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「man」コマンドでGoogleLessになる!!|今更解説するLinuxおすすめ攻略講座

2021/04/12に公開

manコマンドとは

linuxに用意されているデジタルマニュアル。Linuxの機能、ディレクトリやコマンドの説明、設定ファイルの記述の方法などが記載されています。Linuxのディストリビューションによって多少の違いはあるが、信頼度の高い情報源といえる。
manはManualの略

使い方

$ man <キーワード>

manコマンドを実行するとターミナル内にてページャで表示がされます。デフォルトのページャは多くの場合lessです。lessコマンドの操作方法がわからない場合はhを押すとマニュアルが出てきます。

セクション番号

マニュアルは内容の種類ごとにセクション番号が割り振られています。

セクション番号 内容 概要
1 ユーザーコマンド シェルを通じてユーザーが実行できるコマンド。
2 システムコール(カーネル関数) カーネルが処理する関数。readとかwrite
3 ライブラリコール(システム関数) printfとかlog
4 システム・デバイスファイル ----
5 ファイルフォーマット、ファイル変換 ----
6 ゲームとか ----
7 その他 マクロパッケージとか
8 システム管理用コマンドやデーモン root用コマンド

manコマンド実行時セクション番号を指定するとその種類のマニュアルが表示されます。逆にセクション番号を指定しないと、複数の場所に記述がある場合セクション番号が小さい方から優先して表示されます。指定の仕方は

$ man <セクション番号> <キーワード>

シェルコマンド(1)とライブラリ関数(3)にはprintfという同名キーワードが存在しています。この場合

$ man printf

とするとセクション番号1のシェルコマンドのprintfに関する記述が表示されます。
ライブラリ関数のprntfの解説を読みたい場合

$ man 3 printf

と入力します。
調べたいキーワードがどのセクション番号に登録があるかを調べるには-kオプションを使用します。

$ man -k <キーワード>

マニュアル全文から検索する場合-Kオプションを使用します。
検索結果が膨大となる場合grepを使用して絞り込みを行います。

$ man -k print | grep --color=auto file

--color=autoを使用するとマッチした部分に色付けをしてくれます。

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