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kubeflowをローカル環境に構築

2021/07/16に公開

概要

kubeflowをローカル環境(Mac)に構築する話
基本的には以下を参考に構築
https://www.kubeflow.org/docs/distributions/minikf/minikf-vagrant/

Kubeflowとは

モデルの作成・学習・検証、ワークフロー構築、モデルサービングといった
MLOpsに関するワークロードをKubernetes上で実行するためのオープンソースツールキット。
元はGoogleが開発してOSS化したプロジェクト。

推奨スペック

以下のようにKubeflowは動作要求スペックが高く、
ローカル端末に導入するのはわりと敷居が高め。
ただし、ローカルに構築する方法も存在するのでまとめていく。

メモリ ディスク CPUコア数
12GB 50GB 2

miniKF

Kubeflow公式で公開されている
ローカル端末にKubeflowを構築するためのツール。
「miniKubeFlow」で「miniKF」の模様。
内部ではminikubeなど必要なものを組み合わせて環境を実現している。
ただし、miniKFをインストールするには、vagrantとVirtualBoxの事前インストールが必要。

事前インストール

VirtualBox

oracleの仮想環境構築ソフトウェア
ダウンロードしてdmgファイルからインストール
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

vagrant

仮装環境の設定や操作などをコマンドベースに実施してくれるソフトウェア
VirtualBoxでminiKFを稼働させるための操作を担う。
brewでも、イメージダウンロードでもどちらでも可。

brew install vagrant

https://www.vagrantup.com/downloads

kubectl

kubernetes環境を操作するためのコマンドツール。

brew install kubectl

https://kubernetes.io/ja/docs/tasks/tools/install-kubectl/

miniKFインストール

ディレクトリ作成

どこでもいいのでディレクトリを作成してそこにターミナルでcdしておく。

cd ~/hoge/minikf/

miniKFをインストール

vagrant init arrikto/minikf

仮装環境を起動

vagrant up

実行後たぶん

please re-run vagrant up

と表示されているので、再度以下を実行

vagrant up

※ここでVirtualBoxが正しくインストールできていないとエラーになる。
その場合はVirtualBoxがきちんとインストールできているか確認する。
(macOSのセキュリティでロックされている可能性がある)

起動確認

vagrant global-status

miniKFの管理画面にアクセス

「10.10.10.10」でアクセスできる。
アクセスしたら画面上で「enter」キーを押すとKubeflowの構築が始まる。
私の端末では1~2時間くらいかかった。。
構築が完了したら画面の「connect miniKF」ボタンからKubeflowの画面にアクセスできる。

おわり。

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