福岡未踏に参加してよかったこと
これを書いている最後の未踏合宿の夜で隣で徹夜でプレゼン資料を仕上げたチームメンバーがいびきをかいている。自分の中でやりきったなという気持ち、もっとプロダクトを作りこみたかったという悔しい気持ち、次はああしたいな、こうしたいな、熱い人たちへのあこがれの気持ち、様々な人たちの工夫、努力を目にして気持ちが高まっている今の瞬間の気持ちを切り取ってみる。特に論理的な章立てはせず、印象的なものから上から書いていこうと思う。
また、これからは僕のお気持ちだけでなく、開発で得た知見などもきちんと発信していくつもりなのでよろしくお願いします。
みんなすごい。モノづくりが面白いのはその過程だね
作っているモノは違っていても、課題に対してどう取り組んだのかという他人の成果をじっくり聞くのはすごく楽しい。一つのシンプルな機能を取り上げても、その裏には様々な制約、自分のビジョン、具体的な技術を考慮した上で、奇跡的なバランスを保って成り立っている。そこには苦労と工夫とがみられた。それらに対しては本当に尊敬するばかりだ。モノづくりはこうでなくっちゃね!
想像がどんどん広がる楽しさ
皆さん新しい技術、価値観などを自分のプロダクトに融合していた。プレゼンを聞くのもいいが、やはりプレゼンが終わった後に詳しく話を聞きに行くのがいいだろう。失礼かもしれないがいくらプレゼンが面白くなくても(すみません)、その技術、価値観の最前線でプロダクトを作っている人の話を聞くと「もしこれが実現すれば、世界はこうなるかもね」「こんなビジネスモデルが成立するかもね」「人の価値観はこう変容するよね」「情報の利活用の幅はこう広がるよね」といった風にどんどん未来へ、新しいことへと想像が広がる。未来を想像するのはモノづくりのと同じくらい楽しいし、本質だと思う。次新しいものを作るための情熱が自分の中でふつふつというかわくわくするのが感じられ、楽しい。
未来は皆で作っているもので、自分もその一環になれる
福岡未踏での開発には、最新の論文を調べたりして、最新の技術を取り入れて開発している人が多くいる。ぼくは世の研究者ほど高度なことをしているわけではないけれど、確かに未だ世の中にはないプロダクトを作っていて、プロダクトの表面には現れないかもしれないけど、新しい知見を掘り出している。
今はまだ世の中の未来を作っていると胸を張れるようなプロダクトは作れていない。しかしこの福岡未踏を通して、これから未来を作る技術、プロダクトを開発しているんだと胸を張って言えるようなクリエイターになりたいと強く思えるし、そのための重要なことをたくさん学ばせていただいた。
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