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【マインクラフト教育版】 はじめてのプログラミング 1.3 絵を描(か)いてみよう(ピクセルアート)

2024/05/13に公開

はじめに

  • 目的(もくてき)
    • この記事(きじ)の目的(もくてき)は、マインクラフトビルダーを使ったプログラミングの方法を教えることです。
    • 小学生を対象(対象)にしています。
  • 実際(じっさい)にみんなで集(あつ)まって、読みながら進めるようにしています。
  • マインクラフト教育版を使います。

https://education.minecraft.net/ja-jp

バージョン

この記事を書いた時点でのマインクラフトのバージョンは以下のとおりです。

  • Microsoft MakeCode for Minecraftのバージョン: 1.7.28
  • Microsoft MakeCodeのバージョン: 9.2.8
  • Minecraftのバージョン: v1.20.12

この節でやること

  • この節では、ピクセルアートを使って絵を描(か)いてみます。

    • ピクセルアートとは、アイロンビーズのような絵のことです。
    • ビーズ1つをプログラミングでは1ピクセルと呼びます。

      ピクセルアートはアイロンビーズのような絵のこと
  • ピクセルアートを使って描(か)いた絵を、プログラムをつかっていろんなところに建(た)てます。

    ピクセルアートを建(た)てよう

進め方

  1. まずは、ピクセルアートを描(か)いてみます。
    1. はじめはかんたんなものにします。プログラミング中はピクセルアートのコードブロックを間違って消してしまうこともあるので、はじめにプログラムを作ります。
  2. 次に、ピクセルアートをワールドに配置するプログラムを書いてみます。
  3. それができたら、実際にワールドに行き、ピクセルアートを建てます。

準備(じゅんび)

ワールドを作る

新しいワールドを作りましょう。
今回は、フラットでなく無限(むげん)のワールドを作ってみます。
みんなが同じワールドを作ります(ワールドが同じなだけで、実際に世界にいるわけではありません)。
作ったワールドで、プログラムを試してみます。

  • クリエイティブ
  • 無限
  • シード値: 10
  • 座標を表示
  • 常に昼間
    このとき、シード値を必ず指定しましょう。指定せずワールド作成した場合、面倒ですが新しく作ってください。



シード:10で作った世界。同じシード値なら、同じワールドができる。シード値が変わるとワールドも変わる


マイクラの世界はサイコロで決まっている

かんたんなピクセルアートを置くプログラム

かんたんなピクセルアートを作ろう

まずは、ピクセルアートを描(か)いてみます。
大作(たいさく)を作っても、プログラミング中に間違って消してしまうと悲(かな)しいです。
はじめは、10秒くらいで描(か)けるピクセルアートにしましょう。

  1. コードビルダーの編集画面を開いて、サイドバーから拡張機能(かくちょうきのう)を選択する。

    拡張機能を選択する

  2. 拡張機能の中からmakecode-minecraft-pixel-artを選択する。

    makecode-minecraft-pixel-artを選択する

  3. コードビルダーの編集画面を開いて、サイドバー -> PIXEL ART -> ピクセルアートコードブロック(灰色の四角アイコン) の順に選択する。

    色の四角アイコンを選択する

  4. ピクセルアートコードブロックをクリックして、ピクセルアート描画画面(びょうががめん)を開く。

    ピクセルアートコードブロックをクリック

  5. ピクセルアート描画画面(びょうががめん)で、かんたんなピクセルアートを描(か)く。描(か)けたら完了ボタンを押(お)す。

    はじめは10秒で描(か)けるかんたんな図形を描(か)く。1時間かけて描(か)いた絵が消えたら悲しい

ピクセルアートを配置するプログラムを作ろう

  1. プレイヤー->チャットコマンドjumpを入力した時をクリックする

    チャットコマンドjumpを入力した時をクリック

  2. チャットコマンドの名前をartに変更する

    名前をartに変更する

  3. サイドバー -> PIXEL ART -> draw image at (~0,~0,~0) ... のコードブロックを選択する。

    draw image at (~0,~0,~0) ... のコードブロックを選択する

  4. draw image ...のコードブロックをartプログラムの中に配置する。

    drawコードブロックをartプログラムの中に配置

  5. さきほど作ったかんたんなピクセルアートコードブロックdraw image の直後に配置する。

    かんたんなピクセルアートコードブロックdraw image の直後に配置

  6. draw image at 以降の座標を(~1, ~1, ~1)にする。

    座標を(~1, ~1, ~1)にした

  7. ▷ボタンを押してコードビルダー画面を閉じる

  8. Tキーを押して、チャット画面を開く

  9. artと入力して、Enterキーを押す。artプログラムが実行される。

  10. プレイヤーの上に、作成したピクセルアートができているのを確認する。

    作成したピクセルアートができている

自分だけのピクセルアートを描いてみる

自分だけのピクセルアートを描いてみましょう。

  1. 新しくピクセルアートコードブロックを配置する。ピクセルアートコードブロックをクリックして、ピクセルアート描画画面(びょうががめん)を開く。

    ピクセルアートコードブロックをクリック

  2. 自由に絵を描く。

    これは犬です。

  3. 絵を描いたピクセルアートコードブロックdraw image の直後に配置する。

    ピクセルアートコードブロックを置いた

村に出現するピクセルアート像(ぞう)

村に行き、村のシンボルとしてピクセルアートを建てましょう。

  1. 座標: (160, 90, 160)付近に移動する。村があるのを確認する。(自分で探してもいいです。どの村でもいいです。)

    村を見つけよう

  2. 自分だけのピクセルアートを配置してみる。例えば、屋根の付近でartプログラムを実行する。

    屋根の端(はし)でプログラムを実行

  3. ピクセルアートが建てられているのを確認する。

    自分の位置からどこに向かってピクセルアートができているか注意してみてみよう

ピクセルアートを分厚くする

1ブロックの厚(あつ)みのシンボルでは、物足りない感じがします。
ピクセルアートを分厚(ぶあつ)くできないでしょうか?
こんなとき、forループを使って分厚(ぶあつ)くすることができます。

  1. サイドバー -> ループ -> 変数 カウンター を 0〜4 に変えてくりかえすを選択

    forループを選択

  2. artプログラムの中に配置する

    forループをプログラムの中へ

  3. draw image at 以降の座標について、奥行き(3番目の数値)にカウンター変数を配置する(forループのカウンターをドラッグ&ドロップ)

    行き(3番目の数値)にカウンター変数を配置した

  4. artプログラムを実行する

    分厚(ぶあつ)いピクセルアートができた

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