kubeflowをローカル環境に構築
概要
kubeflowをローカル環境(Mac)に構築する話
基本的には以下を参考に構築
Kubeflowとは
モデルの作成・学習・検証、ワークフロー構築、モデルサービングといった
MLOpsに関するワークロードをKubernetes上で実行するためのオープンソースツールキット。
元はGoogleが開発してOSS化したプロジェクト。
推奨スペック
以下のようにKubeflowは動作要求スペックが高く、
ローカル端末に導入するのはわりと敷居が高め。
ただし、ローカルに構築する方法も存在するのでまとめていく。
メモリ | ディスク | CPUコア数 |
---|---|---|
12GB | 50GB | 2 |
miniKF
Kubeflow公式で公開されている
ローカル端末にKubeflowを構築するためのツール。
「miniKubeFlow」で「miniKF」の模様。
内部ではminikubeなど必要なものを組み合わせて環境を実現している。
ただし、miniKFをインストールするには、vagrantとVirtualBoxの事前インストールが必要。
事前インストール
VirtualBox
oracleの仮想環境構築ソフトウェア
ダウンロードしてdmgファイルからインストール
vagrant
仮装環境の設定や操作などをコマンドベースに実施してくれるソフトウェア
VirtualBoxでminiKFを稼働させるための操作を担う。
brewでも、イメージダウンロードでもどちらでも可。
brew install vagrant
kubectl
kubernetes環境を操作するためのコマンドツール。
brew install kubectl
miniKFインストール
ディレクトリ作成
どこでもいいのでディレクトリを作成してそこにターミナルでcdしておく。
cd ~/hoge/minikf/
miniKFをインストール
vagrant init arrikto/minikf
仮装環境を起動
vagrant up
実行後たぶん
please re-run vagrant up
と表示されているので、再度以下を実行
vagrant up
※ここでVirtualBoxが正しくインストールできていないとエラーになる。
その場合はVirtualBoxがきちんとインストールできているか確認する。
(macOSのセキュリティでロックされている可能性がある)
起動確認
vagrant global-status
miniKFの管理画面にアクセス
「10.10.10.10」でアクセスできる。
アクセスしたら画面上で「enter」キーを押すとKubeflowの構築が始まる。
私の端末では1~2時間くらいかかった。。
構築が完了したら画面の「connect miniKF」ボタンからKubeflowの画面にアクセスできる。
おわり。
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