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Ubuntu for Japanese Users

2021/02/12に公開

Ubuntu for Japanese Users #1

at 2021-02-12

はじめの第一歩

Ubuntu 20.10をインストールしました。
インストーラーは日本語対応しています。kernelは5.8系。
オフィスアプリは、libreOfficeが最初からインストールされています。

Ubuntuのインストーラーのできは、素晴らしいと思います。


パッケージの更新

インストール直後に一回、更新しておきます。

sudo apt update
sudo apt upgrade

日本語入力の設定

fcitxのインストール

sudo apt install fcitx-mozc --install-recommends fcitx-tools fcitx-m17n

設定画面で、地域と言語を選び+ボタンを押して、日本語(mozc)を追加します。
その次に、インストールされている言語の管理を押して、キーボード入力に使うIMシステムをfcitxにします。

fcitxの起動

fcitx -r

fcitxが起動されたら、設定の入力ソースの確認を行います。
mozcが加わっていることを確認できたら、
入力ソースの設定を行います。

im-config

で、はいを選びながら、選択画面が出てきます。
fcitxを選んで、はい、で終了させます。

最後に、fcitxの自動起動を設定します。
自動起動するアプリケーションが、アクティビティのすべてのアプリの中にあるので、立ち上げます。その中に、im-launchという項目があるので、編集します。
im-launch trueとなっている部分をim-launch fcitxと書き換えましょう。

最後に、いろいろなアプリケーションで日本語入力ができるように、dot file2つも編集しておきます。

.xprofile

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export XMODIFIER="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

.pam_environment

GTK_IM_MODULE DEFAULT=fcitx
QT_IM_MODULE  DEFAULT=fcitx
XMODIFIERS    DEFAULT=\@im=fcitx

swapfileの修正

起動時にswapfileが読み込めずエラーとなっていました。
swapfileを作り直しましょう。以下の例はサイズを8Gで設定しています。

sudo swapoff /swapfile
sudo truncate -s 0 /swapfile
sudo chattr +C /swapfile
sudo btrfs property set /swapfile compression none
sudo fallocate -l 8G /swapfile
sudo chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile
sudo swapon /swapfile

または

sudo swapoff /swapfile
sudo rm /swapfile
sudo btrfs filesystem mkswapfile --size 8G /swapfile
sudo swapon /swapfile

起動時のエラー修正

initramfs unpacking failed: Decoding failed というエラーが出ていました。
起動時間短縮のため、カーネルは圧縮されているのですが、形式がlz4だとバグで起動時にエラーが出るようです。起動自体はするので、問題ないのかもしれません。
念の為、昔ながらのgzipまたはlzopに変更しておきます。

次のファイルのCOMPRESS行を変更します。
/etc/initramfs-tools/initramfs.conf

COMPRESS=lzop
    または
COMPRESS=gzip

忘れないうちに、カーネルのローダーを再生成します。

sudo update-initramfs -u

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