【マインクラフト教育版】 はじめてのプログラミング 1.3 絵を描(か)いてみよう(ピクセルアート)
はじめに
- 目的(もくてき)
- この記事(きじ)の目的(もくてき)は、マインクラフトビルダーを使ったプログラミングの方法を教えることです。
- 小学生を対象(対象)にしています。
- 実際(じっさい)にみんなで集(あつ)まって、読みながら進めるようにしています。
- マインクラフト教育版を使います。
バージョン
この記事を書いた時点でのマインクラフトのバージョンは以下のとおりです。
- Microsoft MakeCode for Minecraftのバージョン: 1.7.28
- Microsoft MakeCodeのバージョン: 9.2.8
- Minecraftのバージョン: v1.20.12
この節でやること
-
この節では、
ピクセルアート
を使って絵を描(か)いてみます。-
ピクセルアート
とは、アイロンビーズのような絵のことです。 -
ビーズ
1つをプログラミングでは1ピクセル
と呼びます。
ピクセルアートはアイロンビーズのような絵のこと
-
-
ピクセルアート
を使って描(か)いた絵を、プログラムをつかっていろんなところに建(た)てます。
ピクセルアートを建(た)てよう
進め方
- まずは、ピクセルアートを描(か)いてみます。
- はじめはかんたんなものにします。プログラミング中はピクセルアートのコードブロックを間違って消してしまうこともあるので、はじめにプログラムを作ります。
- 次に、ピクセルアートをワールドに配置するプログラムを書いてみます。
- それができたら、実際にワールドに行き、ピクセルアートを建てます。
準備
ワールドを作る
新しいワールドを作りましょう。
今回は、フラット
でなく無限
(むげん)のワールドを作ってみます。
みんなが同じワールドを作ります(ワールドが同じなだけで、実際に世界にいるわけではありません)。
作ったワールドで、プログラムを試してみます。
- クリエイティブ
- 無限
- シード値: 10
- 座標を表示
- 常に昼間
このとき、シード値を必ず指定しましょう。指定せずワールド作成した場合、面倒ですが新しく作ってください。
シード:10
で作った世界。同じシード値なら、同じワールドができる。シード値が変わるとワールドも変わる
マイクラの世界はサイコロで決まっている
かんたんなピクセルアートを置くプログラム
かんたんなピクセルアートを作ろう
まずは、ピクセルアートを描(か)いてみます。
大作(たいさく)を作っても、プログラミング中に間違って消してしまうと悲(かな)しいです。
はじめは、10秒くらいで描(か)けるピクセルアートにしましょう。
-
コードビルダーの編集画面を開いて、サイドバーから
拡張機能
(かくちょうきのう)を選択する。
拡張機能を選択する -
拡張機能の中から
makecode-minecraft-pixel-art
を選択する。
makecode-minecraft-pixel-art
を選択する -
コードビルダーの編集画面を開いて、サイドバー ->
PIXEL ART
->ピクセルアートコードブロック
(灰色の四角アイコン) の順に選択する。
色の四角アイコンを選択する -
ピクセルアートコードブロック
をクリックして、ピクセルアート描画画面(びょうががめん)を開く。
ピクセルアートコードブロック
をクリック -
ピクセルアート描画画面(びょうががめん)で、かんたんなピクセルアートを描(か)く。描(か)けたら完了ボタンを押(お)す。
はじめは10秒で描(か)けるかんたんな図形を描(か)く。1時間かけて描(か)いた絵が消えたら悲しい
ピクセルアートを配置するプログラムを作ろう
-
プレイヤー
->チャットコマンドjumpを入力した時
をクリックする
チャットコマンドjumpを入力した時
をクリック -
チャットコマンドの名前を
art
に変更する
名前をart
に変更する -
サイドバー ->
PIXEL ART
->draw image at (~0,~0,~0) ...
のコードブロックを選択する。
draw image at (~0,~0,~0) ...
のコードブロックを選択する -
draw image ...
のコードブロックをartプログラムの中に配置する。
drawコードブロックをartプログラムの中に配置 -
さきほど作った
かんたんなピクセルアート
のコードブロック
をdraw image
の直後に配置する。
かんたんなピクセルアート
のコードブロック
をdraw image
の直後に配置 -
draw image at
以降の座標を(~1, ~1, ~1)
にする。
座標を(~1, ~1, ~1)
にした -
▷ボタンを押してコードビルダー画面を閉じる
-
T
キーを押して、チャット画面を開く -
art
と入力して、Enter
キーを押す。art
プログラムが実行される。 -
プレイヤーの上に、作成したピクセルアートができているのを確認する。
作成したピクセルアートができている
自分だけのピクセルアートを描いてみる
自分だけのピクセルアートを描いてみましょう。
-
新しく
ピクセルアートコードブロック
を配置する。ピクセルアートコードブロック
をクリックして、ピクセルアート描画画面(びょうががめん)を開く。
ピクセルアートコードブロック
をクリック -
自由に絵を描く。
これは犬です。 -
絵を描いた
ピクセルアートコードブロック
をdraw image
の直後に配置する。
ピクセルアートコードブロック
を置いた
村に出現するピクセルアート像(ぞう)
村に行き、村のシンボルとしてピクセルアートを建てましょう。
-
座標:
(160, 90, 160)
付近に移動する。村があるのを確認する。(自分で探してもいいです。どの村でもいいです。)
村を見つけよう -
自分だけのピクセルアートを配置してみる。例えば、屋根の付近で
art
プログラムを実行する。
屋根の端(はし)でプログラムを実行 -
ピクセルアートが建てられているのを確認する。
自分の位置からどこに向かってピクセルアートができているか注意してみてみよう
ピクセルアートを分厚くする
1ブロックの厚(あつ)みのシンボルでは、物足りない感じがします。
ピクセルアートを分厚(ぶあつ)くできないでしょうか?
こんなとき、forループを使って分厚(ぶあつ)くすることができます。
-
サイドバー -> ループ ->
変数 カウンター を 0〜4 に変えてくりかえす
を選択
forループを選択 -
art
プログラムの中に配置する
forループをプログラムの中へ -
draw image at
以降の座標について、奥行き(3番目の数値)にカウンター
変数を配置する(forループのカウンター
をドラッグ&ドロップ)
行き(3番目の数値)にカウンター
変数を配置した -
art
プログラムを実行する
分厚(ぶあつ)いピクセルアートができた
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