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Ruby Silverに合格したので色々まとめてみた

ペライチ Tech blog

2023/05/09に公開

■ はじめに

こんにちは。株式会社ペライチの松元です。
先日Ruby技術者認定試験シルバーに合格したので、勉強方法や合格してみての所感などを書いていきたいと思います。
（正直、これ系の合格記事はすでにたくさんあり、n番煎じですがまだ僕は煎じてないのでw自分なりに書いていきたいなと思います！）

タイトルを見て「え、ペライチってPHPの会社じゃないの？」って思う方がいるかもしれません。
確かにペライチではPHP（CakePHP）をメインに開発していますが、実はいくつかのマイクロサービス化された機能があり、それらではバックエンドにRailsを使っています。

また、現在PHPで構築されたモノリスなリポジトリをRailsとNuxt.jsでマイクロサービスとして再構築する
ペライチモダナイゼーションプロジェクト（通称：モダナイ）が進行中で、今ペライチはPHPの会社からRubyの会社に生まれ変わろうとしています。
（モダナイについては今後誰かが詳細な記事を書いてもらえると思うので乞うご期待）

■ 取得しようと思った動機

上で書いた通りペライチでは今後Railsがメインのフレームワークになっていくことと、
個人的には業務でRubyのコードを書くようになってから約１年経ちますが、
今までなんとなくRubyを触ってきたので、このあたりで一度体系的にRubyの知識を身につけておきたいなと思ったのが理由です。

■ 勉強時間

トータルでは40時間ほど勉強したかなと思います。
実は2月頃から勉強し始めていて、本当であれば3月中にシルバーに合格したかったのですが、なかなか勉強時間が確保できずダラダラと勉強してしまいました。
仕事でRailsを書いている人であれば、普段からメソッドの使い方をググったりしてある程度の知識はあるはずなので、集中して勉強すれば1~2週間で取れると思います。

ちなみに、当日の点数は86点でした。
※100点満点で75点が合格ライン
90点は取れたかなと思っていたので、結果を見た時は微妙な気分でしたが、
過去問で見たことない問題がいくつかあったりしたので、まぁこんなものかといった感じです！

■ 勉強方法

過去問をひたすら回す、これに尽きると思います。
自分はとりあえずRuby技術者試験教本を買って頭から読んでいきましたが、
普段Railsを使っているので既知の内容が多かったのと
読むだけではなかなか頭に入ってこないため、やはり「過去問を解く」=>「間違ったところを見直す」を繰り返すのが一番の近道かなと思います。

使った過去問
ReX
- Ruby技術者試験の学習サービスで、無料で使えます（GitHubとの連携が必要）
- スマホでも問題が解けるので、空いてる時に少しだけ過去問を解きたい時などに重宝します
- 自分は少なくとも10回は解いたと思います。問題を解くたびに内容が2割入れ替わるのでマンネリ化しづらいです。
- 一部問題文が優しくなかったりするので（「複数選択しなさい」と書いてないのに答えが複数あった）解くときは注意。
Ruby技術者試験合格教本
- 演習問題30問、模擬試験50問の合計80問が巻末についています。
- 基礎的な内容がメインですが、教本の内容がそのまま本番に出題されたりすることがあるので、演習・模擬試験共に100点取れるまで解くのをおすすめします
GitHubに公開されている模擬試験
- レベル的には教本よりも少し優しいかなくらいです
- これも100点とれるまで繰り返すのが良さそうです
- 自分はこの模擬試験の存在を試験当日に知ったので、会場に向かう電車の中で急いで解きました

ただ、同じ問題を何度も解いていると、だんだん答えを覚えてしまうので
毎回問題に答えるのと同時にその答えになる理由を頭の中で説明するようにすると良いかなと思います。

あとは、答え合わせの時に正解以外の選択肢の実行結果をirbで実行してみたり、
リファレンスマニュアルでエイリアスメソッドが定義されていないかググってみたりすると
知識に奥行きが出てきて本番に強くなるかなと思います。

メソッドの仕様なんかは教本でもある程度網羅されていますが、１つ１つの説明が簡素なので、
毎回答え合わせの時にリファレンスマニュアルを参照するのがおすすめです。

■ 出題範囲

メソッドはString, Array, HashがメインであとはTime, Dir,File, IOなどがそれぞれ1~2問くらい出るといった感じです
- String, Array, Hashはエイリアスもセットで覚えておくのがマスト
File, Dir, IOは業務で使うことが少ないので、知識として定着するまでそこそこ時間がかかりました。。これも実際に動かしながら確認していくと覚えやすです
正規表現はシルバーだと凝った問題は出ないので、基礎の基礎だけ押さえておけば問題ないという印象です

あとはたまに少し意地悪な問題文があるので、引っかからないように問題文はちゃんと読みましょう！（当たり前ですが）

■ 最後に

ひとまずは合格できて一安心しました。シルバーの内容が実務でどこまで役に立つかどうかは、合格したばかりなのでなんとも言えないです。。
メソッドの問題なんかはどれだけ暗記できるかが肝なので、「これ多分そのうち忘れてググるんだろうなー」なんて思いつつ、
普段はコードを書くことがメインでこういう試験でもない限り、基礎を網羅的に勉強することはまずないので、身になったなと実感しています。

余談ですが、ペライチには資格補助制度があり、対象試験に合格すれば受験料が全額補助されます。
もちろんRuby技術者試験も対象ですが、まぁまぁ受験料がお高いので（税込16,500円）「落ちたら自腹」というのが良いプレッシャーになりましたw

引き続き勉強を続けて、次はゴールドに挑戦しようと思います！
読んでいただきありがとうございました。