Linuxのミドルウェア

Webサーバー
Apache
世界で最も利用されているWebサーバー。おそらく世界で最初のWebサーバーで、最初は単純にHTMLを送信するような機能しかなかった。世界中から機能を拡張するパッチ(patch)が送られてきて、たくさんのパッチが当てられたので、Apacheという名前になったらしい。
Linux、BSD、Mac、Windowsと多くのプラットフォームに移植されている。
PHPは、Apacheのプロセス内で動作するモジュールとして開発されており、Perlに比べて高速に動作するのが特徴だった。[1]
Nginx
ロシアで開発されたWebサーバー。ロシアは、日本やアメリカのようにハイスペックなサーバーを用意することが難しいらしく、低スペックなサーバーでも運用できるように効率化されている。
最大の特徴は、単一のプロセスで複数のアクセスを処理するイベント型のWebサーバーとなっている。[2]
C10K対策として注目されていたが、最近はC10Kの話題はあまり持ち上がらない。[3]

データベースサーバー
MySQL
PostgreSQL
SQLite

メール関連のサーバー
メール関連のサーバーは、SMTPとMRAに分けられる。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
インターネット上のメールは、送信するサーバーから、目的のサーバーに向かって、中間にあるサーバーが、バケツリレーのように配送する。自サーバー宛てのメールであれば保存し、自サーバー宛でなければ、目的のサーバーに向かって、再配送する。そのため、暗号化していないと途中で内容を見られたり、サーバーのミスで紛失したりする。
代表的なSMTPサーバーは、sendmail と Postfix 。
sendmail
一番最初のSMTP。本来のEメールは、自サーバー内のユーザー同士にだけ、メールを送り合う機能だった。後に、Eメールは便利だから、他のサーバーのユーザーにも送れるようになったら、もっと便利になると考え、世界中のサーバーに送れるようになった。多くのサーバーでは、現在でもデフォルトのSMTPになっている。
歴史的経緯でソースコードが複雑になっており、設定も複雑怪奇で、最新の設定には対応できない。本格的に運用するなら、Postfixに変更することをお勧めする。
Postfix
おそらく商用サーバーでもっとも利用されているSMTPサーバー。
MRA
自サーバー内に保存されているメールを、エンドユーザーの問い合わせに応じて送信する。
代表的なMRAには、Dovecot がある。
Dovecot
POP3、IMAP、SSLに対応
概要を詳しく知りたい方
Macでの設定

なりすましメール対策
AレコードやMXレコードが無くても、SPFはちゃんと設定すべき
以下が、このドメインからメールは出ないという設定
v=spf1 -all
