Notion AIのChatGPTとの違いと、エンジニア向けの効果的な使い方
こんにちは。株式会社ペライチ の Wraptas 担当の @nabettu です。
私は普段 Wraptas という 「Notion をヘッドレス CMS にして Web サイトを制作できる NoCode サービス」 を開発・運営しています。
みなさん Notion は使っていますでしょうか。 Notion は Evernote のようなドキュメント管理にデータベース機能を追加したワークスペースサービスです。
私はサービス開発での利用に加えて、日ごろ Notion でドキュメントや ToDo などを管理しています。
また、最近 Notion にも ChatGPT のような Notion AI というサービスが出ました。
この記事では、ChatGPT との違いとエンジニア向けの Notion AI の使い方を紹介します!
Notion AI の独自性
1.Notion 内で動くメリット
ChatGPT などを利用しようとすると、どうしても毎回 ChatGPT の画面に移る必要が出てきますが、Notion のワークスペース上でそのまま使えるのが便利ですね。(Copilot も同じです)
ChatGPT ではデフォルトでは学習に利用されるため、業務に関する内容を記載するわけにはいきません。
また、料金についても業務での利用において個人建て替えが必要になるため、Notion の料金に含まれている Notion AI ならそのあたりの懸念が解消されます。
さらに、ChatGPT では個人チャットになってしまいますが、チームで他のメンバーがどのように利用しているかというのがそのまま見える形になっています。そのまま同じプロンプトを利用したり、Notion でリアルタイムにチームで編集が可能なのでそのままプロンプトを一緒に考えることができます。
2. 独自フォーマットに対応
Notion は Notion 内で独自のフォーマット・ブロックがありますが、Notion AI ではそれらの相互変換が可能です。これは ChatGPT にはできないポイントですね。
たとえば ToDo リストを作ってもらって、それをテーブルに変換するなど、割と自由に AI に修正してもらえます。
このような指示から以下のような結果が得られます。
Notion にはもともとテキストなどに限ればブロックの変換ができましたが、より自由に変換できるようになりました。
もちろん AI での新規の文章作成時に Notion ブロックを指定して書いてもらうことが可能です。
3. 文脈の説明が簡略化できる
ChatGPT を利用していると、前提説明が結構必要だったりします。
Notion AI では「そのページの内容を事前に理解しておいてもらう」ということが可能ですので、前提説明がページにすでに記載してある場合そこを簡略化できます。
エンジニア向けの活用方法
普通にコードを書いてもらう
もちろんこれは ChatGPT や Copilot でも利用可能ですが、Notion AI の特徴として「ページ内の文脈を説明不要」というメリットを挙げました。
そのため、ChatGPT でそれらを記載するよりも手数を少なく指示が出せます。
また、もちろんコードの修正なども頼めます。
タスク管理の簡略化
既存のノートについて説明不要なため、「このページの内容の要点をまとめて」「やることを ToDo リストにして」などの指示で、管理を簡略化できます。
デイリースクラムなどでスプリントゴールへ何%進んでいるかなどを可視化してもらってもよいですね。
Mermaid 記法に対応した"図"を書いてもらえて、プレビューもできる
Notion では Mermaid 記法で図を書いてプレビューができ、それをそのまま AI に書いてもらうことが可能です。
これは ChatGPT などでは今の所できません。
シーケンス図などを AI に書いてもらったりするためにいちいちググる必要がなくなります。他にもいろいろな図に対応していますが、それらを個別に覚える必要がなく、AI に任せることができます。
このような指示から以下のような結果が得られます。
まとめ
Notion AI の独自性として以下の項目があります。
- Notion ワークスペース上で直接利用できるため、手軽でチームでの共同作業が容易
- 独自フォーマットに対応
- 文脈の説明が簡略化できる
また、エンジニア向けの活用方法としては、以下のようなものがあります。
- ページ内の文脈を理解するため、コードの指示が手間なくできます。
- ページ内の情報を使って要点や ToDo リストを簡単に作成できます。
- Mermaid 記法で図を作成し、プレビューも可能です。
Notion AI を使うことで、チームでの共同作業やタスク管理、図の作成などが効率的に行えますね。
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ということで普段から Notion をお使いのみなさま、ぜひ Notion をそのまま Web サイトにできる Wraptas をお試しいただけるとうれしいです。
採用情報
そしてエンジニアのみなさん NoCode サービスを触ってみるだけでなく、作ってみる側に興味はないでしょうか。
現在ペライチではエンジニアを募集しています。 ※Wraptas ではなくペライチの採用枠となります。
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以上です。読んでいただきありがとうございました。
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