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【Flutter】Dioと他の通信パッケージの比較
はじめに
FlutterでHTTP通信を行う際、標準のhttpパッケージと比較してDioは以下の点で優れています。
Dioのメリット(httpパッケージとの違い)
URLの利便性
Dioは、ベースURLを設定しておけば、リクエスト時に相対パスの文字列をそのまま使ってリクエストを送信できます。
JSONの自動デコード
Dioはレスポンスボディを受け取ると、自動的にJSONを解析(デコード)し、結果をresponse.dataとしてDartのMap型などで提供します。これにより、手動でdart:convertのjsonDecode()を呼び出す必要がなくなり、通信コードが簡潔になります。
Retrofitの役割(自動コード生成)
Retrofitは、Dioとjson_serializable(JSONモデルの自動変換ツール)を組み合わせて利用するパッケージです。
これは、APIとの通信に必要な定型的なコード(HTTPリクエスト部分、JSON変換ロジック)を自動生成してくれるツールです。
開発者はインターフェースのようにAPIメソッドを宣言するだけで、残りの複雑な通信処理をRetrofitに任せることができ、保守性が高くクリーンなコードが実現します。
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