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ブータブルISOイメージを簡単に使えます

2021/02/01に公開

A New Bootable USB Solution

ブータブルなisoイメージをコピーするだけで、簡単にUSBメディアから起動できます。

Ventoyのおかげで、レスキューもOSの試用も、安心して試せます。
ISOのイメージをUSBディスクなどに書き込まず、Ventoy[1]がインストールされたUSBディスクにファイルとしてコピーすることで、大体のISOイメージは起動できます。Normal Modeで起動しない場合でも、Grub Modeで起動できる場合もあります。
万一の備えに、あなたもお一ついかがですか?

USBディスクに、セキュアブート対応でGPTパーティションのventoyをインストールする場合のコマンド例。
GUIでも同じことができますよ。

sudo Ventoy2Disk.sh -i -s -g /dev/sdX

USBディスクの中味は消えますよ!


インストール方法

Linux全般

sourceforgeまたはgithubからダウンロードします。

wget https://sourceforge.net/projects/ventoy/files/v1.0.99/ventoy-1.0.99-linux.tar.gz/download
wget https://github.com/ventoy/Ventoy/releases/download/v1.0.99/ventoy-1.0.99-linux.tar.gz
tar xf ventoy-1.0.99-linux.tar.gz
cd ventoy-1.0.99
./VentoyGUI.$(uname -m)

Manjaro Linux

sudo pamcan -S ventoy
ventoygui

Arch Linux

AURパッケージ

yay -S ventoy-bin
ventoygui

Windows

ブラウザなどでVentoyダウンロードします。またはVentoy Files(SourceForge)から、ダウンロードしましょう。
ダウンロードしたzipファイルを開いて、ventoy2disk.exeを実行しましょう。

Mac

MacでのVentoyのインストールは公式には未対応の模様。
https://toolboxforweb.xyz/blogs/blog/ventoy-for-mac
他のOSでインストールすれば、おそらく使えるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=t569-j5aoA4

ファイルシステムを変更する場合

ventoyが対応しているファイルシステムならisoイメージをコピーする場所は、再フォーマットできます。
(特にこだわりがなければ、デフォルトでいいと思います。)

変更する場合には、ISOイメージをコピーする前に、最初に変更しておくと良いかと思います。
標準だとexfatになっているかと思いますが、Ventoyはext4にも対応していますから、ext4にフォーマットしても使えます。
ext4はsymlinkなども使えるので、最初にext4にフォーマットし直しておくと良いかもしれません。

Ventoyのデバイスを確認

VENTOY=$(lsblk -e7 -lpf -o NAME,LABEL |grep Ventoy|cut -d' ' -f1)
echo $VENTOY

ext4にフォーマット

sudo mkfs.ext4 $VENTOY

isoファイルをコピーするだけで、いろんなブート可能なイメージファイルを試せるなんて、素敵ですね。
公式サイトみたら、これだけテスト済みなんだというので驚きますし、安心できます。


実際、使ってみたら、便利なことこのうえない。
USBブートさえできれば、レスキューできる。
これがあれば、安心安心。

誰か作ってくれないかと思っていたら、既に完成といえるものが、できていたんだもの。
ありがとう。ありがとう。

ほんとに、足を向けて寝れませんよ。ありがたやー。

脚注
  1. https://ventoy.net/en/ ↩︎

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