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S3(Amazon Simple Storage Service) まとめ
基本概念
- オブジェクトストレージ
- ファイルやデータを「オブジェクト」として保存するクラウドベースのストレージ方式
- オブジェクトとは
- データ: 画像や動画、ドキュメントなどのファイルデータ。
- メタデータ: ファイルの作成日、アクセス権、ファイルの種類など、ファイルに関する情報
- キー: オブジェクトを識別するための一意な名前
- オブジェクトとは
- ファイルやデータを「オブジェクト」として保存するクラウドベースのストレージ方式
- バケット
- オブジェクト(ファイルデータ)を保存・管理するための「コンテナ」のような役割
特徴
- スケーラビリティ
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事実上無制限の容量を提供している
- バケットに保存できるオブジェクトの数に制限がない
- 個々のオブジェクトサイズの上限は5TB
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1秒あたり数千から数万のリクエストを処理可能
- 1秒間に何万ものPUT(データアップロード)、GET(データ取得)などのリクエストに対応できるため、トラフィックの急増にも耐えることができる
- データ管理方法
- ライフサイクルポリシー
- 一定期間後にコスト効率の高いストレージクラスに自動で移行させたり、不要になったデータを削除するように設定することができる
- 長期間にわたるストレージ管理の手間を軽減し、膨大なデータの効率的な管理が可能
- 一定期間後にコスト効率の高いストレージクラスに自動で移行させたり、不要になったデータを削除するように設定することができる
- インテリジェントティアリング
- ライフサイクルポリシー
- オートスケーリング
- ユーザーが意識することなく、リクエスト量に応じてリソースを分散させる
- グローバルアクセスとCDN連携
- 地理的に分散したアクセス: 世界中のユーザーがS3に保存されたデータに高速でアクセスできるように、S3とCloudFrontの連携によりキャッシュとデータ配信が最適化されます。
- トラフィックの負荷分散: 世界中から大量のリクエストが来ても、トラフィックを効率的に分散処理し、高いパフォーマンスを維持します。
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事実上無制限の容量を提供している
- 耐久性・可用性
- 99.999999999%
- 1兆個のオブジェクトをS3に保存しても、1年で失われるオブジェクトは平均して1個未満という水準
- データの自動複製
- アベイラビリティゾーンの冗長性: S3に保存されたデータは、選択したAWSリージョン内の少なくとも3つのアベイラビリティゾーンに複製されます。これにより、物理的な破損や災害、ハードウェア障害が発生してもデータが耐久性を持ち続けます。
- 自動復元:万が一、1つのAZ内でデータの破損や障害が発生した場合、他のAZにあるコピーが自動的に使用され、問題が発生した部分はバックグラウンドで復元されます。
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データ整合性の定期チェック
- チェックサムによる検証: S3は、オブジェクトを保存する際にチェックサム(データの整合性を検証する値)を生成し、定期的にこれを確認することで、データの整合性が保持されているかをチェックします。
- 自己修復機能: 破損が検出された場合、冗長的に保存されている他のコピーからデータを復元し、元の状態に戻します。このプロセスは完全に自動化されています。
- 99.999999999%
主な機能
- データ保存
- データ取得
- バージョニング
- クロスリージョンレプリケーション
ストレージクラス
- S3 Standard: 高い可用性と耐久性を持ち、頻繁にアクセスされるデータ向け。最も一般的に使用されるストレージクラスです。
- S3 Intelligent-Tiering: アクセスパターンが不明なデータ向け。データのアクセスパターンに応じて自動的にコスト最適化されたティアに移動します。
- S3 Standard-IA(Infrequent Access): 低頻度アクセスのデータ向け。アクセスが少ないが、すぐにアクセスできる必要があるデータに適しています。S3 Standardよりもコストが低いですが、アクセスするたびに追加料金が発生します。
- S3 One Zone-IA: 一つのアベイラビリティゾーン内に保存される低頻度アクセスのデータ向け。耐久性は低いものの、コストがさらに抑えられます。
- S3 Glacier: 長期アーカイブ用のストレージで、データアクセスに数分から数時間かかります。低コストで大容量データの保存に適しています。
- S3 Glacier Deep Archive: さらに低コストで、アーカイブデータ向け。アクセス頻度が極めて低いデータに適しており、取り出しに12時間以上かかることがあります。
使用ケース
- バックアップ
- ディザスタリカバリ
- ウェブサイトホスティング
- ビッグデータ分析
Discussion