Open2
計算機プログラムの構造と解釈 第2版を解いていく
理解するのが難しいとされるSICPをChatGPTを使って読んでいきます。[日本語訳はこちら]
早速、ChatGPTに学習上の注意点を聞いてみましょう。
SICP(Structure and Interpretation of Computer Programs)は、Hal AbelsonとGerald Jay Sussmanによって執筆された計算機科学の教育用の教科書です。以下に、SICPの学習における注意点をいくつか挙げます。
- 抽象的な考え方への挑戦: SICPは、計算機科学の基礎的な概念やプログラム設計の原則を扱っています。一部の読者にとっては、これらの概念や原則が初めて出会うものか、抽象的な考え方に慣れていないかもしれません。SICPの学習では、新しいアイデアや概念に対する耐性を持つことが重要です。
- 数学的な理解の必要性: SICPは数学的な概念を含んでいます。関数、再帰、無限リストなどの概念を理解するために、数学的な考え方や記号論理などに関する基本的な知識が必要になる場合があります。数学的な概念が苦手な場合は、それらに対して追加の学習や復習が必要になるかもしれません。
- 実践的なプログラミングの側面の欠如: SICPは、計算機科学の基礎を教えることを主な目的としています。そのため、実際のプログラミングの実装や現実の問題に対する具体的なアプリケーションについては詳しく触れられていません。学習者は、SICPの内容を実践的なプログラミングに応用するために、追加の学習やプロジェクトを行う必要があります。
- Lisp/Schemeの使用: SICPはLisp言語(特にScheme)を使用してコード例を提供しています。Lispは他の一般的なプログラミング言語とは異なる構文やスタイルを持っているため、Lispに慣れていない場合は最初は戸惑うかもしれません。Lispの基本的な構文と考え方についての理解が必要です。
- 問題の難易度: SICPの問題は、初心者から上級者までの幅広いレベルの読者を対象としています。一部の問題は非常に挑戦的で、時間と努力が必要になるかもしれません。学習の過程で自分のスキルレベルに合わせて問題を選ぶことが重要です。
SICPを学習することは、プログラミングと計算機科学の基礎を深く理解するための素晴らしいリソースとなるでしょう。学習の途中で疑問や困難が生じた場合は、コミュニティやオンラインリソースのサポートを活用することもおすすめです。
SICPに限らず、壁の高そうな課題でもChatGPTを使えば学習曲線が緩やかになるので、積極的に使っていきましょう。
SICPで使うための処理系を導入する
実際にどんな処理系があるのかChatGPTに聞いてみました。
ChatGPT
SICPの教材で使用されるプログラミング言語は主にSchemeです。SchemeはLispの方言であり、SICPの教科書の中で使用されるコード例や演習問題の解答はSchemeで書かれています。
Schemeの実行環境(処理系)はいくつかありますが、以下にいくつかの一般的なScheme処理系を紹介します。
- MIT/GNU Scheme: MIT/GNU Schemeは、Massachusetts Institute of Technology(MIT)で開発されたScheme処理系です。SICPの教科書でもMIT/GNU Schemeが使用されています。MIT/GNU Schemeはオープンソースであり、Windows、Mac、Linuxなどの複数のプラットフォームで利用可能です。
- Racket: Racket(旧称PLT Scheme)は、Schemeの派生として開発されたプログラミング言語および処理系です。Racketは、様々なプログラミングパラダイムをサポートし、SICPの教科書との互換性も高いため、SICPの学習に使用することができます。
- Chicken Scheme: Chicken Schemeは、Scheme処理系の一つであり、高速で実行可能なC言語へのコンパイルを特徴としています。Chicken Schemeはオープンソースであり、複数のプラットフォームで利用可能です。
本家のMIT/GNU Schemeでもよしげですが、今回はVSCでも利用できるRacketを使用します。(ダウンロードはこちら)
Macユーザはbrew経由でインストールができます。
brew install --cask racket
...
racket -v
Welcome to Racket v8.8 [cs].
VSCで利用したい場合は 次の記事を参考になるでしょう。