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GitHubのアクティビティをふりかえるgh-furikで1年くらいふりかえるようになりました
この記事は🎅GMOペパボ エンジニア Advent Calendar 2025 - Adventar9日目の記事です。
昨日は「きのすけ」さんの 寝ている間にAIがコードを改善してくれる仕組みを作った でした。明日は「kesompochy」さんです。
はじめに
GMOペパボでは、以前からGitHub Enterprise Server上のアクティビティをふりかえるためにfurikというツールを利用していました。しかし、Ruby以外の言語を使うことが多くなり、ローカルにRubyをインストールしていない人も増えました。さらにGitHub CLIも登場したことから、extensionとしてfurikを移植したものがgh-furikです。
今回、GraphQL APIに対応したことで、これまでよりも過去のアクティビティを取得できるようになったので紹介します。
gh-furikとは
基本的な使い方は以下の通りです。
# インストール
gh extension install kenchan/gh-furik
# 昨日の活動を表示
gh furik
# 期間を指定
gh furik --from 2024-01-01 --to 2024-12-31
すると、以下のようなmarkdown形式でGitHub上のActivityが標準出力にでてきます。
$ gh furik
### kenchan/gh-furik
- [Issues](https://github.com/kenchan/gh-furik/issues/1): 1.0 Release
### pepabo/colormeshop-wp-plugin
- [IssueComment](https://github.com/pepabo/colormeshop-wp-plugin/pull/154#issuecomment-1100030256): Bump phpcompatibility/phpcompatibility-wp from 2.1.2 to 2.1.3
- [IssueComment](https://github.com/pepabo/colormeshop-wp-plugin/pull/154#issuecomment-1100030509): Bump phpcompatibility/phpcompatibility-wp from 2.1.2 to 2.1.3
- [PullRequestReview](https://github.com/pepabo/colormeshop-wp-plugin/pull/152#pullrequestreview-830114010): Bump squizlabs/php_codesniffer from 3.6.0 to 3.6.1
GraphQL API移行で1年間のふりかえりが可能に
最初はREST APIのEvents APIを使っていましたが、取得できる期間に制限があり、長期間のデータを取得できませんでした。
PR #6でGraphQL APIに移行したことで、以下が実現できました。
- 1年間のふりかえりに使えるデータ取得が可能
- PullRequestのレビューコメントとただのコメントを区別
これにより、月次、四半期、年間での振り返りも可能になりました。
実際の使い方
日常的には以下のような使い方をしています。
# デイリーで振り返り
gh furik
# 今週の活動
gh furik --from $(date -d 'last monday' +%Y-%m-%d)
# 今月の活動
gh furik --from $(date +%Y-%m-01)
# 今年の活動(1年間のふりかえり)
gh furik --from $(date +%Y-01-01)
GitHub Enterpriseにも対応しています。
gh furik --hostname ghe.example.com
まとめ
furikの思想を受け継ぎつつ、GitHub CLI拡張として作り直したgh-furik。GraphQL APIに対応したことで、日次から年次までさまざまな期間でのふりかえりが可能になりました。 ぜひ、お試しください。
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