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【イラスト付き】JavaScript関数三種【丁寧に解説】

2024/09/02に公開

はじめに

皆さんこんにちは。

今回はJavaScriptの関数の書き方をご紹介します。
関数はJavaScriptを扱う上では必須の要素です。そして関数には書き方が3種類あります。

今回はこれら関数3種類の書き方について解説します。

こんな人にオススメ

  • 初めてJavaScriptに触れる方
  • JavaScriptの関数宣言の書き方を知りたい

初めて学習する方にも分かるように、丁寧に解説していきます。
プログラミングに慣れてきた方も、是非一度目を通していただけると嬉しいです。

😋 JavaScriptはあちこちで関数を使う言語です♪

function宣言

まずポイントをチェック

  • functionキーワードを使う
  • ベーシックかつ古くからある書き方

fucntion宣言は最もベーシックかつ古くからある書き方です。functionキーワードを使い、関数名、引数、処理内容、戻り値を指定します。

書き方

  • 関数名はfunctionキーワードの右側
  • 引数は丸カッコ内
  • 複数の場合はカンマ区切り
  • 処理内容は中カッコ内
  • 戻り値はreturnキーワードの右側
function 関数名(引数リスト) {
    処理内容
    return 戻り値;
}
// helloと表示する関数
function hello() {
    console.log('hello');
}

// 引数で受け取った文字列を表示する関数
function showMsg(message) {
    console.log('内容:' + message);
}

// 引数の値段と数量で合計金額を計算して返す関数
function calcPrice(price, amount) {
    return price * amount;
}

実行する際は関数名を指定し引数を丸カッコに指定します。引数なしの関数を実行する場合は、実行時に引数を指定する必要はありません。戻り値がある関数を実行する場合は、変数で受け取るなど戻り値の対応をします。

// それぞれの関数を実行
hello(); // 引数なしなので、丸カッコには何も指定しない
showMsg('関数を実行'); // 戻り値なしの関数なので、結果を受け取る記述は不要
const sum = calcPrice(100, 2); // 合計金額は戻り値で返ってくるので、変数で受け取る

😋 functionは昔ある代表的な書き方です♪

関数式

まずポイントをチェック

  • 関数を変数に代入する形式
  • 関数名は省略し、変数名を利用
  • それ以外は従来の関数と同様

関数式は、関数を変数に代入して宣言する方法です。

書き方

  • 関数式の構文はfunctionキーワードを利用
  • 引数、処理内容、戻り値の記述方法は従来の関数と同様
  • 変数名が関数名になるので、関数名は省略
const 変数名 = function (引数リスト) {
    return 戻り値;
};
// helloと表示する関数
const hello = function () {
    console.log('hello');
};

// 引数で受け取った文字列を表示する関数
const showMsg = function (message) {
    console.log('内容:' + message);
};

// 引数の値段と数量で合計金額を計算して返す関数
const calcPrice = function (price, amount) {
    return price * amount;
};

実行する際は変数名を指定して実行します。引数の渡し方や、戻り値の扱いは従来の関数と同様です。

// それぞれの関数を実行
hello();
showMsg('関数を実行');
let sum = calcPrice(100, 2);

😋 関数式は関数を値として扱えるJavaScriptの特徴的な宣言方法です♪

アロー関数

まずポイントをチェック

  • 関数式の省略表現
  • functionキーワードは利用せず、矢印を利用する
  • 引数が1つだけの場合は、丸カッコを省略可能
  • 処理が1行だけの場合は、returnと中カッコを省略可能

アロー関数は関数式の省略記法です。アロー関数は関数式の省略表現なので、構文のほとんどは関数式と同じです。大きな違いとして、アロー関数の構文はfunctionキーワードは利用せず、矢印を利用します。

書き方

  • functionキーワードは記述せず、いきなり引数の宣言
  • 引数宣言の右側には矢印を配置
  • 矢印の右側に処理を記述
const 変数名 = (引数リスト) => {
    return 戻り値;
};

以上の基本形からさらに、引数や処理の書き方に省略記法が用意されています。

省略ルール

  • 引数が1つだけの場合は、丸カッコを省略できます。
  • 処理が1行だけの場合は、returnと中カッコを省略できます。
const 変数名 = 引数 => 戻り値;
// helloと表示する関数 
const hello = () => console.log('hello');

// 引数で受け取った文字列を表示する関数
const showMsg = message => {
    console.log('内容:' + message);
};

// 引数の値段と数量で合計金額を計算して返す関数
const calcPrice = (price, amount) => price * amount;

実行する際は変数名を指定して実行します。引数の渡し方や、戻り値の扱いは従来の関数と同様です。

// それぞれの関数を実行
hello();
showMsg('関数を実行');
let sum = calcPrice(100, 2);

😋 アロー関数は省略も含めて覚えましょう♪

おわりに

皆さん、お疲れ様でした。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

関数の書き方について確認をしていただきました。3つの書き方の内、アロー関数は慣れるまで理解しづらいですが、利用頻度は高いので根気よく理解を深めましょう。

😋 これからもプログラミング学習頑張りましょう♪

参考リンク集(MDN Web Docs のリンク)

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