same as Objective-C builds.
雑訳すると、「swiftって書こうがobjective-cって書こうが一緒だから!!」とのこと👀
2行目について。
今回はXcode 12.4を使って作ったプロジェクトなのでそのバージョンを書いた。
このosx_image:を書かないと、ビルドに使われる MacOSとXcodeのバージョンは、
デフォルトで macOS 10.13 / Xcode 9.4.1 になるらしい。ちょっと古い👀
5行目について。
今回はXCode 12.4を指定しているが、XCodeのバージョンによって使えるシミュレータのOSや機種が異なる。
Xcode 12.4で扱えるシミュレータのiOSのバージョンは以下に書いてある。
デフォルトの設定(Xcode 9.4.1)だと、iOS14のsimulatorは動かない。
4. Travis CI とGitHubのリポジトリを連携させる。
4-1. GitHubのリポジトリを作る。
今作ったプロジェクトをGithub上に置く。
リポジトリがPublicでないと課金が発生しうるので注意⚠️⚠️
4-2. Travis CI にログインする。
緑色のSign up ボタンを押す。
すると以下のような画面に遷移するので、
一番上の"SIGN UP WITH GITHUB"を選ぶ。
登録できたら、あとは画面の説明に従うのみ。
5.完成!
4-1.で作成したリポジトリにコードをプッシュするだけでビルドテストが走るようになる。
ビルドテストが成功すると、以下のような感じで緑色中心の画面が表示される。
おわりに
今回作ったリポジトリを以下に貼っておく。
おしまい🤗
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